氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

443 決断

2006-12-28 08:16:36 | Weblog
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443 決断


正解を求めていては「決断」することは出来ません。正解のないことを決めることを 「決断」と言うそうです。

 なるほど、目から鱗(うろこ)ですね。

 正解が用意された問題に対して、 答えることを「決断」するとは言いません。 比較検討する材料が揃っており、優位性が明らかになっているものや予め正解が用意されているものに対する決定は「決断」ではなく、「判断」です。

従って、判断には失敗や誤りがあります。 判断を誤ると損をしますし、後悔することもあるかもしれません。

しかし「決断」には、失敗や誤りはありません。
言い方を変えれば、失敗や誤りがあったり、後悔が出て来るようなものは「決断」ではなく、判断だったと潔く認める態度が大切だそうです。

人生は「決断」の連続です。 特に人生で大切なことほど、「決断」が求められます。
「決断」は心や魂の担当分野ですが、「判断」はアタマがするものです。

人生を判断で乗り切ろうと思っている限り、われわれは常に人生の判断を誤ることになるかもしれません。


 なるほどね。われわれが「決断」だと思っていたことは、」実は判断だったのですね。与えられた条件を吟味して、損か、得かを「判断」しているのに過ぎません。
 アタマで下した判断は、残念ながら、必ず「こんなハズではなかった…」と言う答えをわれわれにもたらしてくれます。

人生に必要な能力は判断することではなく、「決断」することなのですね。 どんな結果になっても、全てを受け容れる覚悟をすることが、「決断」すると言うことだそうです。

小生は、女房殿と結婚を“決断”したと思っていたのですが、ひょっとしたら“判断”していただけかもしれませんね。

次回もお楽しみに
以上

442 たんぽぽの願い

2006-12-27 08:05:02 | Weblog
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442 たんぽぽの願い

“たんぽぽ”(ハンドルネーム)さんがいいことをおっしゃってます。

どんな自分のこころにも、
ありのままに気づき続けることができたら、
ありのままのこころに、穏やかに接することができたなら、
なんでもない、あたりまえのような日常に新しい風が吹いてきます。
新しい風に乗って何処へ行きましょうか?
何処へでも行ける、誰のこころにも自由がある。
あなたが望むなら、どんな自分にでもなれますね。
いつのまにか、こころがゆるんで開放(浄化)されていく、
こころの自由(しくみ)に気づかせてくれる、
そんな言葉たちに出逢えます。

未来に目を向けると
なんだかわからないけど不安
新しいことにチャレンジしたいけど恐い
お金、人財、才能
何も無い自分が、「今 ここ」にいるだけだからね
ほんとうにそう、不安だし、恐いね
でもね、誰にだって 平等に与えられているものがあるからね
未来を創るのに一番大切なもの
それはね、意識(こころ)に備わっている力
生まれたときから、みんな同じに与えられているんだよ
意識(こころ)の力を使えるあなたになればいいだけなのです


こころの力を最大限に発揮するためには、意識の観察を続けることだそうです。
意識は何を観ているか? 意識は何を聴いているか? 
意識は何を創り出しているか? 意識は何を欲しているか?
意識は何処にあるの?
毎瞬、毎瞬、ずっと観察していると、今まで観えなかったことや、聞こえなかったこと、感じなかったことがたくさんあることに氣づくかもしれません。今まで知らなかったあなたに出逢えるそうですよ。やってみる価値があるかもしれませんね。

いかがでした。
次回もお楽しみに。
以上

441 努力の壷

2006-12-26 07:40:58 | Weblog
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441 努力の壷


あるお母さんと娘の話です。その子は、お母さんから聞く「努力の壺(つぼ)」の話が大好きです。

「おやおや、〇〇ちゃんがはいま、どんなことにチャレンジしているの?」

「いま、逆上がりをしているの。でも、もう1ヶ月も練習しているのに、なかなかできるようにならないの」

「そう、そうなの・・・」
「あのね、人間はね、何かの目標を自分で決めると、神様からプレゼントをもらうのよ。とても素晴らしいプレゼント。それはね、目には見えない壺なの。大きいのや小さいのや、いろいろあるのよ。そして、その人が目標に向かって少しずつ努力していくと、その壺に少しずつ努力がたまっていくの。

