氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

734 偉人・名将の言葉(4)

2009-08-24 10:59:13 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題


 734 偉人・名将の言葉(4)
 

偉人・名将の言葉です。さすが皆さんいい事をおっしゃってますね。

・克己の二字を守るべし、われらつとめて此処を修行いたすこと多年なり。何事にもまず、難儀に思うことは、第一にこれを行う。すべて何事にも、一念の起こる頭を打って、負けざるように心がくべきこと肝要なり。           男谷精一郎
  彼は剣の達人です。まず苦難に立ち向かうことが第一といってます。分かっちゃ居るけど、凡人はすぐに後回しにしてしまいます。知っている事と行動できる事とはぜんぜん違いますね。

・剣は心なり。心正しからざれば、剣また正しからず         島田虎之助
  有名な言葉ですね。氣まぐれ剣士も大好きな言葉です。剣道するものもこの精神でやってもらいたいですね。

・一命を捨つるときは、道具を残さず役立てたきものなり。道具を役に立てず、腰に納めて死する事、本意にあるべからず。                宮本武蔵
  武蔵でも道具に頼るのですね。武蔵なら自分の腕だけでも勝てるような氣がしますが・・・。それほど紙一重の勝負をしているのですね。

・合戦の勝負、必ずしも大勢小勢に依らず、只士卒の志を一にするとせざるとなり
楠木正成

人を相手にせず、天を相手にせよ     西郷隆盛

藁屋に名馬繋ぎたるがよし           村田珠光

当世のほまれは後世のそしりとなり、いまのそしりは後世のほまれとなる事、むかしよりためし多し             熊沢蕃山

国は民をもて天と為し、民は食をもて天と為す。民なくば何かに拠(よ)らむ。食なくば何にか資(よ)らむ          三善清行



人の人生は重き荷を負う手遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りを敵と思え。勝つことばかり知りて、負くるを知らざれば、害その身に至る。己を責めて、人を責むるな。及ばざるは過ぎたるに勝れり
徳川家康

妄りに人の師となるべからず、また妄りに人を師とすべからず  吉田松陰

世の人細故を挙げて大体を遣す    会沢正志斎

春風を以って人に接し、秋霜を以って自ら粛しむ    佐藤一斎

常に戦場に在り       牧野成定

苦は楽しみの種。楽は苦の種と知るべし。小なる事は分別せよ。大きなる事は驚くべからず。九分たらず、十分はこぼるると知るべし。分別は堪忍にあるべしと知るべし。    徳川光圀

予、年二十以後、すなわち匹夫にして一国に繋がるあるを知り、三十以後、すなわち天下に繋がるあるを知り、四十以後、すなわち五世界に繋がるあるを知る。    佐久間象山

