氣まぐれ剣士の言いたい放題
659 日本の庭
新潟に北方文化博物館というところがあるそうです。この北方文化博物館は、江戸時代の豪農だった伊藤家の屋敷です。
そこには素晴らしい庭があります。日本の庭にはこんな工夫があるそうです。
「日本の庭は、座って見た時に美しく見えるように造ってあるんです。それも、床の間を背にして見た時に一番美しく見えるように造ってあるんです。」
さらに
「日本の庭は、100年以上の歳月をかけて完成に近づいていくのです。石についているコケが見事でしょう。あれだって、何十年もかかっているんです。」
すばらしい時間感覚ですね。
効率やスピードばかり追求している企業とは大違いです。
そこの庭は田中泰阿弥という名庭師が造ったそうですが、泰阿弥は、
「自分が生きているうちに、庭の完成した姿を見ることができない」ということを知りながら、次の世代の人が見て楽しむことを想像しながら、庭を設計したんでしょうね。
日本庭園に限らず、日本には素晴らしい文化がたくさんありますね。
森羅万象の中に「もののあわれ」を感じ取り、わび・さびを大切にしてきた日本の文化は、まさに「感性の文化」です。
先人たちのこのすばらしい感性をわれわれも取り戻さないといけないですね。経済的に豊かになれば幸せになれると信じきってきたツケが今来ているのかも知れませんね。
いかがでした。次回もお楽しみに。 以上
659 日本の庭
新潟に北方文化博物館というところがあるそうです。この北方文化博物館は、江戸時代の豪農だった伊藤家の屋敷です。
そこには素晴らしい庭があります。日本の庭にはこんな工夫があるそうです。
「日本の庭は、座って見た時に美しく見えるように造ってあるんです。それも、床の間を背にして見た時に一番美しく見えるように造ってあるんです。」
さらに
「日本の庭は、100年以上の歳月をかけて完成に近づいていくのです。石についているコケが見事でしょう。あれだって、何十年もかかっているんです。」
すばらしい時間感覚ですね。
効率やスピードばかり追求している企業とは大違いです。
そこの庭は田中泰阿弥という名庭師が造ったそうですが、泰阿弥は、
「自分が生きているうちに、庭の完成した姿を見ることができない」ということを知りながら、次の世代の人が見て楽しむことを想像しながら、庭を設計したんでしょうね。
日本庭園に限らず、日本には素晴らしい文化がたくさんありますね。
森羅万象の中に「もののあわれ」を感じ取り、わび・さびを大切にしてきた日本の文化は、まさに「感性の文化」です。
先人たちのこのすばらしい感性をわれわれも取り戻さないといけないですね。経済的に豊かになれば幸せになれると信じきってきたツケが今来ているのかも知れませんね。
いかがでした。次回もお楽しみに。 以上