医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

知ってるつもり

2010-08-09 05:14:14 | 薬局
私が詳しいわけではない。
知らない人が多過ぎる。
それは在宅における介護保険についてだ。
在宅患者訪問薬剤管理指導(何とも長いネーミングだ)については、調剤報酬の一連として、薬剤師はある程度の知識がある。
しかし、介護保険の居宅療養管理指導となると事情は変わる。
在宅の要請があった場合、先ず初めに確認する必要があるのが、要介護認定の有無である。
それによって対応が異なる。
認定を受けていない場合は、在宅患者訪問薬剤管理指導となる。
こちらは比較的スムーズに入りやすい。
ところが認定を受けているとなると、医師からの要請だけではすまない。
サービス利用者への重要事項の説明と、その契約書を取りかわさなければならない。
初めて介護サービスを受ける場合は、担当のケアマネジャーからサービス担当者会議のお誘いも来る。
サービス担当者会議とは、利用者へのサービス内容や提供業者による打ち合わせである。
実はこれも大切である。
薬の服薬は365日、24時間である。
薬剤師が付きっ切りなどあり得ない。
1ヶ月に1度、2週間に1度、多くても毎週の訪問である。
この間をフォローしてもらうには、ヘルパーさんやデイサービスなどの関係者、ケアマネジャーの協力が必要となる。
サービス担当者会議はサービスの継続・連続性には欠かせない。
その他に、意外に知られていないのが介護度による担当ケアマネである。
要支援者は地域包括支援センターが担当となる。
要介護になると一般の居宅介護支援事業所のケアマネが担当となる。
要支援で居宅療養管理指導を受けて、利用者の介護状態が要介護に変更になると、担当が地域包括から居宅介護支援事業所へと代わる。
当然、担当のケアマネも代わる。
これからの在宅は介護保険による居宅療養管理指導が増えると思われる。
一度、薬局内、いやいや社内での研修をお勧めします。

避暑のつもりの札幌も暑かった。
来年はエアコンを買いたいと願いを込めて東京に戻る。
飛行機はいつも早朝の1便である。
1日が有効に使えると言いながら、1000円、2000円の価格に引かれる。
では、バスの時間が近づきました。
コメント
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