大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

X線分光撮像衛星XRISM・・「ひとみ」の後継機!

2022年07月31日 11時35分05秒 | H2A/B H3ロケット イプシロン 準天頂衛星「みちびき」 極超音速ミサイル

X線分光撮像衛星 XRISM(クリズム)X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission
2台の軟X線反射鏡の焦点面に、それぞれX線マイクロカロリメータ分光撮像器 (Resolve) と広視野のX線CCDカメラ (Xtend) を搭載する。観測機器のうち、Resolveは、NASA、ESA、オランダ宇宙研究機関 (SRON) が開発する。
H2A、47号機で打ち上げます。

銀河団の圧力のバランスがどのように釣り合っているかを調べて銀河団の構造形成の歴史を調べること,宇宙の化学組成の進化を調べること,ブラックホール周辺の物質の動きを調べることで一般相対論的時空構造を解明することの3点を主な目的としています。
更に、星や銀河、そしてその間を吹き渡る高温ガス「プラズマ」の成分と速さを測ることで、星や銀河、銀河の集団がつくる大規模構造の成り立ちをこれまでにない詳しさで明らかにします。
日本は40年にわたって、X線天文衛星を打ち上げ、世界のX線天文学に継続的に貢献してきました。これまでに運用した6機の衛星には、いずれも、その時々の技術を粋をつくした観測装置が搭載され、それまでだれもみたことがない新しい宇宙の姿を世界に届けてきました。

@100億ドル(1兆3000億円)をつぎ込んだ赤外線のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、ビッグバンから3億年後の銀河系の鮮明な映像を送り込んできて話題をかっさらっていますが、こちらは自信のX線です。。。なんの遜色もありません。ブラックホールに、でかい風穴を開けてやりましょう。

日本初 小型月着陸実証機” SLIM”愈々打ち上げ! 精度100mオーダー

2022年07月31日 10時42分32秒 | H2A/B H3ロケット イプシロン 準天頂衛星「みちびき」 極超音速ミサイル

SLIM

SLIM (Smart Lander for Investigating Moon) は、月着陸を目指した実証機です。これまでの海外の探査機に比べて、着陸地点の精度を数kmから100mオーダに向上するとともに、質量を数分の1以下に軽量化することが特徴です。
質量730kg程度
電力200W以上
設計寿命打上げ後6ヶ月
日本初の月面着陸を目指す小型実証機「SLIM(スリム)」をX線天文衛星「ひとみ」の後継機、X線分光撮像衛星(XRISM)と一緒にH2Aロケットで打ち上げると報告した。地球から見える月の表側のうち、赤道近くの「神酒(みき)の海」にある小さなクレーターを着陸目標地点とする。
JAXA宇宙科学研究所の坂井真一郎准教授によると、このクレーターの表面には月のマントルに由来するかんらん石が露出している可能性が高い。月の起源は、約45億年前の地球に大きな天体が衝突したことによるとの説が有力だが、かんらん石の成分を詳細に分析し、地球のマントル物質と比較することで検証できるという。
SLIMの打ち上げは当初、イプシロンロケットを予定したが、大型のH2Aに変更したことで、機体重量(燃料除く)を約130キロから約200キログラムに引き上げた。エンジンを増強するほか、自力で移動して周辺を撮影するミニ探査ロボットの搭載も検討している。
急な斜面でも着陸できるよう、「2段階着陸方式」を採用。5本脚とし、最初に1本の脚で接地した後、機体を倒すような形で残り4本を接地させ、姿勢を安定させる。
イプシロンで打ち上げる場合、ロケット最上段を追加する必要があるため、総開発費は約180億円を計上していたが、148億円に減る見込み。相乗りのひとみ後継機のX線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」(総開発費267億円)は20年度打ち上げ予定だったが、米航空宇宙局(NASA)が担当する装置の引き渡し時期がずれ込み、21年度となった。

参考:2016年04月02日 08時49分39秒  X線天文衛星「ひとみ」と交信不能 衛星自体の異常が原因か 二つに分離?

@我が国も、やっとここまで来ました。成功を祈ります。ひとみの後継機(XRISM)も今度は成功するといいですね。

「H2Aロケット47号機」愛知県で公開  今年度打ち上げ予定!

2022年07月31日 10時34分18秒 | H2A/B H3ロケット イプシロン 準天頂衛星「みちびき」 極超音速ミサイル
月面着陸の実験装置やX線で宇宙を望遠する衛星を載せて、今年度中に「種子島宇宙センター」から打ち上げられる予定の「H2Aロケット47号機」の機体が、愛知県の工場で29日、公開されました。
愛知県飛島村の工場で公開されたのは、三菱重工業が製造している「H2Aロケット47号機」の1段目と2段目の機体です。
機体にはエンジンや燃料タンクなどが搭載され、先端に衛星を取り付けると、全長57メートルになります。
JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、今回のロケットには月面の狙った場所に着陸する技術を研究するための実験装置と、X線を使って宇宙を望遠する衛星が載せられることになっています。
三菱重工業でH2Aロケットの「打上執行責任者」を務める徳永建さんは「新型コロナの影響で製造工程が難しい時もありましたが、こうして公開することができました。安全にしっかり打ち上がるところを見ていただきたいです」と話していました。
「H2Aロケット47号機」は、「種子島宇宙センター」から今年度中に打ち上げられる予定です。

@後で紹介する、SILMを月面に送り込みます。安定したH2Aロケットですが、皆さんと成功を祈りたいと思います。


空自F-2戦闘機 豪演習”ピッチ・ブラック” Pitch Black 2022に初参加!

