医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ゴソゴソからテキパキ

2015-06-06 05:29:14 | 薬局
薬剤師って、何する人…?

こんなキーワードでネット検索してみた。
まさかないと思いながら…いくつか出てきた。
きっと同じように考える人がいるって事だと納得してしまう。
何人かのケアマネージャーに薬剤師の仕事が何かを聞いてみる。
返ってくる答えは「薬を渡してくれる人」がダントツに多い。
「薬の相談にのりますよ」と言うと不思議そうな顔をした。
そして、今さらながらに「困っていたのでありがたい」と返事があった。

日本薬剤師会では薬剤師業務の“見える化”を掲げて久しい。
そんなキャッチコピーを掲げるくらい見えていないってことを認めているようなものだ。
薬剤師って「ガラスの向こう側でゴソゴソやっている人」と言われるのもつらい。

3月12日に開かれた内閣府の規制改革会議の公開ディスカッションで使用された資料に「『医薬分業』という言葉を知っていますか」の質問があった。
資料では54.5%の人が「知らない」と答えている。
分業率が70%を超えるというのに何とも情けない。
質問の仕方も「医薬分業」と言うからわからないとも考えられるが、あくまでも言い訳の域を超えていない。
それだけ医薬分業に対するプロパガンダも薬剤師の職能も認められていなかったと考えられる。

今まさに「かかりつけ薬局」がマスコミ等でクローズアップされつつある。
こんな時にこそ「薬局とは」、「薬剤師とは」をプロパガンダして欲しい。
日経新聞に「かかりつけ薬局、地域に根」の記事が掲載されていた。
そこには「薬や健康について相談ができる身近な『かかりつけ薬局』をつくろうという動きが注目を集めている」との書き出しから始まっている。
薬の相談はもとより健康の相談はどれだけ対応ができるだろうか。
これからの季節は脱水症状や食中毒などの発生が多くなる。
そんな情報も相談して応えられるのだろうか。
さらに記事では「薬の飲み残しを減らしたり、たくさんの種類の薬を飲むことで起きる副作用の危険性を下げるのが狙いだ」となっている。
ここは医師との連携が必要になるが物申す薬剤師になれるのか。

日本人は世界に冠たる長寿国である。
その長寿を支えているのは間違いなく薬の存在が大きい。
薬剤師はそれを自覚して強くなってほしい。

“正しき者は強くあれ“ 




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コメント (4)
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