そもそも洋ランの類いは買うにしろ貰うにしろ、初めは綺麗に花を咲かせた状態のものを入手するのが一般的だろう。ところが花が終わってしまうと、翌年も咲かせるために世話を続けるという事がなかなかできなくて、そのまま枯らしてしまうといった人も多いのではあるまいか。
わが家とて同じことで、過去どれほどの種類の洋ランを貰ったり買ったりしたか知れないが、その多くは知らない内に枯れ果てる運命を辿っているのである。家内はちゃんと世話をしていると反論するかも知れないが、それでもやっぱりダメにしている株は数知れないのも事実なのだ。
それでも中には花を咲かせないまでも、葉だけは何とか緑を保ちつつ生きながらえているものもある。そんな中の一鉢から数年ぶりに花芽ができ、順調に成長している株がある。
もともとは誰かに貰ったシンビジュームだと思うのだが、日に日に蕾みの大きさを増してきているものの、まだ花開くところまでは至っていない。
「いったい、いつ咲くんだこのランは」
「はぁ、ワカラン」
などと家内とやりとりしながらも、果たしてどんな色のどんな花だったかは、何も覚えていない。それだけに花が咲いたときの楽しみはある。あと一息だとは思うが、じっくり構えて待つことにしようではないか。
わが家とて同じことで、過去どれほどの種類の洋ランを貰ったり買ったりしたか知れないが、その多くは知らない内に枯れ果てる運命を辿っているのである。家内はちゃんと世話をしていると反論するかも知れないが、それでもやっぱりダメにしている株は数知れないのも事実なのだ。
それでも中には花を咲かせないまでも、葉だけは何とか緑を保ちつつ生きながらえているものもある。そんな中の一鉢から数年ぶりに花芽ができ、順調に成長している株がある。
もともとは誰かに貰ったシンビジュームだと思うのだが、日に日に蕾みの大きさを増してきているものの、まだ花開くところまでは至っていない。
「いったい、いつ咲くんだこのランは」
「はぁ、ワカラン」
などと家内とやりとりしながらも、果たしてどんな色のどんな花だったかは、何も覚えていない。それだけに花が咲いたときの楽しみはある。あと一息だとは思うが、じっくり構えて待つことにしようではないか。