人必死の地に入れば、心必ず決す。        横井小楠

かくのごとき大事は、自ずからに天の時あり、忽(ゆるがせ)にすべからず、早くすべからず。       菅原道真

下情に通じざれば裁きは曲がる     大岡忠相

世間は活きている。理屈は死んでいる。   勝海舟

常に奉公人は、主君より取るものを遣い合わせて、残すべからず。残すは盗なり。つかひ過ごして借銭するは愚人なり。    石田三成

器物は何ほどの名物にても、肝要の時の用に立たず。宝の中の宝といふは、人にて留めたり。              徳川家康

和を以って貴しとなし。            聖徳太子

松の事は松に習え、竹の事は竹に習え。        松尾芭蕉

人は城、人は石垣、人は濠     武田信玄

天下最も多きは人なり、最も少なきも人なり        黒田如水

禍は口より出でて身を破る、福は心より出でて我をかざる   日蓮

清少納言こそ、したり顔にいみじう侍りける人。差ばかりさかしだち、真字書きちらして侍るほども、よく見れば、まだいとたへぬことおほかり  紫式部

御老中・番頭以上の人は、ただ人を取り出すを我が第一の職と心得て、さようの人を取り出す事を昼夜に心がくべきこと也    荻生徂徠

法事か弔ひ使者に遣はすには無類のものなり。大名の家にはいろいろの者を扶持するものぞ        堀秀政

米は米にて用に立ち、豆は豆にて用に立ち申候      荻生徂徠


物を贈るには薄くして誠あるを要す。物厚くして誠なきは人に接する道にあらず        上杉鷹山

一村は互いに助け合い、互いに救いあうの頼もしき事、朋友の如くなるべし 上杉鷹山

総じて口がましく言葉おおき人は、人の嫌う事に候。我がためにもならぬものに候       島井宗室

世間の人に交わらず、小野が家ばかりにて成長したる人は、心のままにふるまい、おのれが心を先として一目を知らず、人の心をかねざる人、かならずあしきなり          道元

政事は豆腐の箱のごとし、箱ゆがめば豆腐ゆがむなり    二ノ宮尊徳

すべての人の上に立つ時は、愚かなるも智ある様に見ゆ、下に居るものは、智あるも愚に見ゆるものなり     徳川吉宗

桃李の花、いまだ梅柳に咲くことなし。梅柳の花は梅柳に咲き、桃李の花は桃李に咲く                道元

人を用ふる道は、其の長所を取って短所を構わぬ事也。長所に短所はつきてはなれる者ゆえ、長所さえ知れば短所は知るに及ばず    荻生徂徠

敵は本能寺にあり          明智光秀

古人云く、国に三不祥あり。賢人有るを知らず一不祥、知って用いざる二不祥、用ふるも任せざる三不祥と。然らばただ徳失は任ずると任ぜざるとにこれあるべく候か       大田道灌




733 偉人・名将の言葉(3)

2009-08-18 07:40:24 | Weblog
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 733 偉人・名将の言葉(3)
 

偉人・名将の言葉です。さすが皆さんいい事をおっしゃってますね。

・葉一つに心をとられ候わば、残りの葉は見えず。一つに心を止めねば、百千の葉みな見え申し候。是を得心したる人は、即ち千手千眼の観音にて候。   沢庵和尚
いくら千手千眼があったとしても、その一つに心をとらわれたならば、あとの999個は宝の持ち腐れですね。氣まぐれ剣士は、手が二つ、眼が二つでちょうど良かったと思います。それ以上あったらどうやって使おうか迷ってしまいます。

・ 人われを誉むれども一糸を加えず。人われを毀(そし)れども一毫を減ず
佐久間象山
人に誉められようが、けなされようが、人には左右されないという意味でしょうか。良く言えば信念はありますが、悪く言えば頑固者? 人の評価ほど当てにならないものはありませんね。

・得たきものは強いて得るがよし、見たきものはつとめて見るがよし   与謝蕪村
自分が欲しいもの、やりたいこと、見たいことなど、自分の気持ちに従うのが言いということでしょうか。最後は誰もあてに出来ませんからね。

・世の中は、平穏無事ばかりではいけない。少しは不平とか不足とか騒ぐもののある方がよいよ。これも世間進歩の一助けだ                勝海舟
人間は安定を望みますから、何も無いほうが安心できます。でも何もないと何も進まないかも知れませんね。川は一見いつも同じように見えますが、川の水はおなじ水ではありませんものね。

・巧者の大将と申すものは、一度大事の後れに合ひたるを申すべく候   朝倉宗滴
大将は一度大負けをくらって、真の大将となる。何事も経験が大切かも知れませんね。

・忠ならんと欲せば則ち孝ならず。孝ならんと欲せば則ち忠ならず。重盛の進退ここに窮まる                              頼山陽
あっちを立てれば、こっちが立たず、こっちを立てればあっちが立たず。ハムレットの心境ですね。こうゆう時はどうしたらいいのでしょうね。誰か教えてください。


いかがでした。
次回も続きます。
お楽しみに。                              以上

732 偉人・名将の言葉(2)

2009-08-10 09:02:08 | Weblog
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 732 偉人・名将の言葉(2)
 

