医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

この音なぁ~に

2010-08-21 05:32:43 | 薬局
薬剤師心をくすぐられる。
昨日はHSEセミナーが開催された。
講師は医師でありながら薬局を経営しているファルメディコ株式会社の狭間先生である。
関西弁が混じる流暢な話し方は、聞く側を引き込んでいく。
テーマは「在宅医療と調剤薬局」である。
「立地依存から人材依存ビジネスへのパラダイムシフト」がサブタイトルとなっている。
先生は実際に訪問診察も行い、自分が経営している薬局から薬剤師の訪問をサポートしている、
何となくちょっと…と思う方もいると思う。
実は、先生は自分のクリニックを持っていない。
そこで、知人のクリニックにアルバイトとして訪問診察を実施している。
患者は選択により狭間薬局から居宅療養管理指導を受けている。
先生の訪問時には薬剤師も同行し、医師の管理下においてバイタルサインの確認なども行なっている。
これは一つのトレーニングで医師のインターンみたいなものの様だ。
実際に行なわれている薬剤師の居宅療養管理指導には、薬剤師が一人で患者宅を訪問する。
その時にも聴診器で血圧を測ったり、胸の音を聞いたり、指先から酸素濃度を確認したりするそうだ。
え~ぇ、それって医療行為で薬剤師にはムリ、ムリ、ムリと考えちゃうかもしれない。
医師法第17条に「医師でなければ医業をなしてはならない」とある。
では、医業とは何か?
医業とは、医行為を反復継続する意思を持って行なうこととなっている。
このことから脈を測る、体温を測る、血圧を測る、血中酸素濃度を測るさらに擦り傷の処置を行なうなどは医業の範疇には入らないそうだ。
「薬剤師は、人の体に触れてはならない」と信じてきた。
と言うより、そう思い込むことで避けてきた部分がたぶんにあるように思う。
それは屋局内で薬を渡しているだけならそれでよかったかもしれない。
まさに投薬の世界だ。
在宅においても薬剤師自身が患者宅に赴き、薬の説明とカレンダーへの充填で5,000円はもらえないでしょう。
在宅はチーム医療である。
医師、看護師、ケアマネジャー、介護事業者それぞれの情報をトータルで共有し判断しサポートする必要がある。
おおっと、薬剤師もチームのメンバーだ。
お薬を届けた際のバイタルサインの確認は医師への大切な情報源として重要性を増す。
先ずは、聴診器が持てるようにしようじゃないか。
仲間同士で肺、心臓、お腹等、どんな音がするか、正常と異常を確かめ合おうじゃないか。
今日は二日酔いでお腹の調子が…これがチャンス!
正常と異常の聞き分けが出来る。
あぁ~あの人の音が聞いてみたい!
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回してよ!

2010-08-20 08:56:35 | 薬局
ワクチン開発が脚光を浴びそうだ。
アステラス製薬がインフルエンザワクチンの開発・販売に積極的に参加する。
第一三共もワクチン事業を大きな4つの柱の一つにかかげている。
昨年の新型インフルエンザ流行で、2009年の国内ワクチン市場は、08年比6割増の1000億円強の市場となった。
今後とも治療費抑制からワクチンなどの予防医療が推奨される可能性にかけているらしい。
新薬の開発がままならない昨今において貴重な市場となりつつある様だ。
それはそれとして、ワクチン接種の影に、それを扱う看護師の悲鳴も聞かれる。
新型インフルエンザが流行した昨シーズン、季節性も含めたインフルエンザワクチンの接種業務で日常業務に支障が出た経験がある看護師が6割に上ることが、ある調査で明らかになった。
調査は、昨年10月から今年2月までの間にインフルエンザワクチンを患者に接種した看護師を対象に、インターネット上で実施し1000人から回答を得た。
その結果「業務が多くなり、ストレスが増える」が79.2%で最も多く、以下は「ワクチン開封後の管理(開封日時記載など)や在庫管理が大変である」57.3%、「多忙により、エラーを起こすのではないかという不安が増大する」55.6%と続いた。
そうだと思う。
私も季節性のインフルエンザワクチンを接種しに、近くのクリニックに行ったが、1時間以上も待たされた。
その上、待合室で座った周辺には、既に罹患した患者が苦しそうなまなざしで待っている。
これって予防に来たのか、はたまた、もらいに来たのか。
ピーク時の対応には、現場の看護師も困っている。
新型インフルエンザの流行は、過度の不安から真っ直ぐ医療機関へ直行である。
お陰で風邪のOTCが売れずに暇している薬局がある。
ちょっと回してよって言いたくなる。
ワクチン作るのはいいけど、接種するところが不足して、また廃棄にならなければいいが。

