東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

御蔵島「里」散策

2008-09-30 02:17:56 | 御蔵島

0089mikura08  8月下旬の北海道では暖房に当たり、9月上旬は「暑い、暑い」・・・・と御蔵島の海で泳いだというのに、2、3日前から急に寒くなってしまいました。
 ついこの間までは海で泳いでいたことが信じられないくらい・・・。
 それでもドルフィンウォッチは10月下旬まで実施するそうです。
 9月になると、水温がやや低めになるので、ウェットスーツを着用されたほうがよいでしょう。
 (レンタル料金は1,500円でした)

 さて、上の写真は来年(2009年)3月までの御蔵島村観光協会。
 4月からは・・・


0065mikura08  郵便局の上(急斜面になっているので、郵便局の上に建っているかように見えます)で建立中の観光協会と歴史資料民俗館(仮称)に移転する予定。
 御蔵島に関する資料館や歴史をまるごと学べそうです。
 小中学校も立派なビルのような建物に続き、ここも来年(2009年)4月からオープン。

 来年もまた御蔵島に行って、この目で展示を見たいし、いろいろ知りたいな・・・。
 この建物の名称はまだ決まっていなくて、ネーミング募集中だそうです。

 小中学校の隣に体育館ですが、体育館の下にプールもついているとのことでした。
 年中泳げられる温水なのかは、確認するのを忘れてしまいました。

0087mikura08  観光協会から見える、大海原に向かって1本だけの桟橋。
 波の影響を受けにくくするために右側に囲いを入れたような漁港があります。
 今のような姿は1984(昭和59)年完成、その前はちょっと短めなので、青ヶ島のように港湾荷役用のクレーンがついていました。
 三宅島からの連絡船が強いうねりのために接岸できないときは人を籠に乗せてクレーンで荷揚げするシーンも見られたそうです。

0088mikura08 清子内親王殿下御歌
 
 御蔵島
  とほざかりきて
         桟橋に
              送りゐし子らの
                   姿顕(た)ちくる

 平成8年5月、清子内親王殿下が御蔵島でお見送りを受けられたときの桟橋の光景を歌われたようです。
 (平成9年建立)

0085mikura08  市街地。
 夜景を撮っても真っ暗でよくわからなかったため、掲載を見合わせてしまいましたが、同じ場所で撮ったもの。
  御蔵島の話はまだまだ・・・・続きます

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紅白の彼岸花

2008-09-28 00:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

200809280001  彼岸花といえば、毎年秋分の日(9月23日)前後に咲くはずなのですが、今年は9月26日あたりから突然真っ赤になりました。
 去年は10月4,5日あたりだったのに、ちょうどよい期間に咲いてくれました。
 
 ドックおじさん(父)がこの花を見て、「そういえば、山口の家でもまわりにこういう花咲いていたっけな、川のほとりもたくさん」とつぶやき。
 街に住んでいた頃はなかなか見かけず、ここ(田舎)に越してからは毎年見かけるようになりました。

200809280002  
 Wikipediaで調べると、白い彼岸花は稀だそうです。
 幼い頃、彼岸花を家に持ち帰ったところ、「毒があるので、そのままにしときなさい」と言われたような記憶があります。
 さっき、Wikipediaを見たところ、やはり、そのとおりでした・・・。

 田んぼのあぜ道によく咲くのは、虫除けのために植えられたみたいですね。
 昔は土葬後、動物によって掘り荒らされるのを防ぐために植えたりするので、死人花、幽霊花、地獄花・・・とか日本では忌み嫌う不吉な花だそうです。

 いくら花が好きな人でも、家の中では飾らないのは昔から受け継いでいる日本の風習があるからでしょうか。

200809280003  
 でも、この角度から見ると、きれいです。

コメント (2)
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毎日魚尽くし

2008-09-27 01:26:49 | 日記・エッセイ・コラム

200809270001  先日、山口の日本海側に住む伯母から大きなヒラソとタイが宅配便で送られてきました。
 梱包に飛行機のシールが貼られていれば、航空便。
 今回は何もついていないので、陸路輸送で翌日配達だそうです。


200809270002
 韓国では刺身が出ると、しょうゆとコチュジャンの小皿2つ出てくると同じように、こちらでは青ヶ島の島ダレと信州・安曇野(あずみの)わさびの2種類。

