そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

漏斗胸(ろうときょう)の栗ちゃん

2019-10-15 04:37:50 | 病気&事故の話し/猫編
栗ちゃんは、まだ生後1か月半かそこらの小さな子猫です。


今月2日に知り合いから相談の電話がありました。


保護した子猫の体重が増えない・・・・どころか下痢がはじまり


減ってきていて食事もしなくて、という内容でした。


本当にいっぱいいっぱいのスケジュールのわずかな隙間に


様子を見に行きました。


ひどく痩せていて、たぶん週齢よりもかなり小さいのが一目でわかりました。


わたしでできるかはわかりませんでしたが、こちらのお宅よりは


生きる可能性が上がるだろうと連れて帰ることにしました。


そのときの体重は240グラムです。




歯の生え方から見ても400グラムはあってもいいかなと思いました。


下痢止めも与え補液もしてあたためて安静です。


そして、翌々日に受診しました。


抗生物質が処方され下痢はそのうち改善しましたが


栗ちゃんと名づけたその子の様子がおかしいのです。


寝ているときの呼吸の仕方や、少し遊んだ後などかなり違和感がありました。




またまた受診し、半日預けて検査をしてもらったところ


漏斗胸だということがわかりました。


心臓の位置も少しずれていて、背骨もゆがんでいます。


肋骨が内側にへこんでいるのがレントゲン写真でわかりました。


こういうケースは、リスクはあるものの子猫のうちの手術が大切で


骨が固まってしまうと手術そのものが難しくなることや


そこまで育たないかもしれないことなどをうかがいました。


呼吸もかなりしんどそうな栗ちゃんの場合、やはり手術は必要です。


先生と相談して15日、まさに今日の数時間後に手術の予定です。


そこまで、なんとか少しでも大きくしたくて


栄養のあるものをと食事もがんばってきましたが


もっと小さな子たちに、どんどん体重は追い越されてしまうのです。


先ほど380グラムでした。


こんな小さな体で、麻酔や手術に耐えられるんだろうかと


かなり心配なのですが・・・・。


先生にお任せするほかありません。


そして、栗ちゃん自身の生命力にかけるしかないわけです。


実は先生の飼い猫のちくわ君は、へその緒のミルク飲みのとき


わたしがお渡しした子でしたが、この子も漏斗胸でした。


あとからそれをうかがって焦りましたが、ちくわ君も病気を克服し


今ではまったく問題のない元気でやんちゃで大きな子に育っています。


そんな経緯を考えたら、栗ちゃんも助かるかもしれません。




手術を乗り切って、明るい未来をつかんでほしいと思っています。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イナリ)
2019-10-15 22:49:10
栗ちゃん、助かります様に…
元気にそらまめさんの元に帰れます様に…
祈ってます。
イナリ様 (そらまめ)
2019-10-17 09:56:47
ありがとうございます。

栗ちゃん・・・・天に還っていきました。

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