大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

トルコ 初の国産ステルス戦闘機「TFX」タキシング試験開始

2023年03月24日 12時12分07秒 | トルコ

TFX

トルコ国防産業庁のイスマイル・デミル長官は2023年3月23日、自身の公式ツイッターにおいて、同国が独自に開発した戦闘機「TFX」が、初のタキシングテスト(滑走試験)に成功したことを明らかにしました。
TFXは、TAI(トルコ航空宇宙産業)が中心となって開発中のジェット機で、TAIではアメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」、ロシアのT-50などと同じ、いわゆる第5世代戦闘機に分類しています。
機体サイズは全長21m(69フィート)、翼幅14m(46フィート)、全高6m(20フィート)。出力2万9000ポンドのジェットエンジンを2基搭載し、最高速度はマッハ1.8(高度約1万2000m)、実用上昇限度は約1万8400mを計画しているそうです。
今回のタキシングテスト成功に伴い、イスマイル・デミル長官は「エンジニアの皆さん、おつかれさまでした。これは私たちの誇りです」とツイッターに記しています。
なお、TAIでは2023年中のTFX初飛行を目指してプロジェクトを進めています。

@どちらかと言うと地震の復興の方が心配ですが、いい技術を持っていますね。


トルコ 新型 Bayraktar Kızılelma バイラクタル・クズルエルマ 初飛行!

2022年12月16日 21時06分15秒 | トルコ

Bayraktar Kızılelma バイラクタル・クズルエルマ (キジエルマ)

「バイラクタル・クズルエルマ」は全長14.7m、翼幅10m、全高3.3m、最大離陸重量は6000kgという大型のUAV(無人航空機)です。
機体は主翼の前方に小翼(カナード)を備えた「カナードデルタ翼」と呼ばれる形状で、エンジンは1基、垂直尾翼は2枚あります。
性能は最大速度1100km/h(マッハ0.9)、巡航速度750km/h(マッハ0.6)、戦闘行動半径930km(機内燃料のみ)、滞空時間5~6時間、実用上昇限度1万4000m(約4万5000フィート)、運用高度1万1000m(約3万5000フィート)。搭載量は1500kgで、AESA(アクティブフェイズド・アレイ)レーダーを搭載するとのこと。
なお、バイカル・テクノロジーズの公式ウェブサイトでは、短滑走路空母での離着陸も可能と説明しているため、将来的には艦載機として運用されるかもしれません。

@クズルエルマと呼んでいる記事が多いです。カナードは別としても、無人・ステルス・AESA・艦載可能と言う事で、一つ先の世代を背負ってますね。


トルコ 新型 Bayraktar Kızılelma バイラクタル・クズルエルマ ステルス無人機!

2022年11月26日 17時37分32秒 | トルコ

Baykar Bayraktar Kızılelma バイラクタル クズルエルマ(キジエルマ)

トルコのUAS(無人航空機システム)メーカー、バイカル・テクノロジーズは2022年11月21日、開発中の無人戦闘機「バイラクタル・クズルエルマ」が初の自動タキシングと滑走テストに成功したと発表しました。
「バイラクタル」はロシアによるウクライナ侵攻で一躍、知られるようになったトルコ製のUAV(無人航空機)です。ただ、今回披露された「バイラクタル・クズルエルマ(キジエルマ)」は従来の「バイラクタル」シリーズとは形状を一新しており、レーダーに映りにくいステルス性を有しているのが特徴です。
機体サイズは全長14.7m、翼幅10m、全高3.3m、最大離陸重量は6000kgと大型で、外観デザインは主翼の前方に小翼(カナード)を備えた「カナードデルタ翼」と呼ばれる形状をしており、エンジンは1基、垂直尾翼は2枚あります。
性能は最大速度1100km/h(マッハ0.9)、巡航速度750km/h(マッハ0.6)、戦闘行動半径930km(機内燃料のみ)、滞空時間5~6時間、実用上昇限度1万4000m(約4万5000フィート)、運用高度1万1000m(約3万5000フィート)。搭載量は1500kgで、AESA(アクティブフェイズド・アレイ)レーダーを搭載するとしており、初飛行は2023年初頭を予定しているそう。
なお、バイカル・テクノロジーズの公式ウェブサイトでは、短滑走路空母での離着陸も可能と説明しているため、将来的には艦載機として運用されるかもしれません。

@我が国はと言うと、こうした無人機を迎撃するコンパクトな地対空ミサイル(近SAM)を陸自が装備していないので、今から開発して実戦配備が2029年だと言います。愛国的国民をばかにするな!
いつも思うが、国民の生命財産に直接関わる国防に関わるものの開発を10年単位でやるとは不届き千万。無用な生活保護や学費の無償化削ってでも秒単位でやるべきだ。
そして、その前にシナの手先の公明党と袂を分つべきで、国民と維新と連立を組んでもっと風通しをよくしろ。


エルドアンが、北欧2カ国のNATO加盟を認めた裏事情!