 
 翌日の刺身よりも冷蔵庫で2、3日寝かしたほうが脂が乗っていて、とても美味しかったでした。

200809270003  タイのすまし汁。
 鯛はお祝いの行事に出されるはずなのに、頂いてしまいました。
 いつも、ありがとうございます・・・。



200809270004  青ヶ島の「鬼辛」を使った、鶏のから揚げ。
 「鬼辛」は青ヶ島にお住まいだった、Pandaさんから頂いてからどんな料理に合うので、はまってしまいました。
 ちょいピリ辛は少々なので、1個でも長く持つことは出来ます。

 最近、青ヶ島の特産品がいろいろ出ているみたいですが、御蔵島は美味しくてまろやかな「源水」だけかな。
 水なんて、どこも同じ~!!と思っていたけど、御蔵島だけは違いました。
 市販のミネラルウォーターよりも断然美味しいのです。
 あの美味しさはどこからなんでしょうね・・??

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御蔵島小中学校

2008-09-26 00:54:03 | 御蔵島

 「お時間よろしければ、隣の小中学校をご案内したいと思いますが・・?」と村役場職員。
 本来、学校は一般公開していないはず。
 内地からの観光客だというのに、ご案内戴けるのはありがたい、とお言葉に甘え、小中学校の見学をさせてもらいました。

 「平成7(1995)年の強烈な台風により、校舎が著しく破損してしまったため、平成12(2000)年、今の校舎に建て替えました。児童生徒の数は現在26名、教職員27名です。この大きさでしたら、100人くらいの子供を受け入れることはできるのですが・・・」

0080mikura08  
 玄関の展示ホールに掛けられている、御蔵島の航空写真。
  まず、校長先生に挨拶、6階の屋上から下に行くような順路で校内の見学。
    


 「御蔵島唯一のエレベーターでございます。実は、斜面に校舎が建っているようなものなので、4階も出入口があります」

0081mikura08  
 屋上からの眺め。
 


0083mikura08  
 
 村役場の建物が見えます。


0082mikura08  
 なんと、グラウンドも芝生が張っていますね。
 去年までは土でしたが、今年からだそうです。
 

 6階に下りると、最新鋭のパソコンが置かれたコンピュータールーム、音楽室。
 パソコンは島暮らしにどうしても欠かせないものになってしまいました。
 (2004年から青ヶ島も含む伊豆諸島全島ブロードバンド導入)
 ここにコンピューター室が設けられ、島民たちのための講座も開かれています。
 ほとんど各家庭にパソコンが置かれているそうです。
 
 5階は中学生の教室。
 4階は小学校1~6年。複合教室ではなく、学年ごとになっていました。
 図書室も日本図書十進法(NDC)に沿った配置になっていて、しかも公民館図書室と見違えるほど所蔵数が多い。
 (背ラベルの「000」は総記、「100」は哲学、宗教、「200」は歴史、地理、旅行ガイド、「300」は法律、社会・・・)
 
 「ここの図書館は村民なら本を借りることはできます」

 授業の邪魔にならないように垣間見したところ、少数の子供たちとマンツーマンなので、アットホームな雰囲気でした。
 大勢のクラスだと1人1人見ることは難しいけど、ここなら理解できるまでゆっくり教えることはできそうです。

 3階は理科室、美術(図工)室、家庭科室、技術室。
 2階は保健室、職員室、校長室、展示ホール、玄関。
 1階は給食室、ランチルーム。

 ランチルームは昼の休憩になると、先生たちも小中学校の生徒たちと一緒に楽しめるように長い机が置かれていました。
 給食は朝3時から準備に取り掛かるとのことです。

 いろいろとご案内してくださって、ありがとうございます。

 御蔵島村といっても、教育は大変充実していることがわかりました。
 青ヶ島村立小中学校も立派な建物、アイランドタイムズのDVDで校内の雰囲気がわかると思います。

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御蔵島村役場

2008-09-25 00:55:56 | 御蔵島

 今日は御蔵島最終日。
 心配していたお天気もずっと晴天でした。
 9月といえば、台風シーズンだというのに私は強運!?