 だから、『努力の壺』。

 ずっとずっと努力を続けていると、その壺に少しずつ少しずつ努力がたまっていくの。そうして、いつしか壺がいっぱいになる。

 そして、壺から努力があふれたとき、その人の夢や目標が突然にかなうのよ。
 〇〇ちゃんが今度もらった壺は、だいぶ大きいみたいね」

〇〇ちゃんは、この話を聞くと、また頑張ろうという気になるそうです。努力をいっぱいためようと思えるのだそうです。

 この話し、斎藤一人さんの「やかんの法則」に似てますね。やかんに水を入れると、なかなか溢れません。しかし溢れないけれども、確実に水は溜まっています。溢れるまで、頑張れば、必ずやかんから水は溢れますね。当然ですが・・・。要はそこまでねばり強く、諦めないで頑張れるかどうかですね。

 でも、確実に水は溜まっていくのだから、いつかは溢れ出ることを信じ切れるかどうかですね。あせらずに、溜まっていく水を楽しめれば良いですね。

いかがですか。
次回もお楽しみに
                                      以上

440 ある社長の言葉

2006-12-25 08:04:27 | Weblog
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440 ある社長の言葉

ある社長さんが「どうですか?最近は?」と尋ねられたとき、社長さんは頭をかきながら、近況をこんなふうに喩えたそうです。

 「いゃ~、地べたに落ちている100円玉をせっせと拾うのに一生懸命で、すぐそばを飛んでいる1万円札の束に気づけていない。そんな感じです」と苦笑い。

 彼の言わんとするところ、わかりますね。この喩え、実感がこもっていて、素晴らしいですね。

 つまり、次のような人のことを言っているのかも知れません。

 ・学歴の取得に懸命になるあまり、本来の才能を眠らせている。

 ・会社経営に邁進し、家族の気持ちに気づけなくなっている。

 ・プラス思考にしゃかりきになって、本当の感情を味わえていない。

 ・目標達成しか眼中になく、幸せを感じることを忘れている。

 ・理想の未来ばかり追い求め、今日一日の楽しみを知らない。

 何となくニュアンスは、わかっていただけたでしょうか?


 小生も実感するのですが、夢とか目標を追いかけるのは良いけれども、そのために必死に頑張っても、なんだか苦しいばっかりで、ゆっくりと楽しむことが出来ないことってありませんか。

明日を夢見るのも良いですが、明日は永遠にやってきません。明日になれば、もう今日なのです。いつも今しか存在しないですね。だから、楽しむことは“今、ここ”しか出来ないですね。

小生、今日を楽しむために、いつも飲んでます。女房殿は“ただの呑み助だけ”とおっしゃっていますが・・・。

次回もお楽しみに
以上

439 こども

2006-12-22 12:27:47 | Weblog
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439 こども


批判ばかりされた子どもは  非難することをおぼえる

殴られて大きくなった子どもは  力にたよることをおぼえる

笑いものにされた子どもは  ものを言わずにいることをおぼえる

皮肉にさらされた子どもは  鈍い良心のもちぬしとなる

しかし、 激励をうけた子どもは  自信をおぼえる

寛容にであった子どもは   忍耐をおぼえる

賞賛をうけた子どもは    評価することをおぼえる

フェアプレーを経験した子どもは  公正をおぼえる

友情を知る子どもは     親切をおぼえる

安心を経験した子どもは   信頼をおぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じとることをおぼえる

       「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から抜粋 
                          川上邦夫訳新評論

これは、皇太子さまのお誕生日での会見で、敬宮愛子さまの話があったときに、最近感銘を受けたという米国の教育学者ドロシー・ロー・ノルトの詩「子ども」を紹介されたものです。

まさにそのとおりですね。育てたように子供は育つ。せめて親に育てられたように、子供を育てたいですね。じゃあ、やっぱり子供も飲んべぇになるのかなぁ?

