BAEの軽戦車の主砲はM35 105mmのスムースボアガンで、自動装填装置によって毎分12発の発射速度を誇る。搭乗員は装填手が削減され、運転手、砲手、戦車長の3人になる。ハッチには12.7mm重機関銃が搭載。メンテナンスプロセスが簡素化され、重機に頼らずにエンジンとギアボックスを分解できる。
この戦車はBAEがM551シェリダン軽戦車の後継として1996年に設計されたM8 AGSをベースにしている。M8は残念ながら軍事予算の削減の煽りを受けて、実用にはいたならかったが、その優れた設計は今回の開発に活かされており、研究開発を短縮させた。
グリフィン2もエンジンと操縦席が前面にあり、砲塔が車体の後ろにあるデザインになる。砲塔部分はM1A2エイブラムスSEPV3戦車をベースにした105mm砲1門にCITV (車長用独立熱線映像装置)を備えている。ハッチ部分には12.7mm重機関銃が1基搭載されている。搭乗員は運転手、砲手、戦車長、そして装填手の4人になる。
2台とも重量は30トンを超えるが、軽戦車扱いでC-17 Globemaster III軍用輸送機にて輸送できる想定。
2025年までに500輌の購入を計画している。
米陸軍は2つの新しい軽戦車を受け取り、MPFの評価テストを行います。
アメリカ陸軍は、2020年3月と4月に行われた初期テストに続き、米歩兵用の新しい軽戦車が次の評価段階に入ると発表しました…
2つの候補
2018年12月の開発契約ではBAE Systems(BAE)とGeneral Dynamics Land Corporation(GDLS)の二社と契約を行っており、それぞれ最大3億7,600万ドルの資金を受け取り、MPF軽戦車のプロトタイプを12台生産すると発表していた。BAE社のプロトタイプは、すでによく知られているM8 AGS軽戦車の改良版になり、GDLSの軽戦車はGriffin II(グリフィン2)として2019年にコンセプトを発表していた。
@米陸軍には24年間軽戦車がなかったんですね。と言うか必要なかったと言う事でしょう。