0071mikura08
 昨夜はサーモンのフライ、秋刀魚。
 朝食も焼き魚。
 島だから、毎日魚が出ますね。

 山口の日本海に住んでいた時も毎日魚ばかりでした。
 「また魚かよ!?」と文句を言いながらも食べていた頃が懐かしいです。

 午後のフェリーは13時15分発、竹芝桟橋着21時。
 わずか200キロとはいえ、本当に長い船旅。
 船の中で読む、御蔵島に関する資料を集めようと村役場に出かけてみました。

0079mikura08  
 
 村役場は手前で、向こうに見える立派な建物は小中学校。
 


0078mikura08  
 役場向かいのヘリポート。
 わが街では「市役所通り」なので、ここは「役場通り」になるかな。


0077mikura08  憧れの役場内の様子。
 (職員に許可を戴いてから撮っています)
 私の気に入っている地域(檜原・青ヶ島・小笠原(母島支所)、そして今回の御蔵島)で働けばモチベーションが上がりそうだな?(笑)

 昨夜の散歩で8時頃だというのに、多岐にわたる業務なのか役場の明かりはついていました。
 旅人から見ればのどかな「村」だというのに、職員は忙しいとは・・・。
 本当にお疲れ様です。

0076mikura08  イルカさんたちの戸籍台帳。
 手にとってどなたでも閲覧ができるようになっています。
 御蔵島周辺の棲みついているイルカさんも住民登録しているなんてすごい。
 村の人口よりも多いかもね。

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御蔵島の夜景

2008-09-24 00:56:50 | 御蔵島

0068mikura08  2日目の晩御飯。
 見た目ではシンプルな島ごはんですが・・・・
 栄養士が見たら、高く評価されます。


 揚げ物はもしかすると「とんかつ」かな?と思ったら、サーモンでした。
 魚を主食にしている島民たちはほとんどスマートな方が多いです。
 島に住んでしまえば、メタボの不安も吹っ飛びそう・・・!?

 青ヶ島では看板のない居酒屋(もんじ)、夏季限定のビアガーデンも営業中。
 ここ御蔵島でも夜10時半頃まで営業している「つぶわき」と、今年新しくできたばかりの「camburi」の2軒あります。
 郵便局向かいのお洒落な軽食・喫茶店の「ふくまる」も気になるところ。
 1995年の旅行ガイド本を見る限り、本当に何もなくて寂しいところなのに最近は賑わいを見せてくれます。
 昼間の雰囲気とカラリ変わる夜の様子を見に散策してみました。
 まず、目に付くのは三宅島の明かり。
 明かりといっても、オレンジ色と白色の街路灯がキラキラ輝いています。
 昼間だと遠いところだと思っていたのに、夜はもう少しで届きそうな距離。
 地図を見ると、三宅島の「坪田」というところだそうです。
 漁港もあるので、道理で明るかったわけですね。

0069mikura08  わかりづらいかも知れませんが、御蔵島の夜景は民家から漏れる明かりで明るかったです。
 信号機は1つもありませんでした。
 

0070mikura08  村役場からかなり離れているところですが、坂を下りたところに郵便局のメインストリート。
 西川商店(民宿も併設)あたりの風景。
 青ヶ島だと自動販売機が明るい十一屋商店を過ぎて、郵便局に向かうところは真っ暗でし~んと静まり返っていますが、ここはクルマが通ったり、観光客らしき通行人もいました。
 夜の秘境度はやはり青ヶ島がダントツ。風が出なければ、騒音なし、雑音なし、自分の心臓を打つ音だけかも??
 目に見えるものが渋滞だったり、高層ビル、いろんな色で輝くネオン、多くの人々が往来していたりしていると、うるさく感じるはず。
 静けさを求めに御蔵島や青ヶ島はいかが?(笑)

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ドルフィンスイムin御蔵島

2008-09-23 00:45:58 | 御蔵島

 いよいよ午後からは1番楽しみにしていた、ドルフィンスイム。

 「あの・・・ドルフィンは初めてですか?泳ぎには自信あります?」と若い女性のスタッフ。
 「数年前の小笠原でドルフィンスイムやったことあります」
 「レンタルを希望するものはありませんか?」
 「朝のドルフィンスイムでは全員ウェットスーツでしたよね?水温はそんなに低いですか?」
 「まあ、9月なので、やはり冷えます。レンタルされたほうがよいかも」

 数分後・・・・
 
 「参加者に説明するものだけど、読んでいただけますか?」
 なるほど、英語と日本語で書かれた注意事項でした。
 音声日本語で説明されても聞こえないので、外国人やろう者向けとしてちゃんと用意されているのに感心。
 「はい、読みました~」
 「本当に!?しっかり最後まで読んでよ!」
 ドルフィンスイムは厳しい自然環境のさなか危険がたくさんあるので、しっかり注意して欲しいということでしょう。
 お客さんだからと遠慮せず、とんとんと言ってくれたほうが嬉しいです。