いかがでした。
次回もお楽しみに
以上

438 与える男 受け取る女

2006-12-20 07:44:09 | Weblog
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438 与える男 受け取る女


 男性は、与える性。女性は、受け取る性。なんだそうです。そうです、性器と一緒なんですね。
 男と女で悩みの根っこにあるものが異なっているようです。

男性の悩みの根っこにあるものは、俺は誰の役にも立っていないという、自分の 
<能力に対する自信のなさ> です。つまり、与えることができないという悩みだそうです。

一方、女性の悩みの根っこにあるのは、私は愛されていない、大切にされていない
という <;愛情の欠乏> です。つまり、受け取ることができていないという悩みだそうです。

 だから、過食症、拒食症といった摂食障害を起こすのは、ほとんど女性です。愛情の代わりに、ものを食べるそうです。
 ワーカホリック(仕事中毒)になるのは、ほとんど男性です。働いても働いても自分はまだまだダメだ。つまり、与え足りないから体と精神を壊すまで働いてしまうそうです。

ですから、女性と男性が、本来の性の特徴と逆のことしようとするとコミュニケーションに障害が生じるそうです。
 受け取ることができない女性は、世話をやくこと、つまり与えることで、男性を支配しようとします。
 与えることができない男性は、「この人は、私がいないとダメになってしまう」と女性に思わせて、女性を支配します。

でもこういうケースは、ほとんどの場合破局を迎えます。
 男性は、与えられれば与えられるほど、無力になっていくんです。そして、自分を無力にした女性を恨み始めます。
 酒やギャンブルに溺れて、まともに仕事をしない男とそんなダメ男を養っている女性の組み合わせが、その典型でだそうです。

 面白い話ですね。だから男性は気前がよく、女性はケチなのですね。女性の皆さん、失礼しました。でも本当のような気がします。

次回もお楽しみに
以上     

437 輝き

2006-12-19 07:49:31 | Weblog
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437 輝き


輝きを失った人は、人を批判することでしか自尊心を得られない。

輝きを失った人は、自分の価値観でしか物事を見れない。

輝きを失った人は、自分のものであるかのように他人のすべてを拘束したがる。

輝きを失った人は、荒っぽい言葉を頻繁に遣う。

輝きを失った人は、人から何かを奪ってばかりいる。



心がキラキラ輝いている人は、自分のやりたいことをしている。

心がキラキラ輝いている人は、自分の心の声を大切にしている。

心がキラキラ輝いている人は、人に愛ある何かを与えている。

心がキラキラ輝いている人は、新たな自分にチャレンジしている。

心がキラキラ輝いている人は、愛の言葉を遣っている。



いかがですか。見比べると、不思議と文書ですら輝き具合が違って見えますね。
すべては自分の選択次第。
自分の思うように行動し、全てに責任を持つ態度が、キラキラ輝いているように見えるかもしれませんね。

小生、少しでも輝いて見えるように、ピカピカ光る飾り物を身に付けようかと思っています。これ、斎藤一人さんのお勧め法ですよ。皆さんもやってみます?

いかがでした。
次回もお楽しみに
以上


436 4年間の有休で世界旅行(5)

2006-12-18 10:45:59 | Weblog
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436 4年間の有休で世界旅行(5)

―― 日本に帰られて、どんな気持ちでした?
旅をした4年3カ月は確かに夢のようだったんですけど、日本に帰ってきて過ごしている時間も「生き、生かされている」ことに変わりないんですよね。そういう意味では、同じです。

しばらくして旅の記録を『やった。』という本にまとめたんですけど、この本がたくさんの方に読んでもらえて、印税が貯まったんです。

このお金で自分ができることは何かって考えて思い浮かんだのが、旅でお世話になった方への恩返しです。本当にいろんな方に助けていただいたんですけど、頭に浮かんだのはシェリフでした。