2022年07月01日 11時37分23秒 | トルコ

F-16V 近代化改修型 Block 70/72
AN/APG-83 AESAレーダーの装備やコックピット・アビオニクスのアップグレードによって、F-16E/Fと同等の能力を得るとされる。また、F-16Aなどの初期型からの改修も可能とされ、F-22やF-35といった5世代戦闘機との相互運用性も優れているとしている。他にも、自動地上衝突回避装置(Auto GCAS)の搭載やJHMCS IIへの対応が行われ、機体フレームの強化によって耐用飛行時間が12,000時間となる

@狡猾エルドアンは、ロシアからはS-400を引っ張り、米国からはF-35Aを購入しようと企んだが、その目論見はあえなく失速。で、今回バイデンは、その代わりに以前から要望のあったF-16C/D(既存で80機保有)の最新版へのアップグレイドを約束した。
所謂Block 70/72=F-16Vだ。台湾が現在66機保有している最新バージョン。(単座56複座10機)。と言う事で一転、加盟を認めた。

エルドアン同意 スウェーデンとフィンランドのNATO加盟

2022年06月29日 10時53分08秒 | トルコ
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は28日、スウェーデンとフィンランドのNATOへの加盟が認められる見通しとなったと発表した。両国の加盟に難色を示していたトルコのエルドアン大統領が同日、スウェーデンのアンデション首相とフィンランドのニーニスト大統領とマドリードで会談。トルコの懸念に両国が対応することを記した覚書を交わしたことで、加盟を容認した。

@エルドアン、プーチンを裏切ってよく認めたね。我が国をはじめ、核武装できない国は、一国で国を守るのではなく、核を持った国の核の傘に入って集団で安全保障を図るというのが支流の時代。参院選でも弱小政党が自主防衛を唱えているが、気持ちは分かるけど核武装しない限り無理な話。で、現実、原発すらまともに稼働できない国が、核武装なんて夢のまた夢物語。


Bayraktar  TB-2搭載  MAM-L誘導爆弾

2022年05月30日 22時44分16秒 | トルコ



MAM-Lミニインテリジェント弾薬 MAM(MiniAkıllıMühimmat、Smart Micro Munition)

バイラクタル TB2は、主翼下の4ヶ所のハードポイントに合計150kgのミサイルや誘導爆弾、ロケット弾で武装することができ、TAI/アグスタウェストランド T129 ATAKにも武装できるUMTASは射程8kmの対戦車ミサイルでバイラクタル TB2に搭載した場合、高度16000フィートからの攻撃もできる。レーザー誘導爆弾であるMAMは滑空爆弾であり、C型は射程8km、L型は射程が8km~14kmとなっている。T型は重さが94kgとなり1発しか装備できないが射程は30km~80kmとなり、中距離対空兵器からのアウトレンジ攻撃も可能になっている。その他にもレーザー誘導ロケット弾であるRoketsan Cirit等を装備することができる。
技術仕様
直径 160mm
長さ 1メートル
重量 22 kg
範囲 8 km(オプションの慣性ナビゲーションシステム/グローバルポジショニングシステム機能を使用して14 km)
シーカータイトル セミアクティブレーザーシーカー
弾頭タイプ 反応性装甲に対するタンデム
高爆発性粒子効果
熱圧
プラグタイプ インパクト アプローチ
プラットフォーム UAV

@アゼルバイジャンとアルメニア紛争の時にも紹介しましたが、こうした動画は初めてです。開発したトルコでも、レーザー誘導弾が命中すると喜んでいたんですね。


トルコ 新防空システム HISAR SİPER

2022年01月09日 16時24分02秒 | トルコ

短距離HİSAR-A 15km、中距離HİSAR-O 25km、長距離HİSAR-U 100km、150 km以上の防空システムSİPER(2023年配備)で構成されています。HİSAR-AとHİSAR-Oのミサイルシーカーは赤外線ホーミングです。
仕様
弾頭 高爆発性フラグメンテーション弾頭
爆轟
衝撃と近接 信管
マッハ 3 =1 020.87 m / sで飛んでくるミサイルは、10秒で10キロ、15秒で15キロ飛んできます。25秒が勝負です。

@S-400とパトリオットに置き換わる防空システムといっています。トルコには、見かけによらず優秀な頭脳が揃っていますね。


toruko

トルコ 主翼が折り畳めるバイラクタルTB3で強襲揚陸艦を空母に変身させる!