 注意事項の内容は
 「船頭、スタッフの指示に従ってください。イルカを見つけ次第、「用意してください」と知らせます。そのときに水中メガネとフィンを装着してください。すぐには海に入らず、合図があるまで待ってください。
 ウォッチ中は時々、顔を上げ、船の場所を確認してください。

 イルカは気分がいいときはお腹を見せたりしてくれます。
 イルカはジャンプできるほどの筋力を持っています。
 優しく触るつもりでも大事故につながることもありますので、絶対に追いかけたり、イルカを触ったりしないようにしてください」

 うろ覚えですが、そのような内容だったと思います。

0109mikura08  いよいよ出発でーす!!
 かめりあ丸が接岸する桟橋の横にご覧のような囲いを入れたような漁港があります。
 漁船を係留させるスペースがあるので、青ヶ島のようにクレーンで出し入れする「空飛ぶ船」の作業はないようです。

0110mikura08  おおおおー!!御蔵島の滝。
 スタッフさんいわく両手で島の形を表現し、位置を指で指しながら、「ここは島の反対側」
 つまり、「里」の反対側なのです。
 (島を時計に見立て、里は12時、ここは6時)

 山歩きだと筆記道具を持ち運べるけど、ここは海の真上。
 手話を教えたわけではないのに、コミュニケーション・ストラテジーが高い。

 「上がる」の合図はどうしたら?
 親指を立てて、上に向かうような表現をして、「上がる」。

 いきなり、ドルウィンスイムをするのではなく、シューノケルに慣れるため1回は海に入るようになっていました。
 メンバーの中で年配者がいらっしゃいました。
 (後でわかったのだが、72歳と66歳のご夫婦でした。この年齢になっても、若い人たちに混じって参加なさるのはすごいです)

0112mikura08  練習のときに撮った玉石だらけの海底。
 
 とてもきれいだなぁ・・・と感動していたら、
 スタッフさんが身振りを交えながら
 「今日は、ちょっと透明度が悪い。澄んでいれば、遠くからでもイルカ見られるのにねぇ・・・」

0111mikura08  
 親子かな?



0114mikura08  おお~!イルカが私に!?と思いきや、垂直になってかっこいい泳ぎ方をしているスタッフさんに「遊ぼうよ」と向かってしまいました。
 私を見て「こいつはダサイな」なんて、思っていたかも?
 イルカの表情を撮ろうと思ったのに失敗。
 追いかけるのは禁止されているので、向こうから近づいてくれたときに撮ったほうが良さそうです。

0113mikura08  島の中で1番大きな岩。
 「元根」と言います。
 昔は島とつながっていたと考えられています。
 あっという間に2時間が過ぎてしまい、太陽がちょっと西に傾いてしまいました。
 1人1人気配りしてくださったおかげでとても楽しめました。
 特に一緒に泳いでくれた若い女性のスタッフさん、ありがとう。

 ビデオ動画は、この古いマシンではちょっと限界を感じるようになりました。
 古くてもvistaだけど、4年前のスペックだとすごく重たい感じです。
 近日中にデュアルコア(1つのCPUに2個の計算処理装置)のマシンに入れ替える予定なので、しばらくお待ちください。

 しげを工房さんの「いいウォッチングを目指そう!

 民宿しげを工房   

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新東京百景・御代ヶ池散策 No.2

2008-09-22 01:13:42 | 御蔵島

0057mikura08  
 空になった、オオミズナギドリ(カツオドリ)の卵。
 国内最大の繁殖地なので、森は穴だらけになっているそうです。
 

0058mikura08  やっと着きました、御代ヶ池。
 「この風景は新東京百景に選ばれているのですね」
 ガイドさん「もっと上の御山から池を見下ろす風景が新東京百景になっています。周囲400メートル、深さはおよそ2メートル。明治時代に放れた、鯉も生息しています」

(新東京百景・・・23区と市町村の住民が選んだ景観)

0059mikura08  鯉の泳いでいる姿は見えませんでした。
 ツゲの原生林に囲まれた湖畔の休憩テーブルに腰掛けると、マイナスイオンの美味しい空気に包まれていました。


0060mikura08
 樹雨(きさめ)が流れてきたり、晴れたり・・・・山の天気は変わりやすいです。


0061mikura08  道にこのような番号札が埋め込まれているのに気付き、聞いてみました。
 気付いたのは行く途中のT23、終点はT67。
 まるで地下鉄の駅ナンバリンク。
 GPS(地図情報システム)と関係しているかと思いましたが、エコツーリズムに指定されているコースはそのような目印がついているとのことでした。
 これがあると、出口までどのくらいあるか一目瞭然ですね。