―― ギニアのお医者さんですね。
はい。村に何が必要か聞いたら、井戸がいいと。水が病気の原因になっていることが多いんですね。彼らは薬よりも医療よりも、きれいな水がほしいんです。

でも、ただ井戸を掘って渡すだけではダメだと思いました。村の人が自分たちで管理する体制を作ってからでないと、大事にしないし、すぐに使えなくなる。井戸を作って維持するのにどういうことが必要なのか、話し合いだけで2回ギニアに行きました。

そういった準備に2年くらいかかったんですけど、それが今年の6月、ようやく完成しました。

―― 今後の夢を聞かせてください。
今度は、シェリフが住んでいる地域に診療所を作りたいんです。これは私の印税だけでは足りないので、NGOを立ち上げて資金を集めたいと思っています。

また旅にも出たいですね。この間は行けなかった中央アジア、ウズベキスタンとかキルギスとか。最近のイスラムに関する報道が、私が見てきた印象とはかなり違っています。

そういうことも伝えていけたらと思っています。また、日本の子どもたちには、夢は叶うということ、人は生かされているということを、体験を通じて伝えていきたいですね。

 
ホント、素晴らしい体験ですね。やはり、親切にされたから、恩返しをしたいと思うのは、誰もが思う人間の素直な気持ちでしょうね。ただ、凡人は思うだけでなかなか実行に移せませんが・・・。

仕事というのは目の前のことを一生懸命やっていると、向こうからやってくるというのは本当ですね。坂本さんも初めからギニアに井戸を掘ったり、診療所を作ろうとは思ってもいなかったでしょうね。
この生き様を少しでも見習いたいものですね。

世界旅行シリーズは今回で終わりです。
次回もお楽しみに。                           以上

435 4年間の有休で世界旅行(4)

2006-12-14 07:52:34 | Weblog
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435 4年間の有休で世界旅行(4)


―― 一番高いところだと、標高何メートルくらいでしたか?
チベットのラサからネパールのカトマンズに抜けるところに、中尼公路という道があります。これはヒマラヤ山脈を越えるハードな山岳ルートで、5000メートル以上の峠がいくつもあるんですよ。5000メートルを越えると空気が地上の半分くらいなるので、気を付けないと危ないんですね。

潜水してて水面に上がったときに空気がないと、パニックになるじゃないですか。運動量を減らさないと、その状態になるんです。酸素が薄いので、頭がほんとパニックする。決して無理できません。

―― 気温はどれくらいなんですか?
マイナス30度くらいまで下がります。そういうところにテント張ると、おもしろいですよ。まったく生き物がいなくて、周りは死の世界。絶望的なところにいるのに、自分の命はある。自分は生かされているんだという、不思議な感覚です。すごく空がきれいなので、「自分はいま、宇宙にいるんじゃないか」って思ったりもします。

この後、ベトナムのハノイまで行き、アラスカから南米に渡ったんですけど、アマゾンの星空もすごかったですね。地平線前後左右、全部星があるんです。星明かりで空が明るいんですよ。神様が間違えて星を出しすぎちゃったんだと思いました。

―― 旅の終点は南米だったんですね。
南米大陸の最南端、アルゼンチンのフェゴ島まで行き、そこからずっと北上してエクアドルに行きました。エクアドルの首都、キトの少し北が緯度0度。赤道記念碑があって、そこがゴールです。


 すごいですね。これだけの体験ができるのだったら、やっぱりこの自転車での世界旅行は無駄ではなかったですね。でも小生にはとてもマネは出来ませんが。
アマゾンの星空も見てみたいですね。もちろん飛行機で行って・・・。
 自分以外に生物がいない、絶望的なところにいるとは、どんな感覚でしょうか。
せいぜい、坂本さんの感動の一万分の一でも感じ取れれば良いですね。

いかがでした。
次回も続きます。
お楽しみに
以上

434 4年間の有休で世界旅行(3)

2006-12-13 07:52:48 | Weblog
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434 4年間の有休で世界旅行(3)


