気まぐれ剣士の言いたい放題
246 六然(りくぜん)
明の崔後渠(さいこうきょ)という先哲に六然という物があります。
◆自ら処すること超然
(自分自身を取り扱うのには一向物に捕らわれないようにする)
これは難しいですね。忙しい現代に生きる人はたいてい紛然としているものです。
◆人に処すること藹然(あいぜん)
(人に対してなごやかに、のびのび感じさせる)
春のほのぼのとした野原を吹きそよぐ風のような人。思わず深呼吸したくなる。
◆有事斬然(ざんぜん)
(事があるときはグズグズしないで活き活きと)
そのためにはターゲットを明確にすること。
◆無事澄然(ちょうぜん)
(事なき時は水のように澄んだ気でいる)
たいていの人は事なき時には漫然ダラダラしてしまいがちです。
◆得意澹然(たんぜん)
(得意なときにはあっさりしている。まだ足りなく思う謙虚な気持ち)
調子のよいときは、傲慢になってしまいがち。気をつけなくては。
◆失意泰然(たいぜん)
(失意のときは泰然自若としている)
菜っ葉に塩をかけたように、くしゅんとならないように。
下腹に力をこめて、肛門をきゅっとしめておく。
崔後渠はこの時、劉瑾(りゅうきん)という非道(ひど)い役人を諌(いさ)めたのが原因で、投獄されていました。その時にこの名言を言ったそうです。
私たちもいついかなるときに、思いがけない境遇に立たされるか知れません。そうしたときにこそ、真の自由人としての自分を見失わないためにも、「六然」はありがたい処方箋として心を照らしてくれるかもしれません。
気まぐれ剣士は呆然(ぼうぜん)とするのは得意です。
次回もお楽しみに 以上
246 六然(りくぜん)
明の崔後渠(さいこうきょ)という先哲に六然という物があります。
◆自ら処すること超然
(自分自身を取り扱うのには一向物に捕らわれないようにする)
これは難しいですね。忙しい現代に生きる人はたいてい紛然としているものです。
◆人に処すること藹然(あいぜん)
(人に対してなごやかに、のびのび感じさせる)
春のほのぼのとした野原を吹きそよぐ風のような人。思わず深呼吸したくなる。
◆有事斬然(ざんぜん)
(事があるときはグズグズしないで活き活きと)
そのためにはターゲットを明確にすること。
◆無事澄然(ちょうぜん)
(事なき時は水のように澄んだ気でいる)
たいていの人は事なき時には漫然ダラダラしてしまいがちです。
◆得意澹然(たんぜん)
(得意なときにはあっさりしている。まだ足りなく思う謙虚な気持ち)
調子のよいときは、傲慢になってしまいがち。気をつけなくては。
◆失意泰然(たいぜん)
(失意のときは泰然自若としている)
菜っ葉に塩をかけたように、くしゅんとならないように。
下腹に力をこめて、肛門をきゅっとしめておく。
崔後渠はこの時、劉瑾(りゅうきん)という非道(ひど)い役人を諌(いさ)めたのが原因で、投獄されていました。その時にこの名言を言ったそうです。
私たちもいついかなるときに、思いがけない境遇に立たされるか知れません。そうしたときにこそ、真の自由人としての自分を見失わないためにも、「六然」はありがたい処方箋として心を照らしてくれるかもしれません。
気まぐれ剣士は呆然(ぼうぜん)とするのは得意です。
次回もお楽しみに 以上