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医療人

2010-08-19 07:57:06 | 薬局
事件は突然やって来る。
2008年の事件らしいが、ワーファリン1.5mgのところを4倍の6mg調剤してしまったようだ。
当時82歳の男性が、口などから出血を繰り返し、およそ1か月後に大量の出血によるショックで死亡したものである。
薬局に勤務し調剤を行なった37歳の女性薬剤師と59歳の管理薬剤師が業務上過失致死の容疑で書類送検された。
事件は、男性患者が搬送された病院が処方せんを確認して調剤ミスに気づき、警視庁に通報して発覚した。
2人は「誤って薬を調剤してしまい、反省している」と容疑を認めているという。
正直なところ、調剤薬局における調剤過誤は言い訳がしづらい。
処方せんと実際に調剤された薬剤を照合すると結果は明白となる。
いいわけ無用の世界だ。
そして、あまり表に出てこないが調剤ミスはかなりの頻度で起きている。
労働災害における経験則の一つに「ハインリッヒの法則」と言うのがある。
ご存知の方も多いと思うが、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。
何とも怖い話しである。
起きてしまった事は仕方ない。
誰を攻めることも出来ないが、2度と起きないように対策を練ることが大切である。
私も苦い経験がある、乳幼児にイソニアジドが処方された。
詳しい数値は忘れたが、医師の処方箋段階で通常の10倍量が記載されていた。
薬局では確認したはずであるがスルーしてしまい、患者に渡されてしまった。
数日服用していたらしいが、子供の様子がおかしいと病院を受診して発覚した。
たまたま処方段階でのミスもあり、病院の薬剤部長と一緒にご自宅に行き、平身低頭さながらである。
この時の気持ちは大切にしたい。
二度と起こしてはいけないと心に誓った。
今回、事件を起こした当事者の薬剤師の方が自信をなくすことなく、現場に復帰してくれることを切に願っている。
そして、あらためて人の命に関わっているという自覚を持った仕事をしたいものだ。
何てったって、薬剤師は医療を提供する医療人だから。
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直ぐそこ

2010-08-18 07:26:13 | 薬局
165万人の存在を知っていますか。
先日、人里はなれた所にあるホテル跡地の利用について相談があった。
ここを完全自由診療の宿泊施設に変えようというのが主旨である。
これ以上は依頼主への守秘義務があるので言えないが、その時に日本の富裕層について調べてみた。
先ず、どのレベルが富裕層かが問題となる。
8月10日の日経新聞の夕刊に、日本の「お金持ち」は165万人と掲載されていた。
何でも世界的な調査があって居住用不動産を除いた資産額が100万ドル以上を富裕層としているようだ。
今は円高なので100万ドルと言うと8,500万円程度となろうか。
それほどでもないと思う方もいるだろう。
残念ながら私はちょっと足りなかった???
これは全世界の16%に当たり、首位は米国となっている。
また、少し古いが野村綜合研究所の調査によると、純金融資産の保有を分類している。
それによると3,000~5,000万円の層が701.9万世帯、5,000~1億円が280.4万世帯、1~5億円が81.3万世帯、5億円以上が5.2万世帯となっている。
皆さんは如何ですか。
また、富裕層の高額商品の購入意向として最も多いのが、旅行/レジャー/スポーツ(67%)で、2番目が食事/健康/美容(52%)となっている。
これって何かビジネスにつながらないであろうか。
因みに、この調査の対象となった富裕層は世帯年収1,500万円だそうだ。
ちょっと身近になったかな。
さらに驚くのが中国である。
2007年末で中国に3,000万ドルを超える金融資産を持つ「超富裕層」の人口は6,038人で、日本が5,300人となっており、初めて中国が日本を抜いたそうです。
“眠れる獅子”は確り起きていた。
とまぁ、今日は身近な話をさせてもらった。
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8000円突破!