―― 彼らにとっては通りすがりの旅人ですよね?
そう、それなのに、自分を助ける義務も必要も何もない人たちが、ここまでしてくれて……。村のおばちゃんが日本風のお粥を作ってくれたときには、もう号泣しましたね。1週間ほどで何とか回復し、シェリフに薬代も含めてお礼を渡そうとしたら、受け取らないんですよ。「自分たちの国にいる間は、僕たちが全部面倒見る。金の問題じゃない」って。誇り高い人たちです。

このギニアでの出来事は、自分とってすごく大きかったですね。自分は「生きている」のではなく、人やタイミングなどいろんなことを含めた大きなものに「生かされている」と気付くきっかけになりました。結局1年1カ月かけてアフリカ大陸を縦断し、最南端の希望峰に到着。その後、ユーラシア大陸に向かいました。

―― 休みなく、続けていかれたのですか?
そうです。イタリア経由でトルコに入り、イスタンブールからスタートです。トルコからイランを通ってパキスタンに入りました。パキスタンと中国の間に、標高が4730メートルあるクンジェラーブ峠というのがあります。ここまでは距離にして550キロくらい、5日か6日、ずーっと上り坂が続くんです。

―― かなりキツそうですね。
いや、基本的に上り坂って気持ちいいんですよ。上り坂だと、自然と対話をしたり自分の内面と話したりするようになるんですね。感覚が研ぎ澄まされていって、余分な垢とか諦めとかそういうのがどんどん落ちていきます。浄化されていくような感じです。それが1時間とかじゃなく5日、6日上がりっぱなしだとすごい。風、空気、光、湿度、見るものすべてが自分の中に入ってきて、浄化されていきます。これが自転車のいいところです。


 小生、臆病なので一人で旅行なんて行こうとも思いませんが、全然知らないアフリカの地で赤痢とマラリアにかかったら、心細いを通り越していますよね。
 村で最後の薬をくれたり、めったに食べられない鶏を食べさしてくれたり、やはり、最後はお金じゃないんですね。この感動は言葉では言い尽くせないでしょうね。


まだまだ続きます。
次回もお楽しみに
以上

433 4年間の有休で世界旅行(2)

2006-12-12 08:24:13 | Weblog
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433 4年間の有休で世界旅行(2)

―― それでいよいよスタートですね。
一番大変そうなところを最初のうちに走っておこうと思って、ヨーロッパで3カ月半ほど調整してからアフリカに入りました。日本にいると「アフリカ=貧しい」みたいなイメージがありましたが、まったく違っていましたね。人との交流がすごく深くて、豊かなところです。

子どもにもたくさん会いましたが、押さえつけられているものがないせいか、開放的なんですよ。嬉しいことがあると、くるくる回って踊る。自転車で走っていると嫌なこともあるんですけど、子どもたちがそういうことをリセットしてくれましたね。子どもたちの笑顔が僕を前に進ませてくれたようなところがあります。

―― アフリカの自然はどんな感じでしたか?
地域によって風景が全然違うんです。西は森やブッシュで、東では動物がたくさん見られる。南に行くと砂漠です。とにかく朝焼けや夕陽が素晴らしかったですね。特にアフリカの最高峰、キリマンジャロの山頂で見た朝焼けは圧倒的でした。前の日の夜から歩き始めて、日の出前に山頂に着いたんです。このときはまだ真っ暗なんですけど、陽が昇り始めると眼下の雲海が少し姿を現してくる。この世の始まり、世界という舞台が広がっていく感じといったらいいでしょうか。

アフリカの旅は順調に進んだのですか?
それが大変なことがあったんです。ギニアで、赤痢とマラリアを併発してまったく動けなくなってしまって……。熱が40度を超えて、震えが止まらない。吐き気とめまいがして、ひどい下痢。出発して7カ月目だったんですが、「いろいろ準備してようやく実現した旅も、ここまでか……」と思いました。

このときに助けてくれたのが、シェリフというお医者さんです。彼が、村にあった最後の薬を私に注射してくれた。そして噂を聞いた村の人たちが、信じられないくらい面倒を見てくれたんです。子どもたちも滅多に食べられないニワトリを「食べろ」といって持ってきてくれたり、血便の付いたパンツを洗ってくれたり……。赤痢菌って水で感染するんで、危険なんですよ。それなのに、そこまでしてくれて。


すごいですね。4年計画のうちのまだ7ヶ月で赤痢とマラリアにかかって・・・それでも生きているとは! もちろん死んじゃったらこのお話は最初からありませんが!

