蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

可愛げがない、、、

2021-06-18 | 老い
何もしない生活が大好きなわたしだが、そういうわけにもいかない。
最低限度のことはする。
ぼーーーっとFMラジオを聴きながらコーヒーを飲んでいたら一日はあっという間に過ぎる。
通路にはみ出した枝切りや草抜き、掃除なんか朝には終わってしまうので、時間はたっぷり。
日常着の繕い、チマチマお裁縫をチクチクしたり、スマホであれこれ設定したりすると、時間はどんどん進んでいく。

特に今、難儀なのは、とある既存クレジットカードを「本人認証」してWEB登録したいのだが、なかなか出来ない。
利用上限枠を上げたいため。
電子マネーを出かけたお店で使う際、セキュリティを強めるために必要なのだが、インターネットでカード会社側の窓口から入って行こうとすると、アウト。
必要事項を入力した後、実行ボタンを押すと、「登録できません」と冷徹な反応。
何かが間違っているのだろう。
電話をかけて生対応してもらって聞けばいいのだが、億劫。
別の違うクレジットカードにしようか、と思ったが、やめた。
気が進まない。
本人確認できていないままのカードでは使用可能上限額が低いのだが、低くてもそれで我慢しようか、と、いたって消極的。
ぜひとも必要性が迫っていないので、なんでもうまくいかないと、とりあえず保留にして、また後日、出直す。
なかなか出来ないで、延々と取り組んでいると、娘に呆れられた。
ずーーーっと、それ、やってるなあ、、、と。
アタマが岩石のようにカチカチなんだろう。
溶解しない。
それでも、時間はかなりかかるが、どうにかやがて自分がやりたいことが出来るようになる、、、はず。

ちなみに、携帯電話に電話がかかってきた。
だが、知らない番号には出ない。
携帯電話機種を変え、契約も変えたので、留守番電話機能はなくなったかも知れない。
そこで今、調べてみたところ、留守番電話は有償のオプションのため、再契約しない限り、付いてないようだ。
かつては母から留守電がよく入っていたが、再契約するべきか、、、。
しかし、よくよく考えると、今年、母の携帯電話はわたしが解約したのだった。
忘れていた、、、。
電話がかかってくるわけがない。
じゃあ、もう留守番電話は無しにしよう。
用事のある人はメッセージかなにかに入れてもらおう。
こちらで名前を電話帳に登録すれば、誰からの電話か即わかるわけで、名無しの権兵衛からの電話は無視しよう。

それにしても、通信機器、スマホ設定は超超超面倒くさくて、大嫌いだ。最たる苦手。
もともとアホなところに、老化の波が押し寄せ、アタマカチカチ石頭になっている。
スマホを最新のものに変えるのは、わたしには豚に真珠だ。
まあよい。
頭痛を抱えながら、スマホと格闘する。
やはり、わたしは好き勝手に好きなことをブログを書くのが一番の癒し、至福の時だ。

最近、わたしはスーパーやショップの買い物で、続けてボケっぷりを実感して落ち込んでいる。
クレジットカードの使い方が、スーパーのレジの機種によって違うため、それぞれに対応しなければならない。
Aスーパーは、クレジットカードを差し込むと「早く抜け」と指示されるので、注意されるまでには素早く抜かなければいけない。
自分で差し込み、自分で抜くシステムなので店員さんにカードを手渡すと怪訝な顔をされる。
Bスーパーは店員さんがカード処理をしてくれるため、勝手にカードを引き抜いたりすると、すごく嫌な顔をされる。
もう一度やり直さなければならないため、店員さんは、もろに不快感をぶつけてくる。
AスーパーとBスーパーでは、自分でする、店員さんがする、機械処理が速い、遅い、と逆のパターンなので、ぼんやりして間違ったりすると、明らかに店員さんの機嫌を損ねて、落ち込む。
すみません、すみません、と何度も謝る自分が情けない。

しかし、なんで頭を下げにゃならん?!
わたしはお客さんの上に、認知機能が低下している高齢者なのだ。
こういう時に、強い性格の人なら、開き直ることが出来るんだろうけれど。
よくお店なんかで逆ギレしているおじいさんを見かけるが、ああはなりたくないと強く思うものの、自己弁護、自己擁護もしないと老人鬱になりかねない。

いいのいいの、とボケたふり、
あるいはホントに100%ボケていたら楽なんだろうけれど、何しろ、カウントダウンが始まり近々、新入りの高齢者になるもので、まだ新米なのだ。
ボケも新米。
そのうち、しっかり、どっぷり、何も思わなくなる高齢者枠の大ベテランになるだろうけれど。
どんくさい自分にまだ慣れていない。
社会は高齢者に優しくすべきだ、と憤るあたり、やっぱり背景には自己正当化があるなら、年齢の問題ではなく性格やキャラクター、人格に原因があるようだ。

しかし、わたし、可愛らしいお年寄りになれるだろうか?
ちょっと自信がない。