神奈川県小田原市北東部、JR御殿場線下曽我駅周辺に食用の梅の産地であり観梅の名所でもある「曽我梅林」が広がっている。「曽我梅林」は「別所」、「原」、「中川原」の3つの梅林の総称である。栽培面積は100ha、約250軒の生産農家によって主に白梅を中心に約35,000本が栽培・植栽されておりそのスケールは広大で今や「曽我梅林」は水戸市の「偕楽園」、越生町の「越生梅林」並んで関東三大梅林に数えられている。例年だと今の時期2月上旬〜3月上旬まで春の風物詩として「小田原梅まつり」が開催されているははずだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止、緊急事態宣言下にあり残念ながら中止が決定された。折角収穫前咲き誇る見頃となった梅花を見てもらいたいと代替プログラムとして「令和2年度小田原梅さんぽ」が開催されることとなった。曽我梅林の大半が「十郎」、「白加賀」、「南高」、「杉田」などの白梅であるが、ところどこらの紅梅もありそのコントラストが美しい。また案内本部、八幡社の周囲には鑑賞用なのか「しだれ紅梅」のエリアがあり文字通り地面に着きそうなくらいしだれてひときわ美しい。毎年開催される梅まつり期間には100万人の鑑賞、観光客で大賑わいとなる。しかし今日は広い梅林に全体で百人ほどまばらで少ない。可憐さ、高貴さをもつ「梅花」、甘い「梅香」に春を満喫し、梅林から見える頂に雪を纏った「富士山」の雄姿も見逃せない。(2102)
曽我梅林全体の画像☜
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