2021年12月08日 09時24分43秒 | トルコ

Bayraktar TB3
トルコ海軍初の強襲揚陸艦「アナドル」は回転翼機のみの運用しか予定していなかったためスペイン海軍向けに建造された強襲揚陸艦「フアン・カルロス1世」の設計を一部変更(スキージャンプ台の削除)して建造するつもりだったのだが、トルコ海軍は2015年にF-35B調達を決定してアナドルもスキージャンプ台を備えた設計に変更したのにロシア製防空システム「S-400」を導入したためF-35プログラムから追放されF-35Bが入手できなくなってしまった。
そこでトルコはアナドルに無人航空機を搭載して活用すると噂されていたが、遂にトルコの防衛産業企業Baykar社でゼネラルマネージャーを務めるハルク・バイラクタル氏が「アナドルへの着艦に耐えられる新しい無人戦闘機(UCAV)を1年以内に開発する」と明かして注目を集めている。
さらにトルコ国防省調達部門のイスマイル・デミール氏も「Baykar社はアナドルを無人機の空母に変身させるため複数の無人航空機開発に取り組んでおり、少なくとも10機の武装した無人航空機が1つの作戦に同時投入できアナドルにはUAVの管制能力が統合される。このプロジェクトが完了すればアナドルは主翼の折りたたみに対応した新型のバイラクタルTB3を30機~50機運用することができる」と語るなど興味深い点に幾つも言及した。

@変幻自在、トルコのお家芸。但し、スピードの遅いUCAVは、航空優勢、海上優勢下でなければ機能しないと思います。


トルコ Bayraktar Akıncı 双発ドローン!

2021年09月17日 10時06分04秒 | トルコ

BayraktarAkıncı [BayraktarAkıncı]は、トルコのテクノロジー企業Baykarによって製造されている高高度長寿命(HALE)無人戦闘機(UCAV)。最初の3部隊は、2021年8月29日にトルコ軍に就役。
アビオニクスとレーダー
Akinciドローンには、固有のアクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダー、SAR / GMTIレーダー、監視システム、電子戦、信号インテリジェンススイート(SIGINT)、SATCOMが装備されており、AkinciをUCAVおよびISTAR +にすることができる。
パフォーマンス
最高速度: 361 km / h(224 mph、195 kn)
巡航速度: 240 km / h(150 mph、130 kn)
範囲: 7,500 km(4,700 mi、4,000 nmi)最新のテストで7507キロメートル走行しました。
耐久性: 25時間
上昇限度: 12,192 m(40,000フィート)
運用高度= 9,100 m(30,000フィート)
武装
ハードポイント: 8つの組み合わせを実行するための規定:
ミサイル:
CIRIT
L-UMTAS ASM
Gökdoğan BVR AAM
ボズドアン AAM
Akdoğan AAM
グーカン AAM
SOMALCM
TUBITAK-SAGEBOZOKレーザー誘導ロケット
TUBITAK-SAGEKUZGUN-TJ ターボジェットエンジンによる 空対地ミサイル
TUBITAK-SAGEKUZGUN-KY 固体燃料ロケットを動力源とする 空対地ミサイル
AKBABA空 対地対レーダーミサイル(ARM)
爆弾:
Teber-81(Mark 81爆弾(ROKETSANレーザーガイダンスキット付き))
HGK-82(TUBITAK-SAGE精密ガイダンスキット付きマーク82爆弾)
Teber-82(Mark 82爆弾(ROKETSANレーザーガイダンスキット付き))
HGK-83(TUBITAK-SAGE精密ガイダンスキット付きマーク83爆弾
HGK-84(TUBITAK-SAGE精密ガイダンスキット付きマーク84爆弾)
TÜBİTAK-SAGE TOGANは、空気-表面打ち上げ81ミリメートルモルタル弾頭
TUBITAK-SAGEKUZGUN-SS 滑空爆弾
アセルサンミニチュア爆弾(MB)
SARB-83バンカーバスター
NEB-84バンカーバスター

@こんなのを造らせたら最高です。天井知らず。


トルコ LGBTQ+デモ取り締まり!

