「ザ・ローマ 帝国の興亡(字幕版)」(全6話)を観ました@アマゾンプライム
「ザ・ローマ 帝国の興亡(字幕版)」は6話まであり それぞれ1時間くらいなので観やすかったです 言語は英語でした
ローマ歴史講座で各皇帝について1回ずつセミナーを受けてきたので ちょうどよい復習になりました
映像で見るとわかりやすいですね でも殺戮シーンが多くて...
第1話はのっけからネロ (d.C.37~68) ローマの大火のシーンから始まり 反対者だけでなく妻のポッパエアを惨殺したり 自ら舞台に立ったり 次第に狂気を増してゆくのですね
第2話はカエサル (a.c.100~44)「賽は投げられた」のルビコン川のシーンも見られました 最後は暗殺されるのですよね
第3話は 護民官のティベリウス・グラックス(a.c.163-133) 共和制ローマ時代のグラックス兄弟の兄の方で カルタゴとの闘いに勝利し 護民官となって 土地を平民に還そうとするも元老院の反対に遭い とうとう志半ばにして倒れます
せっかく民衆のために立ち上がったのに策略に落ちて非業の最後を遂げる... 本当に残念ですね
第4話は 「ユダヤ戦争」(d.c.66~73) ウェスパシアヌスの治めるローマ帝国と ローマのユダヤ属州に住むユダヤ人との間の戦争で 凄惨な戦いが描かれています
ここに出てくるヨセフスというユダヤ人は のちに「ユダヤ戦記」を書き残したそうです
第5話は 「コンスタンティン」(d.co270~337) 当時迫害されていたキリスト教を庇護し 自身も最後にキリスト教に改宗した皇帝の話です
形骸化しつつあったテトラルキア体制の中 妹をリキニウスに嫁がせるも数奇な運命に弄ばれ...
第6話は「西ローマ帝国の滅亡」
4世紀 西ゴート族の襲撃により西ローマ帝国が滅ぶところを描いています
若すぎて未熟なホノリウス帝(384-423)の部下の策略により 西ゴート族の王アラリクス1世(370-410)は数度までも裏切られ とうとう彼はローマ包囲を決意し 西ローマ帝国は滅亡の道をたどります
そのアラリクス1世の死後 義弟のアタウルフのもとに ホノリウスの異母妹のガッラ・プラキディアが政略結婚で嫁がされ 数奇な運命を辿るのですね...
どうしてもこの時代の作品は 惨殺シーンが多くて見るのもつらいのですが 歴史を知るのにとてもよい作品でした
「ザ・ローマ 帝国の興亡(字幕版)」は こちら
*写真は2008年に行ったフォロ・ロマーノ