東京都山岳連盟の総会に出席してきました。山の雑誌が増えているのに、なぜ山岳会は盛り上がらないのか?その答えは簡単。山は組織に入らなくても個人で自由に登れる。山岳会という縛りがない単独や、気のあった仲間同士という弛いグループが好まれるから。そういった環境のなか、都岳連の存在意義って何なのか?みんな一生懸命考えて、講習会を企画したり、保険を考えたり、救助隊を組織したりしているけど、登山者個々にはなかなか伝わらない。都岳連のような組織が一番やらなくてはならない事は「登山文化の熟成」じゃないのか?と思う。日本の社会で登山という文化を、より価値の高いものとして認めてもらうための働きが求められているんじゃないかと思うのです。
内向きの組織はお友だちの集まりになってしまう。魅力がない。内側を大切にしながらも、視点は外に向かわなければ衰退するばかりだ。
理事の選挙もあったので、今後に期待しています。
ただし、意見を述べるなら、ちゃんと総会に出ていうべきですね。まずは関心をもって望まないとだめです。