うだるような暑さが続く晴天の昨日(8/2)土曜日、磯部頭首工上流(磯部郷土民俗資料館側)で「第30回帆掛け船復元実演会」が行われた。昭和初期まではここ相模川でも船を使って平塚辺りまで物資を運んでいたという。主要な物流の手段であった帆掛け船、昭和58年に明治頃に使われていた帆が発見されたのを契機に1/3の大きさに復元し、昭和61年(1985年)からこの実演会が開催されるようになった。昨年は帆の支柱が折れるアクシデントがあったが、今年は開会式のあと10回くらい帆掛け船と下流へ伴走しいよいよ帆を立て帆にいっぱいの風を受け上流へ遡る。周りの緑の草木、遠くに雄大な丹沢を望み相模川の穏やかな流れ乗って進むさまは昔を彷彿とさせタイムスリップしたかのような風情ある光景だ。いつまでも残しておきたいここ磯部の貴重な郷土文化を懐かしみに数百人が集まった。この実演会は今月あと２回(8/9と8/23)行われる。(1508)
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