面白くなってきましたね。
次回も続きます。                          以上

432 4年間の有休で世界旅行(1)

2006-12-08 07:54:17 | Weblog
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432 4年間の有休で世界旅行(1)

 4年間の有給休暇を取って、自転車で世界一周をした人がいるそうです。その人の名はミキハウス社の坂本達さん、世界旅行をまとめた著書『やった。』は、2005年高校英語の教科書に採用されたそうです。

―― 世界一周の旅に出られるきっかけは何だったのですか?
もともと「世界中の人に出会って、彼らがどんなところに住み、何を食べ、どんなことを考えているのか知りたい」と思っていたんですね。それで「自転車で世界を回る」という夢を抱くようになったんです。ミキハウスでは年に2回、業務レポートを社長に直接提出するんですが、勝手に欄を設けてその夢のことを毎回書きました。「世界の子どもたちにミキハウスの洋服を着せて、広告写真を撮る」とか強引に仕事に結び付けたんですけど、最初はまったく相手にされませんでしたね。

―― それからどうやって実現されたのでしょうか?
仕事やお金は取り戻せても、時間は取り戻せないですよね。そのとき私は26歳だったのですが、「20代のうちに世界を回ろう」と決めていたので、企画が通らなければ会社を辞めるつもりで準備に取りかかりました。だいたい費用が1000万円くらい要るんですよ。自分でも貯金していたんですけど足りないので、サポートしてくれるスポンサーを探しました。

―― それは仕事とは別ですよね?
もちろん業務時間以外で、です。8時とか9時に寮に帰って、明け方4時くらいまで企画書を作り、太陽が山の端に昇ってくる頃に「そろそろ寝なきゃ」って仮眠する。そんな日々が半年ほど続いたと思います。そうしたら、20を超える会社にスポンサーになっていただけました。そのスポンサーリストを社長に見せたら、「本気じゃないとここまでできない」と言ってくれて。「応援してやる。給料も出すから、行ってこい」ということになったんです。


 さすがですね。夢を考える人は一杯いると思いますが、ここまで本気で考える人はなかなかいません。でも社長も立派ですね。
「応援してやる。給料も出すから、行ってこい」
なかなか言えませんよね。4年間分の給料、ドブに捨てるようなモンですものね。やはり本気だということが社長にもよく分かったのでしょうね。

次回も続きます。
お楽しみに。
以上

431 チョッといい言葉(7)

2006-12-07 08:38:35 | Weblog
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431 チョッといい言葉(7)


『怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる』  ピタゴラス

 ピタゴラスさんもいいこと言いますね。怒りは、瞬間的にわき上がる強い感情で、
 なかなか抑えられませんね。そして後で、後悔します。“言わなきゃ良かったって”でも後の祭りですね。やはり、言う前に100まで数えた方が良いかも知れませんね。
  

『復讐するとき人間はその仇敵と同列である。
しかし赦すとき彼は仇敵よりも上にある』  ベーコン(イギリスの哲学者)

 確かにそのとおりですね。“負けるが勝ち“という諺(ことわざ)もあるように、負けてあげる時は確かに相手より一枚上ですね。


『小さな一歩が 大きな変化を もたらす』

「ハインリッヒの法則」というのがあるそうです。「一つの大きな事件の背景には、29の軽いアクシデントがあり、その背景には、300件の異常や不正が潜んでいる」
というものです。
 
