大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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ウミグモは失った生殖器と肛門を再生できる!

2023年01月27日 21時10分36秒 | 注目すべき話題


ウミグモは、体のほとんど部分が脚からなる、アンバランスな容姿を持った海で暮らす節足動物である。さらにその生態も奇妙だ・ドイツの研究者たちが、ウミグモが生殖器官と肛門まで再生できることを知って、唖然としている。
節足動物が手足を再生できることはよく知られているが、新たな研究では、これまでの常識をくつがえすことが起きた。
節足動物であるウミグモは手足はおろか、下半身までまるっと再生させてしまうことが確認されたのだ。
「こんなこと誰一人、予想だにしませんでした」と、フンボルト大学ベルリン校のゲルハルト・ショルツ教授はその驚きを口にしている。

★節足動物の再生能力は知られている以上にすごかった
生物には、体の再生能力を持つものが多く存在する。ヒトデなら体全体を再生できるし、トカゲなら新たに尻尾を生やすことができる。ほんの少しの組織から全身を復元する扁形動物もいる。
私たち哺乳類の場合、再生能力はせいぜい肝臓・組織・皮膚に限られる。さすがに手足を失えば、新たに生えてくるようなことはない。
一方、ムカデやカニなど、節足動物の中に手足を再生できる仲間がいることは周知の事実だ。ところが節足動物で、それ以外の部分まで再生できる生物がいることは、これまで知られていなかった。

★肛門と生殖器を再生。驚異のウミグモの下半身再生能力
『PNAS』(2023年1月23日付)に掲載された研究では、節足動物であるヨロイウミグモの仲間(Pycnogonum litorale)23匹の後ろ足と下半身を切断してみた。
すると若いウミグモのほとんどが、手足はおろか、後腸・肛門・筋肉組織、さらには生殖器まで再生させたのだ。
再生したウミグモ19匹のうち、16匹は失われた部位を1つ以上再生させ、14匹が下半身を回復させた(ただし大人のウミグモ4匹では、まるで再生されなかったそうだ)。
しかも体を切断されたというのに、ウミグモの90%がずっと生きることができ、脱皮までした個体もいた。

@すごいですね。こっちは失ってもいないのに、機能していないんだけど・・・トホホ