ウリパパの日記

自由気ままに・・・

フェルメールからのラブレター展

2012-01-19 22:17:11 | 展覧会
久しぶりに雨が降ってきました。12/9以来ほぼ1ヶ月ぶりのお湿りですが、予報によると未明から雪になるとか。まだ気温は高めです。今日は都心方面まで出かける用事があり、帰りに東急Bunkamuraで開催されている「フェルメールからのラブレター展」を見てきました。平日夜ということもあり、ゆったりと鑑賞できます。

17世紀のオランダ絵画が40点あまり世界各地から集められ、
  1)人々のやりとり(しぐさ、視線、表情)、
  2)家族の絆、家族の空間
  3)手紙を通したコミュニケーション
  4)職業上の、あるいは学術的コミュニケーション
の4部から構成されています。


手紙のコミュニケーションのコーナーにフェルメールの3点の作品が展示されています。《手紙を書く女》はワシントンナショナルギャラリーの所蔵品です。実は2003年の年末に学会でワシントンを訪れた際に空き時間を見つけてナショナルギャラリーを見学したのですが、16~17世紀のオランダ、フランドルの部屋が改装中でフェルメールの作品達を見られなかったのです。手紙を書く女はその1作品です。こちらを見つめている若い女性はラブレターを書いているのでしょうか。

次は《手紙を読む青衣の女》。アムステルダム国立博物館からやってきました。修復後世界初公開だそうです。ごくありふれた日常の姿がとても印象的に描かれています。話題の青い衣装ですが、説明によると”当時としても大変貴重なラピスラズリを砕いた顔料ウルトラマリンの青の輝きが、フェルメールのこだわった当時の光と色彩の世界とともに、長い時を経て蘇り・・・私達の前に姿をあらわします”

最後は《手紙を書く女と召使い》。アイルランドのナショナルギャラリー所蔵品です。窓から差し込む光、紅色のタピスリーと市松模様の床タイルが淡い色調の中で印象的ですが、何か言いたげな表情の召使い、「モーセの発見」の画中画、床に投げ捨てらた?紙片など、他の2点と異なり何やら謎めいた作品ですね。

フェルメール以外では、ヤン・ステーンの≪生徒のお仕置きをする教師≫が面白かった。子供達の表情がいいですね。

ピーテル・デ・ホーホの、女と子供を題材にして中庭と室内を描いた2作品も素朴で印象に残っています。それと対照的で面白かったのはアンドリース・ファン・ボホーフェンの描いた≪テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族≫。カンバスいっぱいに顔、顔、顔。遠くからでも目立ちます。家族の絆が感じられる作品でした。

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