0062mikura08
 「これは冬虫夏草。セミの幼虫に寄生し、抗がん剤の原料になる草が生えてきます」
 セミの幼虫に寄生する植物があるなんて!と目からウロコでした。


0063mikura08  

 上の拡大写真。


 あっという間にお昼になってしまいました。
 いろいろ教えて下さった、ガイドさんとお別れです。
 「生まれも育ちも御蔵島なんですか?」
 「はい、そうです」
 「いろいろ教えてくれて、ありがとう。とrても楽しかったです。昼食にしたいので、お勧めの場所まで送ってくれます?」

 送ってくれたところは・・・昨日戴いたばかりの同じ食堂、「美美庵」でした。

 お店の人も私のことを覚えてくれたらしく、「また、いらっしゃいましたね」。
 「昨日の刺身定食はとても美味しかったです。今日のお勧めは何ですか?」
 「お勧めは・・・塩焼き!!」
 0064mikura08           
 この島に来てからずっと魚ばかりでした。
 同じ民宿で泊まっている方と一緒に居合わせたので、ちょっと雑談してみました。
 私と同じく伊豆諸島と小笠原諸島、沖縄の小さな島まで巡っている、島が大好きな方でした。
 青ヶ島もすごくよいところだよ・・・と勧めてしまいました。
 この方も本当に青ヶ島まで行かれたらいいな・・・。

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新東京百景・御代ヶ池散策 No.1

2008-09-21 01:39:17 | 御蔵島

 今回の台風13号の動きはなかなか読めませんでしたね。
 20日午前6時頃には関東地方通過になっているような進路予想図なので、19日の御蔵島は欠航になるだろうと予想していましたが、普通に船が着き、八丈島へ。
 折り返しの船も無事に御蔵島寄港、東京に向かったそうです。びっくりしました。
 大島・新島・神津島・三宅島・八丈島は2つの港を抱えているため、天候や海況により接岸場所を変えられることはできるのですが、御蔵島のように桟橋が1つしかない島だと波が高ければそのまま通り過ぎてしまうのに、奇跡的です。

 2年前の御蔵島は台風でもないのに、寄港できずにそのまま八丈島に流されたのに、いったいどうなっているでしょうか・・・。(笑)
 今回の台風は駆け足で過ぎ去ったため、大きな災害もなくほっとしました。

0049mikura08  
 御代ヶ池入口の駐車場付近。
 東京都が設置したと思われる、青い道路標識が目立っています。
 

0048mikura08  
 ここでもアシタバが自生。
 特に新芽はそのままでも美味しい。
 

0050mikura08
 道路沿いにあった、御代ヶ池行きの道標。
 ここから散策するのに、ガイドさん同行でないと行けなくなりました。
 

0051mikura08  
 駐車場。
 


0052mikura08  ガイドさんいわく「サルノコシカケ(霊芝)。漢字にすると”猿の腰掛”です。
 ガンの治療に使われています」とのこと。
  へぇ、これが猿の腰掛!?と緑色の葉っぱに指差すと、
 「あっ、これは、マメツダです。サルノコシカケはこちら(右側)」

0053mikura08  
 5000年前~1万年前の噴火で転がってきたと思われる大きな岩。
 岩むき出しではなく、いろんな植物と一体化。


0054mikura08 野生のニオイエビネ。
 ニオイですぐわかってしまうため、昔は持ち去られたりしていました。
 御蔵島でしか見られない貴重な植物です。

 ここは野生ですが、人工的に増殖栽培を行い、園芸ファンに分譲販売するところもあるそうです。

0055mikura08  ツゲ。
 島じまん2008の御蔵島ブースでは、ツゲを使った工芸品の販売もありました。
 「ツゲは将棋の駒や印鑑、櫛などに使われています。成長は他の木よりも非常に遅く、100年かかって1メートルくらいになります。
 この写真に写っている大きなツゲは樹齢不明ですが、もしかすると500年から1000年の間かも・・・?
 高級木材なので、江戸に送り、収入を得ていたそうです。
 ツゲの将棋駒を天皇陛下に献上したことあり。
 

0056mikura08  ツゲといっても、とても貴重なものだったとは・・・。
 今になって気付くのはやはり遅かった。
 島じまん2008の御蔵島ブースでツゲ工芸品を販売していた理由がわかりました。