2010-08-17 09:07:39 | 薬局
35兆3,000億円ですか。
3.5%といい伸びを示している。
でも、恐ろしいのはこの伸びや金額は、これからの序章に過ぎないと言うことである。
ご存知のように日本は既に65歳以上の人口比率が23%を超え、超高齢社会を突き進んでいる。
団塊の世代が63歳前後だと思うが、この方々が後2~3年するとさらに比率は急速にアップする。
これも素晴らしいことではあるが、支える上では無策では成り立たない。
今回の医療費に大きく貢献しているのが70歳以上の高齢者だ。
一時批判を受けた後期高齢者は75歳以上となっていたが、この70歳の区切りの意味が良く分からない。
それはさて置き、医療費の総額に占める割合が44%もある。
先ほどの団塊の世代が70歳を超えるのが7~8年後である。
その頃にはどうなっているであろうか。
さて、その医療費だが概略を見てみると。
診療費が29兆3,000億円となっており、内訳は入院が14兆円(3.1%)、入院外が12兆7,000億円(2.8%)、歯科が2兆5,000億円(‐0.7%)となっている。
歯科のダウンにはちょっと驚きである。
残りの調剤だが5兆9,000億円(7.9%)と素晴らしい。
調剤は凄い勢いで伸びている。
医療機関から薬がシフトされているので、入院及び入院外が減った分が調剤になることも伸び率に関係している。
そんな事情は世間様には関係ないことである。
単純に世間は、調剤はこの不景気にも拘らず儲かりそうだとなる。
朝日新聞にちょっと気になる部分があった。
先ず、「電算処理された処方せん1枚あたり8,034円で、前年より6.3%伸びて過去最高となった」とある。
ついに8,000円代になった。
「医療費抑制のため使用が促進されている後発医薬品は数量で全体の18.9%を占めたが、伸びは前年度比で0.9ポイント増にとどまった」と締めくくられている。
あたかも調剤薬局が振るわなかったかの様だ。
これでは世間様は薬局を評価しない。
2012年度は診療報酬改定の年である。
私の経験から狙われる報酬部分は、今年の10月~12月にあら捜しが始まる。
「…だから、診療報酬の削減は致し方ない」みたいな議論が出てくる。
その後、しばらく下火になって来年の夏ごろからまたぞろ議論が始まる。
この議論が秋口辺りから本物に仕上げられていく。
さて、さて今年は何が出てくるのやら。
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夜はこれから

2010-08-16 03:20:32 | 薬局
やるのは勝手だが…
ドラッグストア各社が相次いで営業時間を拡大している。
遅い時間帯での飲料や菓子などの販売が増えているらしい。
それと今回の登録販売者制度を組み合わせた戦略だとか。
確かに遅い時間帯でのお薬需要はあるのかもしれない。
でも、第2類までの薬では多くを期待できない。
マツモトキヨシHDは8月上旬までに、全国約1,200店舗のうち4分の1の閉店時間を延ばす。
ツルハHDも今年度、260店舗で1時間程度閉店時間を延長する。
8時から9時に、将来は11時まで営業するらしい。
どこの業態でも競争は激しい。
コンビニエンスストアの「開いてて良かった!」は過去のキャッチとなった。
しかし、その影で店舗で働いている人もいる。
これが意外に大変だ。
経営者は顧客の利便性とか何とか言っているが、やらされる従業員は厳しい。
この他にも関東や静岡で650店舗ほど運営するグローウェルHDは、午前0時まで運営する店舗を6割から7割程度まで引き上げる。
また北海道を拠点とするサッポロドラッグも、4月以降午前0時までの店舗を20店舗増やし、今後さらに増やす予定だそうだ。
ドラッグストアはコンビニに次ぐ選択になるようにとの考えのようだが、スーパーがドラッグを置いた方が早道の様な気がする。
スーパーの難点は深夜帯に買い物をするには店舗が大き過ぎる点だと思う。
ちょっとした買い物でも探す手間がかかる。
逆に言うとコンビニでは物足りない、スーパーでは面倒だ。
このニーズが店舗の大きさの点からは、ドラッグストアが対応できそうだ。
などと思っていると、ヨーカドーが都市部に小型のスーパーを展開するらしい。
ターゲットは高齢者である。
高齢者の商品選択を配慮した新しい展開となる。
ここにもドラッグ商品が並ぶであろう。
小売業は常に環境対応業である。
薬局も小売業のはず。
環境変化に気がついているならいいが、何の事から首をひねっているとかなりまずい。
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ポンペ病