 これは単に事件の裏側に隠されているアクシデントや不正を表すだけの法則ではなく、日常の異常や不正は、やがて大きな事件を生むという警告にも取れそうですね。

 逆に、日常の小さな「親切、努力、行い」が素晴らしい成果を発揮するかも知れません。加賀の百万石の米粒も一つ一つは小さな米粒です。特別大きいわけじゃありません。

 どんな小さな一歩でも、素晴らしいパワーを秘めていると思えば、一歩を踏み出す勇氣が沸いてきますね。

 この「言いたい放題」も、小さな一歩から皆さんに読んでいただけるようになりました。ありがとうございます。お陰で、書くのに四苦八苦しております。トホホ・・。

いかがでした。
チョッといい言葉はこれで終わります。
次回もお楽しみに。                         以上

430 チョッといい言葉(6)

2006-12-06 07:41:01 | Weblog
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430 チョッといい言葉(6)

『人間、生をうけた以上どうせ死ぬのだから、やりたいことをやってざっくばらんに生き、しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、そして死んでいくべき、という考え方だ』
              「本田宗一郎「一日一話」」(PHP研究所)より

 誰でも、やりたいことをやりたいのですが、凡人は躊躇してしまいます。べつ          に特別なことをやらなくても、仕事でも、チョッとした、やってみたいことをやると、結構いい結果が出るかも知れませんね。氣まぐれ剣士は、ワクワク大会のような大会をやりたかったのですが、やってみたら皆さんに本当に喜んでもらえました。本当にやりたいことは、皆さんキット応援してくれるかも知れませんね。


『晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、
楽しみなきところに楽しむ』           吉川英治


  “楽しみなきところに楽しむ”・・・ここがミソですね。苦しきことを楽しむ、辛いときを楽しむ。外から眺めるのではなく、どっぷりと浸かってしまえば、苦しみが苦しみと分からないかも知れませんね。

こんなことも言っておられます。
  『楽しまずしてなんの人生ぞや』           吉川英治

  やっぱり人生は楽しむためにあるのかもしれません。苦しいことも、辛いことも楽しむために・・・。
  

『腹が立ったら十まで数えよ。うんと腹が立ったら百まで数えよ』 ジェファーソン

 「感情の法則」というのがあるそうで、どんな感情も、時間がたてば、鎮まっていくそうです。ただし、感情が高まるようなことを考えなければ・・・。
 これは使えるかも知れませんね。

いかがでした。
まだまだ続きます。
以上

429 チョッといい言葉(5)

2006-12-05 07:33:41 | Weblog
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429 チョッといい言葉(5)


『いつかはゴールに達するという歩き方ではだめだ。一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値をもたなくてはだめだ』
                       ゲーテ (ドイツの作家・詩人)

 確かにそうかもしれませね。どんな仕事も雑な仕事はないですね。雑にするから雑な仕事になってしまうのですね。普通は目的のために手段を考えますが、禅では“手段“=”目的“だそうです。偉くなるために勉強するのではなく、勉強そのもの、つまり、物事の本質を見極めることが本当も目的かも知れませんね。


『自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ』
       スペンサー・ジョンソン「チーズはどこへ消えた?」(扶桑社)より

 自分の失敗を人事のように笑えれば一人前だそうです。」みんなの前で恥をかいて、笑って済ませれば、もう怖いものなしですね。自尊心は人に見せなくても、自然と分かってもらえると思いますね。


『笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生』        ドイツの格言

 みなさん、どちらが良いですか?


『食べるために生きるな。生きるために食べよ』     イギリスのことわざ

  働くために生きるな。幸せに生きるために働け。
  お金のために生きるな。幸せに生きるためにお金を稼ぎ、使え。
  勉強するために生きるな。幸せに生きるために学べ。
  遊ぶために生きるな。幸せに生きるために遊べ。
  夢の実現のために生きるな。幸せに生きるために夢をもて。

  すべて同じことですね。みなさんはいかがですか。
次回も続きます。
お楽しみに                             以上