20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

つりばし、わたれ。

2011年06月20日 | Weblog
              

 山吹の黄色い色をみると、小学生のころの遠足を思い出します。
 
 小さな電車にのって、近郊の山へいったことを覚えています。
 そこで、目の前に現れたのが、つりばし・・・。
 このつりばしを渡らなければ、目的地に着きません。
 つりばしは、だれかが歩くたび、ぐらぐらゆれます。
 眼下には、渓谷がそそり立っています。

 私は、自分の順番が近づくにつれ、恐怖のため、足ががくがくしているのがわかりました。
「はい、次」
 先生に、そう言われて、足を一歩つりばしにのせた瞬間、風景がぐらぐら・・・。
 私はそのままその場にしゃがみこむと、前へすすめなくなってしまいました。
 後ろには、友だちが並んでいます。
 泣きたくなりました。

 私はその場にへたりこむと、這ったまま、つりばしを渡りきりました。
 生きた心地がしませんでした。
 渡り終えたところにあったのが、この黄色い山吹の花。
 生きていると実感した瞬間、目に入った花でした。

 この山吹の花を見ると、私はもう何十年も前の出来事を、こうして昨日のことのように思い出します。
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中国・茶棚

2011年06月19日 | Weblog
             

 ほんとうは台湾茶や、中国茶のお茶セットを飾っておく棚です。
 でも私は鼻煙壷や、台湾茶を入れる錫の入れ物。
 小さな茶器セットや、父からもらった小さな骨董品などを飾っています。
 古いものが、とてもよく似合う棚です。

 そういえば私が子どもだった頃、茶箪笥というのがありました。
 茶箪笥なんて、なつかしい響きです。
 口にしたとたん、その中に入っていたお茶碗や、祖母がしまっていたお干菓子などの、色やかたちや匂いまでが浮かんでくるような気がするから不思議です。
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三回忌法要

2011年06月18日 | Weblog
            

 今日は夫の母の三回忌法要です。
 もうあれから二年がたちます。

 今日はお昼に法事が終わったら、親戚の皆さんと会食。
 会食終了後に、息子の家族の新居にお邪魔します。

 息子の家族は、東京の西にある多摩地区に住んでいます。
 息子が小学校1年生からずっと親友である友人のお母さまから、(彼女とは私も親友です)「カトーくんは、なんであんな遠くにお住まいになられましたの? 本郷までずいぶん通勤に時間がかかりますでしょ?」と、たずねられたくらいです。

 ペット可、ピアノ可、駐車場も可。亀も可(?)
 と、これだけ条件があると、新しいマンションではそこしかなかったと言っています。
 彼の親友のお母さまがおっしゃるように、大学までの通勤もたいへんそうです。
「中央線は年中、電車が止まってしまうから、そのときは、家に泊まりにいらっしゃい」と言ってありますが、まだ泊まりにきたことはないので、問題なく通勤できているようです。

 そんなわけで、我が家や娘の家族の住む東京の東から、息子たちの住む西までを訪ねるのはたいへんだろうからと、法事のあとにと息子夫婦が考えてくれ、娘夫婦の家族と私たち夫婦を、新居に招待してくれたのです。

 息子夫婦には1歳6ヶ月の女の子がいます。
 ☆ちゃんと会えるのも、チャット以外では久しぶり。楽しみです。
(義母の紫雲院の戒名にふさわしい花を、画像サイトからお借りしました)
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2011年06月17日 | Weblog
           

 道ばたに、葵の花を見つけました。
 夏の暑さにもまけず、空にむかってまっすぐ花を咲かせる葵。
 見ているだけで、背筋がのびるような気がします。
 まっすぐに、生きろと、背中を押されるような気がします。

 今日は午後から、6月定例の日本児童文学者協会の運営委員会です。
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梅雨の花

2011年06月16日 | Weblog
          

 梅雨の花といえば、紫陽花。
 いろいろな種類の紫陽花が、うつくしく咲いています。

         
 