2021年06月28日 01時28分34秒 | トルコ
トルコの機動隊は、社会的に保守的な地中海国家でのLGBTQ活動の取り締まりの中で、イスタンブールで禁止されたプライド行進に参加したデモ参加者を解散させるために群衆統制軍隊を配備しました。
参考:LGBTがレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーそれぞれの頭文字をとっているように、「Q」も「クエスチョニング」「クィア」という2つの言葉の頭文字をとっています。クエスチョニングとは、自身の性自認(自分の性を何と考えるか)や性的指向(どんな性を好きになるか)が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティを指します。

@素晴らしい、公権力。世界中が、反LGBTQ+で統一される事を願う。気持ち悪いこういう種族は、ひっそり生きてりゃいいんだよ。


トルコ 対艦ミサイル”ATMACA”最終試験に合格!

2021年06月20日 09時45分05秒 | トルコ

ATMACA(Accipiter)は、トルコのミサイルメーカーであるROKETSANによって開発された、全天候型、長距離、精密攻撃、対艦 巡航ミサイル。 外国製対艦ミサイルを順次国産に切り替えて行くそうです。以前にもここで紹介しています。
最大速度 マッハ0.85-0.90
誘導システム INS / GPS + RA + DL
ミサイルは、全地球測位システム(GPS)、慣性航法システム、気圧高度計、レーダー高度計を使用してターゲットに向かってナビゲートし、アクティブなレーダーシーカーがターゲットを高精度で特定します。射程が200km(120 mi)を超えるこの誘導ミサイルは、爆発性の高い破砕弾頭があるため、視線の向こう側に位置するターゲットに大きな脅威をもたらします。その最新のデータリンクにより、ATMACAは、3Dミッション計画、ターゲットの更新、ミッションの再攻撃および終了を行うことができます。ミサイルは、ターゲットに近づくと超シースキマーになります。
トルコは金曜日に、自家製のAtmaca長距離対艦ミサイルの最後のテスト発射を実施し合格しました。

@注:シースキマーとは、目標に接近する際に超低空飛行(シースキミング)を行う対艦ミサイルの動作を言います。唯、超低空で突っ込んでくるミサイルは、防空レーダーでは捕捉しにくいですが、CIWSや近接防空ミサイルの射撃管制レーダーには捕捉されやすいので、やはり真上から攻撃する方が命中確率は高くなると思います。
螺旋軌道で目標めがけて突っ込む事でCIWSを交わす工夫もなされていますけど、亜音速ですから・・・


ウクライナ トルコ製対空砲ACV-30 KORKUT配備!

2021年06月19日 16時28分30秒 | トルコ

ACV-30 KORKUT
ザ・ コルカットは、アセルサンが開発したトルコの全天候型35 mm自走式対空砲(SPAAG)です。老朽化した米国製のM42A1ダスターシステムに置き換わるように設計された各コルカットシステムは、1つの指揮統制車両で3台の兵器プラットフォームをコントロールします。各兵器プラットフォームは、MKEKのライセンスに基づいて製造された2×35mmのエリコンKDC-02砲を2門搭載しています。各兵器システムは、最大4kmの範囲で最大1,100発/分を発射できます。指揮統制車両の有効レーダー範囲は70kmです。Korkutプロジェクトで設計された兵器システムビークルとコマンドアンドコントロールビークルの構成は、完全に水陸両用です。

@第二次リビア内戦では、国連が承認した国民合意政府の要請によりトルコによってミティガ空港に配備されています。


トルコ軍 Exercise Steadfast Defender 2021

2021年05月30日 10時45分33秒 | トルコ
トルコ陸軍SPH大隊の兵士は、AK40-GLボンバタールとヴランの車両を使用し、ルーマニアの戦車とIAR 330ヘリコプターの助けを借りて、実弾射撃演習を行います。スペインのブリラット旅団の兵士は、フィールドで市街戦訓練を実施しました。

@トルコは人口の9割がスンニ派のムスリムである。しかし1923年に今のトルコ共和国ができてから、国家としては、少しずつイスラムを排して世俗化していった。そして、37年には、憲法第2条で世俗国家であると規定された。この条項はとても厳しいもので、続く第4条では、改正及び改正の発議も禁じられている。
ところが、イスラムという宗教は、心の内面の信仰だけでは成り立たず、イスラム法(シャリーア)という外形的な法の体系を伴っている。欧米のキリスト教は、イスラムにくらべると、精緻な法としての体系がないため、政治と信仰を分ける(政教分離)ということを比較的受け入れやすかった。
しかし、2002年にイスラム政党である公正発展党のエルドアン政権が成立すると、政権は軍によるクーデター未遂計画を暴く(画策)ことによって、前参謀総長をはじめ軍の幹部を軒並み訴追し、軍の政治力を巧みにそぎ落としてきた。
兎に角エルドアンは、世俗主義を排し厳格なイスラム国家の構築を目指しているのだ。


トルコ 農地全体に600もの巨大な陥没穴が開く!

