医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

割れる過剰

2011-03-11 07:42:10 | 薬局
本当に不足なんでしょうか。

医学部が新設になるらしい。
それも5大学もである。
確かに地方では医師不足が深刻な問題となっている。
これは医師に限ったことではないのかもしれないが。
だからと言って安易に増やすのはどうかと思う。

厚労省の昨年6月の調査では、全国の病院の求人に対して医師数が約1万8,000人不足しているとなった。
これを受けて文部科学省では8年度から10年度までの3年間で、医学部の定員を1,000人以上増加した経緯がある。
その結果、11年度は過去最高の8,900人超となったらしい。
また、大学がある地域での診察を条件とした「地域枠」なども増やしてきたという。
さらに、新設もとなると増えすぎないのか。

ご存知のように薬科大学は定員割れに陥っている大学が多々見られる。
驚くのは定員の4割にも満たない大学があるという事実である。
これでは大学運営はままならない。
原因は6年制になったことによる時間的と金銭的負担からであろう。
さらに大学の立地にも定員割れの原因がある様だ。
それにしても、こうなると粗製乱造とならないのか。
聞きところによると偏差値が35前後でも合格できる大学もあるとか。
入口は広く出口は狭いでは、学生にとってありがたくない。
途中退場は人生の迷路に導く可能性を秘めている。

本当に医師は不足していのか。
何かと問題のある民主党のマニフェストには「医師養成数1.5倍」をかかげている。
1.5倍になれば医師不足が解消するかもしれないが、過剰になる可能性もある。
既に都心部では過剰気味と聞いている。
不足しているのではなく地域の偏在に問題があるのではないのか。
薬剤師も同じだと思う。

今から養成しても10年はかかる。
その頃には医者が服薬指導を行なっているかもしれない。
そして、薬剤師は…。


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