蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

中身のないプライド

2021-06-05 | 日々のこと
新しいスマホとお出かけ。
まだスマホカバーを買ってないから、裸ん坊スマホは気疲れする。
古いスマホは、WiFiが飛んでないと単なる時計とカメラ。
まあそれでもいいのだけれど。

ダサダサのダサ〜いミニポシェットをぶら下げ、いちいちスナップを開け閉めして落下防止し、やたら過保護対応で新スマホを持ち歩いている。
しかし、なんだか心臓に悪い。
1秒も早くスマホケースを購入したい。
だが、物持ちのよいわたしは、中途半端なモノを買うと、捨てられずに苦しむ。
なので、今はモノが無い苦しみを味わい中。
ただ今、スマホケース吟味中。
ぱぱっと決められないだけだけど。
ゆっくり好きなものを選びたい。

・・・と、書いてスマホを一旦、リュックに収納。

・・・

趣味のお出かけ、帰路になった。
帰りは何も書きたいことがなくなった。
身もこころも満たされて、満足感に浸っている。
満足すると、閃きもアイデアも愚痴も不満も、何の感情も湧き出てこない。
お花畑に座っている。
たんに頭の中が空っぽになっているだけだけれど。

ちなみに、今、次女が家に帰ってきている。
彼女は食にうるさい。
買ったお惣菜やお弁当は嫌い。
家でなんらかの調理をしたものが良いらしい。
冷凍するのも嫌う。
なので、使い切る量を買わなければならない。
めんどくさい、やっちゃ。

わたしは、食べるものは買ってきたものや、既製品で済まし、大量にまとめ買いをして冷凍する派。
夫は買ったお惣菜でも何の文句も言わない。
夫のほうが、食事の用意はすこぶるカンタン、楽勝。
夫が実家に泊まる日が増えて、楽ちんだと思っていたら、今度は、食生活うるさ型の次女と毎日、顔を合わせることになった。
一難去ってまた一難。
せっかくサボれると喜んでいたのに、うまくいかないものだ。
仕方なく栄養バランスを考え、野菜なども配した食事作りを心がけざるを得ない。
わたしは、手抜きサボり食が大好きなのに、、、。
幸か不幸か健康になってしまいそうだ。

小3と小1孫たちのための、おばあちゃん食堂を開いている。
で、何が食べたいかとリクエストを聞くと、なんと、カップ麺が食べたいとのこと。
毎回、カップ麺を出すわけにもいかないので、生ラーメンにしている。
腕をふるおうと力んだら、お湯を注いで3分のカップ麺をリクエストされたわけであるものの、、、手抜きでサボりのわたしだが、しかし、カップ麺はいくらなんでもどうかと。
本当はサボりじゃないのかも知れない。
いや、サボりだ。
だが、サボりを自負してはいるが、カップ麺をリクエストされると、主婦の沽券に関わる。
一寸の虫にも五分の魂。
手抜きサボり主婦にも1ミリのプライド。
なんの役にも立たないプライドではあるが。

というわけで、ほんの少し仕事をしている風がわたしのお好みのようである。
サボりのくせに、生意気なのだ。

帰路に、頭の中はお花畑になりつつも、電車下車駅が近づくと、脳内で夕飯の準備が始まる。
何を買って、何分のバスに乗ろうかと、バス時刻表と睨めっこ。
お花畑劇場はあっけなく終了した。