3月11日。月稜会の会山行で、八ヶ岳赤岳ショルダーリッヂ左ルートに行ってきました。
メンバーは私とリーダー見習い中のぼくりん、冬期バリエーションデビューの消防士の3人。私もこのルートは初めてでしたが、今まで登った八ヶ岳のアルパインクライミングルートの24本中、もっとも楽しいルートでした。
会山行なので、他にも硫黄岳往復チーム、硫黄岳から横岳縦走チーム、石尊稜チーム、赤岳主稜チームと、全5チームでした。
美濃戸(7:10)~行者小屋(8:50)~取り付き(10:00)~ショルダー終了(14:15)~赤岳山頂(15:00)*主稜組を待つ~地蔵尾根~赤岳鉱泉(16:30)~美濃戸(17:30) *はっきりとは覚えてないけど、だいたいこのくらい。
文三郎道から赤岳沢に下り、トラバースしてショルダーリッヂに取り付きます。
板状雪崩に気をつけながらトラバースし、雪壁を登り、尾根に出ます。
このルートはⅢ級からⅣ級くらいの岩場が5ピッチ程続き、非常に楽しい。
今回は私がオールリードでしたが、プロテクションをしっかりとれるクライマーならリードが楽しめるでしょう。
ハーケン1枚と岩角を使ってビレー点を作ります。
冬期バリエーションデビューの消防士も余裕で登ってきます。
後で聞いたら「一生懸命で、楽しかったのか辛かったのかわからない」と言っていましたが。
無事登り終えました。
ぼくりんと消防士です。
あまり登る人がいないようですが、フェース、岩稜、雪のナイフリッヂ、雪壁など、様々な要素が詰まった、内容の濃いルートでした。
クライミンググレード自体はⅣ級までですが、様々な技術と判断を要求される好ルートです。