2022年07月30日 13時53分11秒 | 緊張高まる南シナ海 東シナ海 台湾 Quad 日米豪印 AUKUS クアッド

F-2戦闘機 F-2は、米国のF-16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機です。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発は完了しました。F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。また離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用しています。

航空自衛隊は、オーストラリア空軍(RAAF)が主催する合同軍事演習「ピッチ・ブラック22」に参加します。派遣期間は2022年8月9日(火)から9月17日(土)、派遣部隊は百里基地の第7航空団所属のF-2A戦闘機6機、人員はおよそ150名。F-2Aのピッチ・ブラック参加は、今回が初めて。
RAAFは、4月にKC-30A空中給油機を小牧基地に派遣し、F-2A/Bと空中給油適合性確認試験を実施しました。F-2は、F-16と類似しているものの日本独自開発の流れを残しているため、演習「ピッチ・ブラック22」前に給油作業が確認されました。
航空自衛隊はRAAFやアメリカ空軍などの参加国と共同訓練を実施することで、戦術技量や相互運用性の向上と参加国と相互理解を深めます。
なお、「ピッチ・ブラック22」はダーウィン空軍基地を拠点に、その周辺空域で8月20日(土)~9月8日(木)に実施されます。RAAFが隔年で主催する演習で、ドイツ空軍がユーロファイター・タイフーンを派遣することを発表しています。これにあわせ、シンガポール、日本、韓国にも飛来する予定で、日の丸を塗装したタイフーンが公開されています。

@F-35でもF-15でもなく、F-2Aと言うのがいい。健闘を祈ります。



おまけ:小牧に来たRAAF、KC-30A空中給油機 tks MT4692さん。

我が国の主力戦闘機F-15J 初飛行から50年 進化続ける戦闘機!

2022年07月30日 10時12分13秒 | 我が国の主力戦闘機 F-35A/B F-15J F-2/3 AWACS V-22

F-15J/DJ  我が国は、2022年(令和4年)3月31日時点で200機を運用している。

ボーイングは、F-15イーグルが1972年7月27日に初飛行してからちょうど50年を祝うとともに、進化を続けているとアピールしています。F-15はマクドネル・ダグラスが開発、ボーイングに引き継がれ、アメリカをはじめ日本、イスラエル、サウジアラビア、シンガポール、韓国、カタールにも導入されています。日本で三菱重工業がライセンス生産を手がける製造分を含め、2,000機近くに達しています。
現在、製造されている最新のF-15は「F-15EXイーグルII」です。この戦闘機は、フライ・バイ・ワイヤを採用、最新のAESAレーダー、戦況把握と機体制御のセントラルコンピューター、電子戦システムのイーグルパッシブアクティブ警告・生存システム(EPAWSS)など、最先端の電子戦システムが搭載されています。
製造されているボーイングのセントルイス工場でも、デジタル設計、自動化など、近代化され、時間とコストを削減しながら品質向上に取り組んでいます。現在でも、世界で1,500機以上のF-15が現役機として運用されており、引き続き活躍が見込まれています。航空自衛隊のF-15も、スタンド・オフ・ミサイル搭載や搭載弾薬数の増加、電子戦能力の向上など近代化改修が施され、102機が2030年代でも運用される見込みです。

@我が国に於けるF-15の初号機納入は1981年で41年前です。F-15J/DJのJ近代化改修については、ここで何度も取り上げて詳しく書いてきた通りです。2020年7月、F-15EXの導入契約が米空軍と航空自衛隊でも結ばれましたが、高額なF-15EXの導入はありません。
特記すべきは、50年の長きにわたって運用されてきたF-15ですが、数々の空中戦を経験してきましたが、未だかつて空中戦で撃墜された事は一度もありません。


人工衛星間のレーザー通信実験に成功——地上局不要の相互通信を実現

2022年07月30日 00時42分29秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ


フォトニクスデザインサービスを提供する米CACIは2022年5月17日、小型衛星間の光通信実証実験に成功したと発表した。米国防高等研究計画局(DARPA)及び宇宙開発局(SDA)と協力して、100km以上離れた2つの低軌道衛星の間で、200ギガビット超のデータ送信に成功した。
この実証実験は、低軌道上に宇宙空間に安全保障用のメッシュネットワーク構築する「ブラックジャック計画」に向けた「Mandrake II」プログラムの一環。今回の実証実験では、CACIの「CrossBeam」と呼ばれる光学端末を用いて40分以上の通信を確立。高速な光通信を可能にするポインティングやデータ取得、追跡アルゴリズムといった機能を評価し、Optical InterSatellite Links (OISLs)と呼ばれる衛星間光学通信の確立に成功した。CrossBeam OISLsは、今後アメリカの防衛機関が宇宙ベースの安全な通信ネットワークを確立するのに必要な、高速データ送信技術に向けた最初のステップとされている。
CrossBeamは、 CACIが2021年12月に買収した米SA Photonicsが開発した技術。衛星2基は米SpaceXによって打ち上げられた。

@所謂スパイ衛星で、その情報通信網。

462)ロシア軍T-80BVM戦車の爆発反応装甲は、威力の弱いVOGには逆効果!

