マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

稼ぐことは、大変!!

2007-08-17 20:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
会員制リゾートホテルのセールスマンを、今日、家に迎えました。
夫の友人が、リゾートホテルの会員で、「話しだけでも聞いてあげてくれ」 とのことでした。

昨日に続き今日も猛暑でした。  約束の時間より15分程時間が過ぎた時に私達は、「車が混んでるのかしら? 家が分かりにくいのかしら? 頭が痛くなるような外の温度だけど、車ならクーラーもきくので、猛暑のこの時間でも大丈夫ね」 と、話しながら待ちました。
「ピンポ~ン」と玄関のチャイムの音。 「あれ? 車の止まる音聞こえました?」と夫婦で顔を見合わせて、玄関へ。  「道に迷いまして、家がなかなか探せなくて、遅れてすみません。」 と若いセールスマンさんです
猛暑の中、黒い背広を着て、顔からは汗が流れるように吹き出しながら、立っています  歩いて来られたのです。  ともかく家に入って頂きました。大急ぎで氷水で冷やした二枚のタオルで、顔、首、頭、体を拭いて頂き、体を冷やして貰いました。  
25才の若造では、この暑さの中のセール仕事でも、駅からのタクシー代も出ず、ましてや車も使わせて貰えないのでしょうか   熱中症にでもなったら、会社は、どう責任を取ってくれるのでしょう? 
などと考えながら、忘れかけていた、稼ぐことの大変さを思い知らされました

セールの品物は、私には時代遅れのように思えました
リゾートマンションの値段が、部屋の大きさにより、400万~1500万円 一部屋の持ち主は24人です。 一部屋を24人で共有するので、年間の部屋使用の保証をされるのは、13日だけ。 13日以上の使用は、他の共有者が使用しない場合には、申し込み、使えます。  他に、年会費、管理費、部屋使用料、が必要です。  更に、その物件は、買った人が死んだら、無料で会社に返品。なのに、更に、部屋の大きさに合わせて、部屋の持ち主が、毎年固定資産税を払うのです 
この制度にしておけば、やたらな人は買わないので、高級感が保てると、いうのです そのようにステータスを保ちたいのは、格差社会の現実なのでしょうか? 別荘と考えて購入するにも中途半端と思えるこの品を、バブルの時代も過ぎ、バブルの怖さを知った後でも、買おうと思うほどの金持ちがいるということでしょうか。 
売れなくては、あの青年の給料はあがらないのかしら? 
などと考えながら、忘れかけていた、稼ぐことの大変さを思い知らされました

若いセールスマンを、心からの応援歌と共に、見送りました
私達の娘も、今日の暑さの中で、スーツ姿が必要な仕事をすると聞いています。  私達の息子も、桁の違う大きなものを売って歩く仕事です。  今日の若いセールスマンと、子供達が重なりました。