偉人・名将の言葉です。さすが皆さんいい事をおっしゃってますね。

・ 一事を必ずなさんと思えば、他のこと破るるをもいたむべからず。人の嘲(あざけ)りをも恥ずべからず。万事にかへずしては、一の大事、成るべからず。
                                吉田兼好
一つのことを成し遂げたいと思ったら、他のことが全部だめになってもやり抜け、そうでなければ、一事も成らないということでしょう。でも、氣まぐれ剣士が剣道一筋で家族も省みなかったら、家族から総スカンを食うでしょうね。

・二つの矢を持つことなかれ、後の矢を頼みて、はじめの矢になほざりの心あり
吉田兼好
これは良く経験します。2回チャンスがあることによって最初は思い切ってできるからいい面もありますが、剣道はやっぱり最初の太刀で決めるべきでしょうね。

・よくわきまえたる道には、必ず口おもく、問はぬかぎりは言はぬこそいみじけれ           吉田兼好
得意なことは人から問われなければ自分から話すべきものではないということでしょうか。氣まぐれ剣士の大好きな空海さんも“自分の長を説くなかれ、他人の短をいうなかれ”と言ってますものね。

・溝をばずんと飛べ、危うしと思えばはまるぞ             沢庵和尚
溝くらい簡単に飛べると思う心が失敗をさせるのですね。何事も心してかかるべし。

・我打太刀に心を置けば、我打太刀に心をとられ候           沢庵和尚
自分の事ばかり考えていると、周りのことが見えなくなるたとえでしょうか。


心を何処に置こうぞ。敵の身の働きに心を置けば、敵の身の働きに心を取らるるなり。          沢庵和尚
上とまったく一緒のことを言ってますね。結局は何処にも心を置くなということでしょうか。ということは、心は何処にある?


いかがでした。
皆さんいい事を言ってらっしゃいますね。
次回もお楽しみに
以上

731 偉人・名将の言葉(1)

2009-08-04 10:56:46 | Weblog
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 731 偉人・名将の言葉(1)
 

偉人・名将の言葉です。さすが皆さんいい事をおっしゃってますね。

・われ人に勝つ未知を知らず。われに勝つ道を知る         柳生宗矩
人に勝つより自分に勝てと・・・美空ひばりの歌にもありましたね。自分に勝つほど難しいことは無いかも知れませんね。

・短剣短くば、一歩進めて長くすべし               柳生宗矩
無いものを嘆いてもしょうがない、今あるものをいかに遣うかという事でしょうか

・兵法は、人を切るとばかりおもふは、ひかごと也。人をきるにはあらず。悪を殺す也。一人の悪をころして、万人を生かすはかりごと也。       柳生宗矩
刀は、人を切るものではなく、悪をきるものなのですね。悪を憎んで、人を憎まずですね。

・目に見るるを見(けん)と言ひ、心に見るを観(かん)と言ふ。  柳生宗矩
剣道でも相手を心で観ないといけないですね。心で観れば総て分かるのでしょうか?

・一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂ふるなかれ、ただ一灯を頼め  佐藤一斎
一灯とは自分自身のことでしょうか。周りがいかなる状況でも、自分を信じで道を行きなさいということですね。でも小生はちょっと心細い氣がしますが・・・。

・分別過ぐれば、大事の合戦は成し難し              黒田如水
考えすぎると、上手くいかないということでしょうか。これは小生得意です。馬鹿な頭、休むに似たりで、それよりも当たって砕けろの方が合っているようです。

・出る月を待つべし。散る花を追ふことなかれ           中根東里
中根東里(なかねとうり)は江戸時代の学者で荻生徂徠(おぎゅうそらい)に学んだそうです。人はすぎ去った過去に過去に未練を残します。ああすればよかったと・・・。未練を残しても前進できません。これからのことに集中すべし。頭では分かっていてもなかなか実行に移せないのが凡人の氣まぐれ剣士です。


いかがでした。やっぱり偉人・名将はいいこと言いますね。
次回もお楽しみに
以上