加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【Amazing Grace】

2008年01月10日 | 未分類
「捨ててね。」といいながら、社長の御母堂が手渡してくれたのは、亡き夫(先代社長)に対する想いを綴った手製の短歌集。わたしのばあい、短歌というより啖呵だろうにと自嘲しつつ、ひととおり目を通させてもらった。
35首全篇に、亡き夫(つま)に対する愛が溢れかえっているのが感じられる。捨てるなんて、そんな…。どこかに仕舞い忘れてしまうことは…、有り得る。
一部をここに、勝手に抜粋させていただく。

 名を呼べど掌をにぎれども力なき君の心はどこをさまよう
 月待ちて宵待草は悲しかり 月は巡れど還らざる人
 君なくてなんのやよいぞ共に観し故郷の桜咲きさかりしと

ふと、Amazing Grace の曲が脳裡をよぎった。