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御蔵の樹雨

2008-09-19 00:04:26 | 御蔵島

 先週の御蔵島から帰る日に台風13号発生。
 その時の天気図は台湾に向かうような予想図だったので、日本には来ないだろうと思いきや沖縄あたりでウロウロし、急に日本列島を横断するかように東方向へ進路変更。
 今日は夜帰宅でしたが、満月も出ていますし、台風が来るようには思えません。
 しかし、局地的な豪雨で土砂崩れなどの各地に被害が出ているようなので、台風の動きに充分気をつけてください。

 
<script language="javascript" type="text/javascript" src="http://dl.video.nifty.com/js/player.js?user_id=0000007297&amp;catalog_id=080918122973&amp;category_id=0&amp;lg=0&amp;width=300&amp;height=245"></script>

<noscript></noscript>

 今度はちゃっかりと助手席に座り、ビデオカメラを構えると、録画しているのに気遣ってくれたのか、ゆっくり走ってくれました。

   御代ヶ池に向かう途中の絶景スポット。 
 ふもとではよく晴れていたのに、ここは今にでも雨が降り出そうです。
 「ふもとではよく晴れていたのに、ここだといつもカズっているのですか?」
 「そのとおりです。毎日というわけではないけど、たまに晴れるときもあります。今日の御代ヶ池コースは雨の心配はありません。御山(おやま)の山頂付近だと樹雨(きさめ)ですね」
 
 ※樹雨・・・巨樹スタジイなどの木々が霧の水分を捕らえ、木からポタポタと雨が降るような現象

 湧き水だけではなく、森も豊富な水で覆われているので、湿地に多いコケに覆われている樹木や植物などが見られます。
 まだまだ続きありますが、今日は疲れてしまったので、この辺で・・・。
 
 パソコンの調子がちょっとおかしくなってしまいました。
 メモリやインターフェースなどを増設し、無理やりVistaにアップグレードしたせいかな。
 これで何代目でしたっけ?1代目はWindows98→MEにアップグレード、2代目はXP。
 わずか1年で特にいじっていないのにハードディクスが突然壊れてしまい、デジカメのデータが消滅。3代目はこのマシンだけど、4年間もよく頑張ってくれたね。(笑) 

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御蔵の源水

2008-09-18 00:00:00 | 御蔵島

0045mikura08 都道沿いの巨樹「シイノキ」から1~2キロくらいの「川田橋」というところです。
 村民の水道としての湧き水が使われています。
 つまり、蛇口をひねれば、ミネラルウォーターという日本一贅沢な水道水ですな・・・。

 御蔵源水のペットボトルもこのあたりの水を低温滅菌して販売中。
 1本130円でしたが、水道水もまろやかでとても美味しい。
 青ヶ島でも不純物の混じっていない雨雲からなので、ふれあいサウナの冷水器も風呂上りの一杯はとても美味しかった。

 そういえば・・・今年の島じまん2008、青ヶ島ブースのとなりは御蔵島
 とびくん、鬼辛、ウコン、ひんぎゃの塩、あおちゅう各種、牛祭りTシャツ、かわいい観賞植物などで活気あふれるお土産品、しかも和牛ステーキ丼、クジラヨの塩焼きから出てくる美味しそうな煙とかで押され気味だった御蔵島。
 青ヶ島に負けじと、源水ペットボトルの販売に力を入れたらしく「今日はとても暑いです。御蔵島の美味しい水はいかがですか~」と水を配られたときは喉が渇いてちょうどよかったと美味しく戴いたことを思い出します。
 しかし、バスと電車で来場してしまったため、水をたくさん買っても持ち帰るのは大変・・・。

0046mikura08 ガイドさん「ここでたまにソーメン流しをやっています。ほら、竹が見えますね」
 島の時計回りの反対側、ボロ沢橋や水の飲める滝、ソーメン流しのできる沢もあるそうです。

 伊豆諸島の中で最も水の豊かな島だったのですね。

0095mikura08  空になったペットボトルを水道水でリサイクルしても、味はそんなに変わりませんでした。
 自宅では浄水器の水を使っていますが、だんぜん、御蔵島のほうが美味しいです。もちろん、コーヒーも・・・。

 すっかり話をそらしてしまいましたが、お土産に「御蔵の源水」はいかが~?

 ●御蔵の源水●
  100mlあたりの成分
  カルシウム 0.48mg、マグネシウム 0.16mg、ナトリウム 0.87mg、カリウム 0.07mg
 
  その水を飲んだり料理に使ったりするだけでも骨や歯の形成や維持に欠かせない栄養素のカルシウムを摂取できます。
  水道水もそのような成分が含まれていれば、世界一美味しい水の自治体はもしかすると御蔵島村かも?

