【ロイター】デフレ状況に変化、増税必ずしも成長阻害せず=13年度経済白書
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96M00X20130723
各紙が一斉に消費税増税の為の言い訳に走る中、ロイターだけが、いわゆるコアコアCPIに言及するという状況が続いていた。(この記事でも触れている)
そんな中、13年度経済白書が公表されたとの事だったので、政府サイトまで現物を読みに行くことにした。
上記の通り、ロイターのタイトルは非常に恣意的に「消費税の増税の準備ができつつある」というのを強調しているように思えるが、きっちり本文を読むと、やっぱりコアコアCPIは下落傾向との認識で、「デフレは継続している」との立場のようだ。
今週月曜日のウチの団塊の社長(65)が朝礼で「アベノミクスで得をするのはウチらじゃない!食品や燃料!物価があがるだけで給与はあがらへん!」と、アホでかつ迷惑な事を社員に啓蒙していたが、アベノミクスが給与に反映されるには年単位の時間がかかる。物価変動の激しい生鮮食品や燃料だけを取り上げて「物価を上げるのがアベノミクス」とか言うのは完全なるお門違いであろう。
つまり、ロイターはこの件に限定すれば他紙よりフェアなのだ。タイトルがミスリードしているのはご愛嬌だが。
ウチのアホな社長の勘違いこそ、ロイター以外の各紙マスコミが望むミスリードであり、中小企業の社長レベルの経済認識はこの程度なのだ。各啓蒙がまったく足りていない。というかロイター以外コアコアにまともに触れようともしない。
年次経済財政報告「第1章第2節 物価を巡る問題」
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je12/h01_02.html
そんなわけで。経済白書を読んでみると。
消費者物価の下落をコアコアの動きで見ている事が記載されている。
「1.デフレの現状 (2)緩やかな下落が続く消費者物価」で説明されている。
よかった…。ロイター1社しかコアコアに言及しないので、「政府がコアコアでデフレ脱出の判断をしている」という話はトバしじゃないかと心配だったんだよ。経済白書で確認がとれてホントよかった。
ところが、日銀総裁への日経のインタビューで、コアコアをデフレ脱却の根拠としないと取れる言質を取ってきているんだよね。
日銀総裁、CPI「『生鮮除く』が適当」 コアコア指数「全体を含まない」
http://www.nikkei.com/markets/features/12.aspx?g=DGXNASFL110RU_11072013000000
安倍内閣は、圧倒的な支持を集めてはいるものの、周りは敵だらけだ。特にマスコミだが。
衆参で過半数を握ったとは言え、プライマリーバランス信者の圧力は続く。現状でも、とても均衡を保っているように見えない。自民党内部にも敵がいるからだ。
アベノミクスの成否は、どこまで増税を拒否し、政府歳出の拡大が続けられるかにかかっている。不十分であれば確実に水泡に帰す。
今のところ、いわゆるリフレ政策は功を奏している。インフレターゲットが現在の世界の常識であることを、理解できている人が増えねばならないと思う。
うわああ。俺池上彰の参院選ライブにゲストで出演しとった中川秀直と同じ事言っているわキモッ。
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図解 それでも、日本経済が世界最強という真実
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96M00X20130723
各紙が一斉に消費税増税の為の言い訳に走る中、ロイターだけが、いわゆるコアコアCPIに言及するという状況が続いていた。(この記事でも触れている)
※コアコアCPI
燃料費と生鮮食品その他を除いた消費物価の指数値のこと。
円安等で燃料費や生鮮食品の値段が上がっても国民の消費が増大し、GDPは上がるが、それで景気がよくなっているとは言えない。なので、それらを除いたこの指数値がプラスに転じた時点でインフレ局面に入ったと判断する為の数値。
燃料費と生鮮食品その他を除いた消費物価の指数値のこと。
円安等で燃料費や生鮮食品の値段が上がっても国民の消費が増大し、GDPは上がるが、それで景気がよくなっているとは言えない。なので、それらを除いたこの指数値がプラスに転じた時点でインフレ局面に入ったと判断する為の数値。
そんな中、13年度経済白書が公表されたとの事だったので、政府サイトまで現物を読みに行くことにした。
上記の通り、ロイターのタイトルは非常に恣意的に「消費税の増税の準備ができつつある」というのを強調しているように思えるが、きっちり本文を読むと、やっぱりコアコアCPIは下落傾向との認識で、「デフレは継続している」との立場のようだ。
今週月曜日のウチの団塊の社長(65)が朝礼で「アベノミクスで得をするのはウチらじゃない!食品や燃料!物価があがるだけで給与はあがらへん!」と、アホでかつ迷惑な事を社員に啓蒙していたが、アベノミクスが給与に反映されるには年単位の時間がかかる。物価変動の激しい生鮮食品や燃料だけを取り上げて「物価を上げるのがアベノミクス」とか言うのは完全なるお門違いであろう。
つまり、ロイターはこの件に限定すれば他紙よりフェアなのだ。タイトルがミスリードしているのはご愛嬌だが。
ウチのアホな社長の勘違いこそ、ロイター以外の各紙マスコミが望むミスリードであり、中小企業の社長レベルの経済認識はこの程度なのだ。各啓蒙がまったく足りていない。というかロイター以外コアコアにまともに触れようともしない。
年次経済財政報告「第1章第2節 物価を巡る問題」
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je12/h01_02.html
そんなわけで。経済白書を読んでみると。
消費者物価の下落をコアコアの動きで見ている事が記載されている。
「1.デフレの現状 (2)緩やかな下落が続く消費者物価」で説明されている。
よかった…。ロイター1社しかコアコアに言及しないので、「政府がコアコアでデフレ脱出の判断をしている」という話はトバしじゃないかと心配だったんだよ。経済白書で確認がとれてホントよかった。
ところが、日銀総裁への日経のインタビューで、コアコアをデフレ脱却の根拠としないと取れる言質を取ってきているんだよね。
日銀総裁、CPI「『生鮮除く』が適当」 コアコア指数「全体を含まない」
http://www.nikkei.com/markets/features/12.aspx?g=DGXNASFL110RU_11072013000000
安倍内閣は、圧倒的な支持を集めてはいるものの、周りは敵だらけだ。特にマスコミだが。
衆参で過半数を握ったとは言え、プライマリーバランス信者の圧力は続く。現状でも、とても均衡を保っているように見えない。自民党内部にも敵がいるからだ。
アベノミクスの成否は、どこまで増税を拒否し、政府歳出の拡大が続けられるかにかかっている。不十分であれば確実に水泡に帰す。
今のところ、いわゆるリフレ政策は功を奏している。インフレターゲットが現在の世界の常識であることを、理解できている人が増えねばならないと思う。
うわああ。俺池上彰の参院選ライブにゲストで出演しとった中川秀直と同じ事言っているわキモッ。
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