 雨に映える花は、七変化しながら、じめじめした季節を彩ってくれています。

 今夜は句会ですが、忙しさのため欠席です。そのかわりに投句をします。
 先月も、投句参加でした。
 来月こそは、仲間たちにお会いしたいので、ぜひ出席したいと思っています。
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水質調査隊

2011年06月15日 | Weblog
         
 
 今夜は,仲よしの仕事仲間の編集者、作家、画家たちで作っている水質調査隊の集まりがあります。

 水質調査といっても、お水ではありません。
 大人の飲むお水の水質調査です。
 私は、画家のSさんとOさんと三人で、子どもも飲めるお水の水質を調査しておりますが。

 今夜はその仲間の編集者が退職し、顧問になったので、みんなでご苦労さま会です。
 行きつけのお茶の水のお店に、みんなで集まります。
(写真は、お酒のサイトからお借りしました)
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立ちすがた

2011年06月14日 | Weblog
           

 花菖蒲がうつくしく咲いています。
 いまが、満開です。
 花菖蒲は、いまの季節にしか楽しめない、優雅な立ちすがたのお花です。

 色調は紫陽花と似ています。
 梅雨の季節のお花は、なぜ、むらさき色が多いのか、ふしぎです。
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「新・童話の海」

2011年06月13日 | Weblog
          
 
「新・童話の海」の公募原稿が、5月末で締めきられました。
 応募総数は176編でした。

 こちらをご覧下さっている方で、ご応募された方がいらっしゃるかもしれないので、今後のスケジュールについてちょっとお話いたします。
 今年からは一次選考委員として、評論新人賞などを受賞された新進気鋭の評論家や、作家、5人の方々に着任していただきました。
 評論家の内川朗子さん、北村夕香さん、佐々木江利子さん。作家の榎本秋さん、円山夢久さんです。
 その選考委員の皆さんが、まずは選考をしてくださいます。

 そして二次選考にあがってきた作品を、那須正幹さん、西本鶏介さん、薫くみこさん、加藤純子、ポプラ社編集部の皆さんで選ばせていただき、入選作を決定します。
 鋭く、かつ的確な一次選考委員の皆さんの評価をくぐり抜けた、どんなお原稿に出会えるか、いまからわくわくしております。

(写真は「新・童話の海」にご入選され、その後出版され、椋鳩十児童文学賞を受賞された、佐々木ひとみさんの『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)です)
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夕焼け

2011年06月12日 | Weblog
              

 じっとりとした雨が降り続くと、夕暮れ、思いがけず西の空に夕焼けが見えたりすると、うれしいものです。
 心が浮き立ちます。
 昨日の夕焼けは、そんな色をしていました。

 梅雨がなければ、それはそれで困りますが、どんよりした空の色は、心まで陰鬱にさせます。

 今日も夕焼けのころには、太陽が顔をみせてほしいななんて願っている、「早乙女が裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ」の季節です。
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コントラバス

2011年06月11日 | Weblog
             

 家の中の写真を撮り始めたら、blogネタ切れとお思いいただければ・・・。
 
 我が家には、なぜか楽器がたくさん、あります。
 ピアノ、エレクトーン、コントラバス、チェロ。
(写真は、コントラバスです)

 もうだれも弾かなくなってしまい、いまではただのインテリア。
 子どもたちが学生だったころには、ずいぶん弾いたものでしたが。
 息子は大学時代には、ジャズ研でコントラバスとアルトサックスを吹いていて、同じく娘はそこでドラムを叩いていました。

 ピアノは私のです。
 でも子どもたちも、小さいころからずいぶんこのピアノで遊びました。
 エレクトーンもそもそもは私のものでしたが、娘が興味を示したので、当時最新式のものに買い換えました。
 いま、あるのはそれです。
 チェロは、娘が中学、高校とクラブ活動で弾いていたものです。

 弾き手を失った楽器たちは、いまはしずかに余生を送っています。
 ですから、たまには、こうしてスポットライトを・・・・。
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