そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

黄色のきいちゃん黒色のくろちゃんのこと

2023-05-17 06:33:19 | 天に還った猫たち犬たち
昨晩、以前猫回りので知り合ったしじみママさんから
久しぶりに電話をいただきました。

しじみママさん宅で飼っていたくろちゃんが亡くなったと。
5月15日、コタツが大好きなくろちゃんが
起きて来ないなぁとのぞいたら、中で動かなくなっていたそうです。

突然のことで、もしかしたら生きているのではないかと、
すぐに近くの獣医さんに連れて行ったそうです。
15歳半。
心筋梗塞とか心不全とか・・・突然心臓が止まってしまったようです。

コタツの温かさのせいで、体のぬくもりを感じて
すぐに何かしたら助かったのかなとか、いろいろ考えてしまったみたいです。

黄色と黒、2匹の兄妹でした。
相談されたときは、4か月くらいでした。
2008年の秋のことです。


もうすっかり野良化が進んでいて、
慣らして譲渡はかなり時間が必要かなと思いました。
家で迎えることに切り替えて、ずいぶんお世話も苦労しながら
がんばってくれていました。

途中、きいちゃんが脱走してしまったときは
どうやって捕まえようかと頭を抱えてしまいました。



庭に続く窓を少し開けて、毎晩寝てもらう作戦をしたところ
飛び込んできたと連絡が入り、肩の荷が下りたことも思い出です。

その黄色のきいちゃんは、2020年(令和2年)12月6日
亡くなりました。



大きな悲鳴のような声をあげてびっくりしてかけつけたものの
そのまま息絶えてしまったと、泣きながらお電話くださいました。
13歳、まさに突然死でした。
もともと心臓に何かあったのかもしれないねと
かかりつけの先生に言われたそうですが、
しじみママさんには甘える子だったので、
当時かなりショックを受けていました。

残ったくろちゃん。
1匹になった寂しさも手伝ってか、しじみママさん命の
甘えん坊さんに変わったそうです。(他の家族はNG)



夜もいっしょに寝ていて、
『猫ってこんな風に性格が変わるんだね。びっくりしちゃって』
と話してくれました。

ご自分の年齢も考えて、くろちゃんが最後の飼い猫だと
大切にしていましたから、相当な痛手だと思いますが
苦しまないで逝ってくれて、黄色も黒もいい子だったし
ありがたいねと涙ぐんでいました。

しじみママさんは、現在77歳、5月31日で78歳。

もう自分の飼い猫と呼べる猫と暮すことは到底できなくて
だからこそ、自分と同じ年代で子猫を飼うとか
ショップで購入する高齢者とか、本当に腹立たしい!と
ずいぶん厳しい口調でお話ししていました。

自分が元気で、獣医さんを受診したり
お世話ができることが、飼い主の大前提で
つらくても看取ってあげるのが最後の責任で愛情だと
力強く語ってくれました。

きいちゃんも、くろちゃんも佳き縁に恵まれて、
長い歳月、幸せな時間を過ごしてきたことがわかります。

今頃、2匹は久しぶりの再会を果たしているのではないかと思います。
しじみママさんのこと、しっかり見守ってあげてね。

写真はまだ若いころの2匹です。
コメント
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