2021年04月23日 12時02分39秒 | トルコ
トルコの平原の穀倉地帯に巨大な陥没穴が開き、陥没穴が住宅に近づくにつれて農民を心配させた。干ばつによって作られた地下の洞窟が上の土の重さを収容できなくなると、穴が開きます。コンヤ平原に沿って約600の陥没穴が数えられており、昨年の350の陥没穴のほぼ2倍になっています。


@愈々火星移住を真剣に考える時期到来。hi 



トルコ、 黒海―地中海 イスタンブール運河着工へ 軍事均衡に影響も

2021年04月20日 10時38分01秒 | トルコ


トルコは今夏にもボスポラス海峡を迂回する全長40キロ超の運河の建設を始める。地中海と黒海を結ぶ同海峡は条約で黒海沿岸国以外の軍艦通航を大幅に制限しているが、運河ができれば条約が無効になるなどと懸念する声が上がっている。黒海を巡る米ロの微妙な軍事バランスに影響を与える可能性もある。
「国内外の投資家が参加するだろう」。トルコのエルドアン大統領は16日、6月から「イスタンブール運河」の建設に取りかかると明らかにした。運河はアジアと欧州を分けるボスポラス海峡から欧州側に十数キロ離れた場所に開通させる。
全長45キロほどの運河は総工費750億リラ(約1兆円)とされる。エルドアン氏は支持基盤に大手建設会社を抱え、空港など大型インフラ建設で経済成長を実現してきた。新型コロナウイルス禍で広義の失業率が3割近くに上る中、景気浮揚の起爆剤にする狙いがある。
3月に建設計画を政府承認して以降、運河は国内外で議論を呼んでいる。既存のボスポラス、ダーダネルス両海峡の扱いを定めた1936年のモントルー条約に影響する可能性があるためだ。黒海の非武装化を目指したこの条約は、両海峡へのトルコの主権を幅広に認める。黒海沿岸国以外の軍艦往来をより厳しく制限し、通航の際はトルコへの事前通告などを義務付けている。
米国が今月、ウクライナ支援のため、黒海に軍艦2隻を派遣しようとした際もトルコに通告していた。運河という「バイパス」ができればモントルー条約の前提条件が崩れるとの指摘がある。元外交官、退役軍人らは相次いで運河がトルコの安全保障を脅かすとする公開書簡を発表し、一部は当局に拘束された。
神経をとがらせるのはロシアだ。モントルー条約がなければ米欧の艦船が玄関口の黒海に自由に進入してくる恐れがある。プーチン大統領は9日、エルドアン氏に電話して「モントルー条約の維持は重要だ」と伝えた。一方、元米国務副次官補のマシュー・ブライザ氏は「モントルー条約体制の見直しは北大西洋条約機構(NATO)にとって大きな好機だ」と指摘する。
トルコは運河ができてもモントルー条約に影響はないとの立場を示しているが、トルコによる脱退論はくすぶる。条約は民間船舶が両海峡を自由に航行できることを保証しており、現状では船会社側がほぼ無料のボスポラスを迂回して運河を選ぶメリットが薄いためだ。
エルドアン氏は「将来必要が生じればどんな(国際)合意もためらわず見直す」と含みを持たせる発言をしている。条約の破棄や変更はトルコにとって不利とみられるが、揺さぶりによって米欧とロシアの間で外交的利益を得ようとする思惑が透ける。
運河建設には、環境や経済的な持続性を問題視する声も強い。政府はボスポラスの混雑を緩和し、安全性を高められると説明。年間10億ドル(約1100億円)の通航料収入が得られるとも試算する。ただ、「トルコストリーム」「ノルドストリーム」などのパイプラインが完成したことでタンカーの輸送需要が減っている。
野党によると、過去15年で海峡を通る船舶は4分の3に減った。シンクタンクEDAMのシナン・ユルゲン会長は「運河の収益性は未知数で、着工したとしても完成するとは限らない」と指摘する。

@米にF-35を求め、ロシアにそれを迎撃するS-400をおねだりできるトルコの優位性は、こういう事だったんですね。勉強になります! 自慢かね。

トルコ/イスタンブール/ボスポラス橋