2010-08-15 09:05:31 | 薬局
ガラにもなく薬の大切さを感じさせられた。
友人が映画に誘ってくれた。
どんな内容かも知らずに映画館に向かう。
始まるまで時間があるので待ちながら大まかな内容を聞かせてもらった。
何でもオーファンドラッグに関する内容らしい。
そんな事が映画になるのかと思いながら、尚且つ実話に基づく内容と聞いて、楽しみに始まるのを待つ。
既に、ご存知の方もいると思うが、難病に侵されたわが子を救う治療薬の開発のために、製薬会社まで設立した父親の奔走を描く感動のヒューマン・ドラマだ。
アメリカであった実話を基に、子どもの命を守るためならどんなこともやり遂げる親の覚悟を映し出す。
エリート・ビジネスマンのジョン(ブレンダン・フレイザー)と妻アイリーン(ケリー・ラッセル)は、幼い子どもたちが難病「ポンペ病」のために長く生きられないと告知される。
「ポンペ病」の権威、ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)に会いにいったジョンは、それまでのキャリアを捨て、治療薬を開発する製薬会社を起業することを決意する。
この決意はすばらしい。
そして、それを理解し支える母親もすばらしい。
正直なところ、ここに登場する「ポンペ病」と言う難病の存在すら私は知らなかった。
4万人に1人の割合で存在するといわれている先天代謝異常症の1つで、私たちが糖分を体の中にたくわえる時は、グリコーゲンという形でたくわえる。
糖をエネルギーの素として使う時、このグリコーゲンを分解して、グルコースにして使っている。
このグリコーゲンの分解がうまく行われないと、筋肉にグリコーゲンがたまり、体に力が入らない(筋力の低下)をはじめ、さまざまな症状が起こる。
最終的には死にいたる。
「ポンペ病」は、グリコーゲンを分解する酵素の1つ、酸性α-グルコシダーゼが生まれつき全く出ないか、または少ないために発病する病気だそうだ。
酸性α-グルコシダーゼは、細胞の中にあるライソゾームという小さな“ふくろ”の中にあり、グリコーゲンをグルコースに分解する。
「ポンペ病」の人は、グリコーゲンを分解することができず、ライソゾームの中にどんどん蓄積してしまう。
その結果、ライソゾームがふくらみ、まわりの筋肉の働きが悪くなる。
この難病の怖いのは遺伝性らしい。
映画でも、姉弟の二人が発病していた。
何だかちょっと生化学の様な内容になったが、興味がある方は映画をご覧ください。
薬に携わる者としての責任と感動がありますよ。
そうそう映画のタイトルを忘れていました。
「小さな命が呼ぶとき」です。


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ちょっと手抜き

2010-08-14 10:56:44 | 薬局
きれいが一番!
今朝は部屋の掃除と洗濯をした。
科学雑巾で埃をふき取り、掃除機を唸らせる。
何となく科学雑巾と言うと響きが良いが、100均の黄色いやつである。
見る見るうちに綿埃が集まってくる。
浅草橋に事務所らしき棲家を開いてから、東京スカイツリーが見える部屋は、寝るだけの空間となっている。
昨夜も近所の方々とカラオケで歌いまくってしまった。
住んでいるマンションの玄関を出た真正面に居酒屋がある。
68歳の超ショートカットの女性が女将である。
ビールを飲んでいると馴染みのお客さんがビールを注いでくれる。
お腹が一杯なのに、これも食べろと勧めてくれる。
ここは下町だ。
その流れでカラオケとなった。
お蔭様で戻りは3時を過ぎていた。
明るくなると寝ていられない比較的神経質な人間である。
いつものようにミニ筋トレとストレッチで汗をかき、汗かきついでに、何を思ったのかお風呂もトイレも磨いた。
お陰で朝からいい汗を流した。
洗濯は洗剤の量が分からないので、いつもキャップ1杯を入れている。
そして、これも良く分からないが柔軟剤もキャップ1杯を入れて、スイッチを押すと45分くらいで出来上がりだ。
娘のお勧めで乾燥機能が付いているが、これをやると2時間ほどかかる。
放って置けば勝手に出来上がるが、この暑いのに乾燥は不要だ。
下着や半袖Yシャツなどを洗って外に干す。
洗い終わって、タオルなども洗おうと思い2回目の洗濯が始まる。
何となくきれいになると気持ちがいい。
53歳を過ぎて、やっと洗濯の良さが分かった自分である。
若干30歳そこそこで坂本竜馬は「日本を今一度せんたくいたし申し候」と感じているのとは大違いだ。
などと言っている間に、2回目の洗濯が終わった。
今日は気分転換に外出でもしよう。
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えへぇん、新薬メーカーだ!

