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17年間ありがとう カシオペア

2016-03-20 00:00:00 | 2015五能線&道央&カシオペア
2016年3月19日 19:02発信 朝日新聞のネットニュースより

「「カシオペア」下り最終便、2千人が見送り JR上野駅

 北海道と本州を結ぶ豪華寝台特急として人気を集めてきた「カシオペア」(上野―札幌)の下り最終便が19日、JR上野駅を出発した。ホームに約2千人が詰めかけ、北の大地へ向かうラストランを見送った。

 午後3時半すぎ、機関車に引かれた銀色の客車がゆっくりと13番ホームに入ってきた。群馬県高崎市の会社員、吉岡守さん(58)は「最後と聞いて乗りに来た」。これまで2回乗っているといい、「新幹線のように速くはないが、旅情があるところがいい」。

 妻と乗り込んだ千葉市の会社員男性(55)は「景色を眺めながらくつろいで行ける。我々の世代にとって残して欲しい列車」と話した。午後4時20分、列車がホームを離れると、ファンからは「ありがとう」と声が上がった。

 カシオペアは全室個室タイプの豪華寝台列車として1999年に登場。展望コーナーを備えたスイートは予約の取りにくい「プラチナチケット」として知られた。全体の乗車率も8割を維持してきたが、北海道新幹線開業に伴い、現行の機関車が青函トンネルを走れなくなることを理由に定期運行を取りやめることになった。

 上り最終便は20日夕に札幌を出発する折り返し列車。今後、JR東日本は周遊列車として活用するとともに、JR貨物が開発した新型機関車を借りてツアー専用列車として再び北海道に乗り入れることも検討している。(細沢礼輝、中田絢子)

(ここまで)

 2015年9月から始めたカテゴリー「2015五能線&道央&カシオペア」旅行記はカシオペア乗車を以って最後になります。3月20日の札幌発上野行きラストランに合わせて記事を書き続けたわけではなく、たまたまです。
 半年前の2015年9月7日に遡ります。2016年3月20日の札幌駅も、最終上り列車を見送るお客さんでごった返しているかと思います。


 昔は東京駅から九州方面、しかも西鹿児島(現 鹿児島中央)行きのブルートレイン数本。夜になれば、東海道本線ホームに電気機関車の牽引するブルートレインが数本も入線するのは日常茶飯事。当時は特に珍しくもない風景でしたが、2000年代に入ると利用率が思うように伸びない理由により、2005年廃止直前は東京から「はやぶさ」「さくら」一緒に連結し、博多で「さくら」は長崎へ、「はやぶさ」は熊本へ分岐。あれから11年間も、定期列車で機関車が見られるのは札幌駅、電気からディーゼルに付け替える函館駅のみになってしまいました。ファンの方が写真撮影に夢中になるあまり、ケガや事故になりかけることが多く、このような注意の張り紙。

 札幌駅といっても、どこから入線するか、おおよそな方角はつかめず。札幌の駅名票を見ると、両隣は桑園と、苗穂。桑園は西方面で、苗穂は東方面。これから帰る方角は西なので、カシオペアが桑園方面に入線すると勘違い。急行「はまなす」号も、函館で方向転換し、逆向きで札幌に到着。先頭のDD51は当然、向こうだろうと思ったら、反対側だった。私は札幌市民ではないので、体内コンパスが狂うのは仕方がないかも・・・。
 その場に居合わせた、お客さんも「カシオペアって、どっから来るんですかね?」と聞かれましたが、うーん?と首を傾げながら「わからない」と回答。

 真ん中は入線を指示合図するホームの駅員さんっぽいですが・・・JR九州じゃないですか!?(九州はドゴール帽)北海道なのに、九州の駅員さんがカシオペアを迎える不思議な光景。9月なので、JR北海道の制服は、白いジャケットに白い制帽のはずなんですが・・・。

 この光景が見られるのも、2016年3月20日限り。急行はまなす号が3月21日午前6時7分、札幌駅入線でDD51はもう幕を閉じてしまいます。子どものころ、山陰本線で何度も飽きるほど乗ったDD51ですが・・・もはや過去の遺産に。

 札幌駅で「上野」の表示はもう見られなくなります。3月26日以降は、「特急スーパー北斗○号 この列車は、新函館北斗で東京行き はやぶさ○号に接続します」といったような案内が出るかも知れません。

 機関士さんがハンドルをにぎる、先頭のDD51 1100。山陰本線で乗ったのは1104なので、その番号に近い。 

 2両目のDD51 1140。急行はまなす号はDD51機関車1両なのに、特急「カシオペア」「北斗星」は2連になっている理由は・・・「特急」に恥じないほどの高速走行を要求されるため、2連で同時にエンジンを駆動。2両目は無人ですが、先頭と連携し、動かす仕組み。

 カシオペアは半年後消滅する運命だと皆知っているのか、記念撮影する方々もたくさん。友人は最後の最後まで撮影に出かけている間、私は先に指定された部屋へ。

 2階建てのうち、1階でした。あれこれいろいろリクエストすると、かえって取りづらくなるので、どの席でもOKだ!!とマルス任せにした結果、ここでした。

 札幌から上野まで17時間過ごすお部屋です。ノーマル(普通)のお部屋ですが、デラックスや、スイートは競争倍率が非常に高く、難しい。運よく手に入れた方はラッキーでしょう。DD51の機関士さんは、東室蘭・長万部で交代し、函館へ。(ずっと同じ人が運転するのではなく、区間ごと定められている)車掌さんは函館車掌所なので、青森まで乗務かな??(函館で交代?よくわかりませんが・・・)
 
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