大崎農業士会では去る平成27年12月17日に,平成27年度第2回研修会を行いました。研修内容は,登米市の有限会社おっとちグリーンステーション代表取締役の柳渕淳一氏を講師に招き,「地域をリードする複合経営組織の経緯と今後の展開」をテーマにお話しを伺いました。
講演ではこれまでの経緯のほか,現在の経営管理の特徴(部門毎に責任者を配置,情報交換の徹底,世襲にはこだわらず若くてやる気のある人材を雇用など),野菜パウダー「のなこ」の商品化に至る努力やコンセプトや今後の展開等について説明がありました。農業士から講師に対しては「複合経営における品目選択のポイント」「地元雇用についての考え方」等の質問があり,個々の経営拡大や6次産業化について考える良い機会となったようです。
また,情報提供として宮城県6次産業化サポートセンターの森谷哲也氏を講師に「6次産業化サポートセンターの支援内容について」の説明がありました。
普及センターでは,大崎地域農業を牽引する農業士会の取組を引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910