2010-08-13 06:13:15 | 薬局
製薬企業も本物志向が強まっている。
何が本物かと聞かれると返事に困るが、新薬の開発力があるところとしておこう。
そうなると何となく海外に通用する新薬が開発できるかどうかがポイントとなる。
「中堅新薬が後発薬拡大」の記事が掲載された。
どこからが新薬メーカーなのか定義が分からないが、後発品メーカーと同じ道を歩んでいる。
新薬の開発が難しいので、後発薬を次から次と開発、と言うか製造している。
この次から次は、懐かしいゾロを思い出させる。
きっと若い薬剤師は知らない言葉になったんだろうな。
結果として、市場には同じ成分の後発薬が溢れかえる。
何となくムダが感じられる。
新薬の開発が出来ないなら後発薬を開発するじゃ、ちょっと情けない。
既に後発薬はたくさんある。
そこから貰ってきて売ればいい。
後発薬メーカーは、売る製品はたくさんある。
中堅新薬メーカーは、売るMRはたくさんいるが製品がない。
であればお互いに一緒になってやればいい。
それをあっちもこっちもでやるものだから、日本中に中途半端な在庫が残ってしまう。
ところでこの中堅と呼ばれる新薬メーカーは、本当に新薬メーカーになり得るのであろうか。
新薬を開発するにはかなりの開発費が必要となる。
例えば武田薬品では3,100億円もの開発費を投じている。
それに比べて中堅は多くても100億円程度だ。
さらに20~30億円程度の開発予算のメーカーもある。
悪いけど後発品メーカーだって、これくらいの開発費はかけていると思う。
何となく時代の流を感じる。
中堅が後発を取り込むのか、後発が中堅を取り込むのか、はたまた外資が取り込むのか、ここ数年の変化が激しい.
そう言えば、後発品の販社のMSの方が言っていたが、最近のライバルは明治だとか。
中堅新薬メーカーが最大のライバルとは何ともおかしな話になってきた。

ちょっと!
不明100歳以上279人になった。
日本では毎年8万人の捜索願が出され、身元不明の遺体が1000以上もあるそうだ。
恥ずかしいから長寿国を返上した方が良さそうだ。
因みに、平均寿命にか関係しないそうだ。
でもねぇ~。
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ついに来た!

2010-08-12 13:23:15 | 薬局
ついに出た。
ちょっと怪しい感じもするが、リスファックスに「事業仕分け第3弾で、調剤ピンチ」の記事が掲載された。
このブログでも数日前にちょっと触れたが、メディアから出ると本格的に動きがありそうだ。
内容は「薬剤服用暦管理指導料」の是非となっている。
コメントには、「本来、薬剤師にとって当たり前の業務にも関わらず、お金を付けているのはおかしい」とある。
確かにそれも一理ある。
さらに追ううちをかけるように「指導監査でも、絶えずズサンな薬歴管理で技術料を算定している薬局が跡を絶たない」ともある。
ちょっと救われない気がする。
医師のカルテ記載には技術料が発生していないのに、薬剤師が薬歴に記載するとこで技術料はおかしい。
確かに!
出るは、出るは、「坊主にくけりゃ袈裟までも」状態である。
そんなこと言ったら調剤基本料だって危ない。
受け付けただけで算定されている。
皆さんは、この調剤基本料をどの様に説明していますか。
恐るべし事業仕分けである。
9月のHSEセミナーでは、この部分にフォーカスした内容をお届けする。
期待して欲しい。

今朝は広島から戻ってきた。
7時35分の飛行機に間に合うように、ホテルを5時半に出てバスターミナルに向かう。
ところが基材調整とやらで運行休止となり、結局9時30分でやっと東京にたどり着いた。
何事も事前の準備を怠るべからずである。
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