2022年07月29日 18時25分20秒 | ウクライナ & ウクライナ軍情勢

精悍なロシア軍T-80BVM 参考:T-80BVからは成形炸薬弾に有効な「コンタークト1」爆発反応装甲が施されているが、こうした威力の弱いVOGには逆に反応爆薬の威力で自滅している。

@威力の強い成形炸薬弾なら爆発して威力を弱められるが、逆効果になっている。


米中首脳会談 台湾情勢めぐり意見対立際立つ 対話継続では一致

2022年07月29日 10時35分00秒 | 緊張高まる南シナ海 東シナ海 台湾 Quad 日米豪印 AUKUS クアッド
アメリカのバイデンと中国の習近平が電話による首脳会談を行い、台湾情勢をめぐってはバイデンが一方的な現状変更に反対したのに対し、習はアメリカの干渉だと強く反発し、意見の対立が際立つ形となりました。一方で、両首脳は対話は継続し、今後、対面での首脳会談の時期を模索していくことで一致した。
アメリカのバイデンと中国の習近平は日本時間の28日夜、電話による首脳会談を行い、ホワイトハウスによりますと会談はおよそ2時間20分続いたということです。ホワイトハウスは会談後、声明を発表し、台湾情勢について、バイデンがアメリカの「1つの中国」政策に変更はないとしたうえで、「現状を変更したり、台湾海峡の平和と安定を損なったりする一方的な行動に強く反対する」と強調し、中国をけん制したとしています。
これに対し、中国外務省は会談後の発表で習が「火遊びをすれば必ずやけどをする。アメリカはこれをきちんと理解すべきだ」と強く警告したとしていて、台湾をめぐり意見の対立が際立つ形となりました。
またペロシ下院議長の台湾訪問が取り沙汰されていることに中国が強く反発していることについてバイデン政権の高官は「それは議長の判断だ」と述べるにとどめ、首脳会談の中でやりとりが行われたかどうかについても明らかにしませんでした。
一方、この高官は、両首脳は対話は継続し、対面での初めての首脳会談の時期を模索していくことで一致したとしています。
また中国外務省も「さまざまなレベルで意思疎通を維持し、協力を推進しなければならない」とした上で、安定したサプライチェーンやエネルギー、それに食料安全保障問題についても意思疎通を続けていくべきだとしていて、利益が重なる分野も含め対話を継続することを再確認しました。

@親中バイデンのお家芸。事なかれ主義。ペロシ下院議長の訪台を、軍は良しと思っていないと軍のせいにしてお茶を濁している。

参考:米国のナンシー・ペロシ下院議長(民主党)による台湾訪問計画を巡り、中国が「座視しない」と反発している。バイデン米政権は、中国との緊張関係が過度に高まらないよう慎重に対応しようとしている。ペロシ氏の訪台は、英紙フィナンシャル・タイムズが18日、日本やシンガポールなどアジア歴訪の一環として「8月に予定している」と報じた。ペロシ氏は報道を肯定も否定もしていないが、21日の記者会見では、中国による軍事行動を抑止するためには「我々が台湾に対する支持を示すことが重要だ」と述べた。下院議長は大統領が死亡したり、職務不能になったりした場合の権限継承順位が副大統領に次ぐ2位で、閣僚より上だ。訪台すれば1997年以来25年ぶりで、米台関係の緊密さをアピールできる。ペロシ氏は4月にも訪台を調整したが、新型コロナウイルスに感染し、実現しなかった。


米空母ロナルド・レーガン打撃群、南シナ海に再配備!

2022年07月29日 10時11分23秒 | 緊張高まる南シナ海 東シナ海 台湾 Quad 日米豪印 AUKUS クアッド
米海軍第7艦隊は、ロナルド・レーガン空母打撃群がシンガポールに寄港後、南シナ海に戻ったことを明らかにした。
ペロシ下院議長の訪台検討を巡って中国との緊張が増していることについてはコメントを控えた。
ロナルド・レーガンは「自由で開かれたインド太平洋を支えるため、巡回の一環で通常の予定された活動を継続している」という。
ロナルド・レーガン空母打撃群は今月、南シナ海に展開後、5日間の休養のため週末にシンガポールに寄港していた。
シンガポールの安全保障問題専門家イアン・ストーリー氏は、最近の行動や情勢の緊迫化を踏まると、中国の船舶が打撃群を追跡するとの見方を示した。ほとんどのケースでは問題は起きないが、接近しすぎて対峙するリスクは常にあるとしている。

@それは言うまでもなく、そもそも第7艦隊本来の使命です。