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都道沿いの巨樹

2008-09-17 00:01:00 | 御蔵島

 クルマから降りると、そこに昨日行ったばかりの巨樹。
 ガイドさんがいると、やはり詳しい話を聞くことができました。

0043mikura08  全く同じ巨樹だというのに、
 夕方見たときの雰囲気が変わっていました。
 
 「樹齢は何年なんだろうね?」

 「木を切ってみないとわかりませんが・・・たぶん120年くらいでしょう」
 春になるとオオミズナギドリが御蔵島にやってきて、斜面に1~2メートル程度の巣穴を掘り、卵を産み子育て。10月頃になると、ひな鳥が巣立つ前に親鳥が離れるそうです。

 昔はこれ以上増やすとツゲという高級な木を枯らしてしまうと乱獲していましたが、2004年からの御蔵島村自然保護条例により、営巣地も保護されるようになりました。
 道路沿いにオオミズナギドリの死骸をたくさん見かけたのに気になり、これも聞いてみました。
 「天敵のカラスにやられてしまいました」

0044mikura08  
 オオミズナギドリの巣穴を撮ろうと思っていたのに、目が巨樹に行ってしまいました・・・。


 では、巨樹の動画をご覧ください。

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都道223号ドライブ

2008-09-17 00:00:00 | 御蔵島

 9月8日(月曜日)の午前中はガイドさんと森歩き、午後はドルフィンウォッチ。
 これも2ケ月前からの予約なので、天候が心配でしたが、よいお天気でよかった~。

 8時半、エコーツーリズムのガイドさんが宿まで迎えに来てくださいました。
 「○○さん(私の名前)?」
 (はい、そうです。よろしくお願いします)
 「どうぞ、こちらへ」と案内されたのは、なんと運転席の後ろ・・・。
 ガイドさんは私よりも若くて、ホワイトソックスの松坂大輔さんにそっくり。
 まあ、クルマでも上座と下座があり、初対面のお客さんは運転席の後ろに乗せるのがエチケットだもんな。
 (運転手が友人だとしたら助手席が上座になるが、初対面は運転手の真後ろが上座。
 タクシーだって、運転手の真後ろが上座で最後に降りて精算する助手席は下座)
 
 ここはせっかくの御蔵島、そういうことは関係なく次にクルマを停めたら、助手席に座らせてもらうぞ~!!
 
 私のリクエストは新東京百景に選ばれた「御代ヶ池」コースなので、クルマは昨日歩いたコースと同じく時計回りの都道223号線です。 

 運転手の真後ろから撮ったものなので、目がカチカチしてしまいました。(ごめんなさい)
 次にアップするものは助手席からなので、まともに見れると思います。
 いかがでした?御蔵島の道路。まるで青ヶ島を思わせるような風景ですね~。

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都道223号ハイキング

2008-09-16 00:00:00 | 御蔵島

 都道240号は父島循環線、241号は母島南北線、236号は青ヶ島循環線(崖崩れ箇所あり)。
 御蔵島は233号線かな、と思いましたが、223号線の「御蔵島循環線」でした。
 全国版の日本地図帳では、島1周を描くようになっていますが、実際は島を時計に見立て、12時の起点は桟橋、終点は4時の「南郷」あたりの15キロでした。
 時計の反対回りの12時から8時あたりまでは村道。

 御蔵島ではレンタカーやレンタバイクはなく、基本的に自分の足で移動、ということになります。
 宿に頼めば、クルマを借りられることもありますが、ドルフィンウォッチの送迎に使っているみたいなので、ゆっくり景観を楽しみながらのハイキング。
 今回は都道の時計回りに歩くと、「どちらまで行くんだ!?」と声をかけられました。
 御蔵島ではバスやタクシーがないので、同じ方向に向かう辺鄙なところを歩く人を見つけては声をかけて乗せるようにしているみたいです。
 「いいですよ~。ありがとう」と身振り。
 言葉に甘えてしまうと、宿に戻る時間が早まり、暇をもてあますことになってしまいますので・・・(笑)

0029mikura08  
 季節はまだまだ夏でも、森は正直。
 森の色は秋の装いが少しずつ・・・。


0030mikura08  ここの都道はとても親切。
 1キロごとに緑色の看板、100メートルごとに青い杭が道端に設置されているので、どれくらい歩いたか把握できます。
 


