大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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米当局がユニバーサル会長を聴取へ、フィリピン資金疑惑めぐり

2012年11月30日 18時33分02秒 | 注目すべき話題
ユニバーサルエンターテインメントの関連会社からフィリピンのカジノ当局首脳の側近に資金が流れていた問題で、米カジノ規制当局が岡田和生会長の聴取に向けて動いていることが、ロイターの取材で明らかになった。これまでのロイターの取材で、フィリピン側に渡った資金の総額は4000万ドルに上ることが分かっているが、このほどマニラで開かれた議会の公聴会で、ユニバーサルは1000万ドルが同社に返還されていたことを認めた。側近側に送金された金額は3000万ドルになり、米カジノ規制当局はこの資金の流れに関心を寄せている。

米国のカジノ事業を監督するネバダ州カジノ規制委員会(NGB)は今年8月までに調査を始めた。NGBのA.G.バーネット委員長はロイターの取材に対し「調査は今も続けている。真っ最中だ」と話した。バーネット委員長は今後の調査予定などに言及しなかったものの、事情に詳しい複数の関係者によると、NGBは、ユニバーサルの岡田会長を参考人として呼び、事情聴取をする見込みだという。聴取は3人の委員が非公開で行い、正式な審理を行うかどうか決める。関係者によると、これまでのところユニバーサルは調査に協力的。「(岡田氏が)どんな説明をするのか興味深い」と、関係者は話す。

ロイターの取材によると、フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)のヘニュイーノ会長(当時)の側近で、公社のコンサルタントを務めていたロドルフォ・ソリアーノ氏に流れたのは総額4000万ドル。ユニバーサルの米国子会社アルゼUSAからユニバーサル社員名義の香港企業「フューチャー・フォーチュン」を経由し、3500万ドルがタックスヘイブン(租税回避地)として有名な英領バージン諸島に登記され、ソリアーノ氏が経営する会社「スービック・レジャー・マネジメント」に支払われた。残りの500万ドルは香港に登記され、同じくソリアーノ氏が経営する会社「ピープルズ・テクノロジー」に送られている。NGBは、スービック社に送金された資金に特に関心を寄せているという。4000万ドルのうち1000万ドルは会計的な理由からすぐにユニバーサルに還流したため、ソリアーノ氏には3000万ドルが渡ったことになる。同氏が受け取った資金の使途は明らかになっていない。

資金が流れた2010年前半は、マニラ湾沿岸で計画していた巨大カジノをめぐり、ユニバーサルがフィリピン政府に税の減免や外資規制の緩和を要望していた時期と重なる。ソリアーノ氏は、フィリピンの政官財の各界に人脈を持ち、フィリピンのアロヨ前大統領の夫と関係が深かった。PAGCOR会長とも親しく、同氏の「私設秘書」としても知られていた。複数の関係者によると、ユニバーサルが同氏に支払った資金は、社内の会議で、カジノ実現に向けた問題を解決する「成功報酬」と説明されていた。税の減免により、プロジェクトの利益率が向上することに加え、100%持分によって利益の総取りを期待していた、と関係者は話している。

@これでまたフィリピンに生息する巨大人食いワニがガンガン肥え太るんでしょうね。怖い怖い。