大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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中国全土を射程に インドが長距離弾道ミサイル発射成功

2012年04月19日 20時45分17秒 | 注目すべき話題
インド政府は19日、核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル、アグニ5(射程約5000キロ)の発射実験を行い、成功したと発表した。インドの主要メディアが伝えた。アグニ5は中国全土を射程内に収めることができるインド初の長距離ミサイル。インド政府は大陸間弾道ミサイル(ICBM)と称しており、実験に成功したことで、米中露などとともにミサイル大国になったと認識している。

ミサイルは同日午前8時(日本時間同11時半)すぎ、東部オリッサ州沖で発射された。3段式で、高さ17メートル。固体燃料を使用した。発射を前に国防省の軍事顧問は18日付のヒンズー紙に「アグニ5は勝負の形勢を変えるものになる」と語った。今回の発射実験は中国を強く刺激することになりそうだ。開発済みの中距離弾道ミサイル、アグニ4(射程約3500キロ)は中国全域を射程内にとらえていなかった。アグニ5は射程内に日本全域、ロシアの大半も含んでいる。PTI通信によると、インドは配備までにさらに1年間、発射実験を行う予定だという。インドは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)も開発中で、今夏に試運転予定の初の国産原子力潜水艦アリハントへの搭載を目指しているとの地元メディアの報道もある。

@このところ(本年5月25日にはロシアで改装中の空母ヴィクラマーディティヤが就航予定)軍事関係の報道が多いインドです。

参考:インド軍の総兵力は132万5000人で世界第3位の規模である。それには準軍事組織である沿岸警備隊、インド準軍事部隊および戦略核戦力部隊が含まれている。志願制を採用しており、徴兵制が行われたことは一度も無い。インドの国防費は公式発表で323億5000万ドルだが、実際の支出はそれよりはるかに高いと見積もられている。近年は近代化を加速させており、軍事目的での宇宙開発、核の3本柱(Nuclear triad)の整備、ミサイル防衛システムの開発などを進めている。世界で6番目の核保有国・原子力潜水艦保有国である。2011年の軍事支出は489億ドルはあるとされている。インドは軍の戦略上先制核攻撃を行わない事を旨としているため、敵国の先制核攻撃に対抗するためのミサイル防衛システムの開発を進めている。