0031mikura08  途中で見かけた、「かのき工房」さん。
 苔を使った植物のお土産品が売られていました。
 人がいるのかな、と思ったら無人。



0032mikura08 ギョ!びっくりした。
 ヘビがいました。
 いきなり出くわすと、心臓が止まりそうになります。
 ハイキングガイドマップに「日なたにはよくヘビがいます。いじめなければ、かんだりしません」と書かれているとおり。
 マムシはそんなに長くはなく、ハブは顔に輪郭が目立つものなので、毒ヘビではない。

0033mikura08  

 ここからは三宅島が見えるはずだが、今日は見えませんでした。
 


0034mikura08  ひたすら歩き、ハイキングマップによると、都道沿いの巨樹「シイノキ」まであと少し。
 気が付くと、このあたりは4キロ地点。
 内地だと4キロは遠く感じるのに、ここはなぜか近い。

0035mikura08

 4.8キロ付近でやっと拝めました。
 全国で2番目に大きい巨樹は、南郷地区の「堀井戸のシイ」。
 ここは南郷よりも小さめだが、都道沿いで観察できる巨樹。
 



0036mikura08  
 
 説明文をよく読まないと、ここが全国2位の巨樹だと勘違いしそうです。
 

0037mikura08  横に生えている幹も、巨樹と一体化。
 樹齢は何年だろうね・・・。
 太平洋戦争中、米軍の戦闘機が島の上を飛び交っていたが、爆弾を落とさなかったため、太古の自然が残っているみたいです。


0038mikura08  この先ずっと都道は続いていたが、終点の南郷まで目指すとしたら、あと10キロ。
 秋の日暮れは早い。
 日が暮れないうちにUターンしたほうが良さそう。


0039mikura08  腰をかけられる、休憩所らしいものはなく、さっきからずっと歩きっぱなし。
 ここで休憩したくても、苔が生えていて、座れない。
 江戸時代、江戸で起こった犯罪で島流しの刑を受けた人たちは、伊豆諸島に流されていた。
 しかし、途中からは生活苦のひどい島に流人を送ると余計に混乱を招くので、三宅島と八丈島が主として彼らを受け入れ。
 その島で犯罪を起こした流人は「島替え」と称されて御蔵島に送ることもあったそうだ。
 島の名主を斬殺した近藤啓次郎という流人が追い詰められ、腰をおろして観念していた石だそうです。
 ここで腰掛けるのはちょっと気がひけるので、ひたすら里方面へ。

0040mikura08  9月7日(日曜日)17時34分。
 御蔵島で見る夕陽はとてもきれい。
 その画像を東京の友人にメール送ると・・・
 なんと東京ではゲリラ豪雨、落雷、電車もストップしているとか。



0041mikura08  夕陽が分刻みで変わり、17時45分の風景はご覧のとおり。
 海面上で輝く光が少しずつ消えてしまいました。

 小笠原・青ヶ島・沖縄・稚内・御蔵島・・・場所は違っても、どれもきれいです。

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タンテイロ巨樹の森

2008-09-15 15:54:33 | 御蔵島

 2004(平成16)年4月から御蔵島村自然保護条例が適用され、東京都認定のエコツーリズムのガイドさんと同行でなければ、入山は難しくなりました。
 ガイドさんなしで森の散策ができるのは、ここ「タンテイロ巨樹の森」。

 ガイドさんに頼むのに観光協会を通しての手配になります。
 (半日4000円、1日7000円が相場ですが、人員により増減あり)

0026mikura08  
 携帯カトリス(蚊取り器)と虫除けスプレー、二重装備をしておいたのに、立ち止まると、どこからなく多量の蚊が飛んできました。
 


0027mikura08  御蔵島は「ミニ屋久島」と言われているとおり、あちこち巨樹をたくさん見かけます。
 屋久島の縄文杉は世界遺産に選ばれており、片道5時間くらい歩かないとたどり着けないそうです。

 写真を撮って、その場で画像を確認すると人のような顔が見えました。
 カメラの光加減でそんなふうに見えてしまうだろうかと思います。

0028mikura08  タンテイロ巨樹でUターン。
 ここでも蚊がいっぱい・・・。
 御蔵島は伊豆諸島の中で清水が沸く唯一の島だというのに、蚊の発生源はどこなんだろう??

 御蔵島村役場から徒歩3、4分のところに「タンテイロ巨樹の森」の看板が立っているので、「里」に1番近い森の散策ができるのはここだけだそうです。

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