中国人を侮ることなかれ

【二階堂ドットコム】 シナ人は永遠にパクリ。そしてそれに頼る日本企業は倒産の憂き目に。
http://www.nikaidou.com/archives/10341

　久しぶりに二階堂ドットコムより引用。
　正直、ソースとしては東スポ・大スポ・日刊ゲンダイ以下だと思っている。
　が、今回のこの投稿については、まあ、事実なのであろうと思う。

　ネットでは、こうやって中国の向上心のなさを喧伝する輩が多い。
　実際、そういう中国の企業が多いのは確かなのだが。あまりにそれが強調されすぎていて、中国にはそんな企業しかないような雰囲気になってしまっているような気がする。

　ちょっと引っかかるので、一応、中国の擁護をしておこうと思う。
　中国人に、日本人並の精度に対する向上心や、パクリではない独自の努力を求めるのは不可能なのか？と問われれば、俺は明確に、「否」と答えるであろう。

　しかし、それを求めると、日本国内で100万円かかるとするならば、中国では200万円かかる。つまり彼ら中国人は、「安く済ませるにはどうすればいいか」に特化して物事を考えすぎなのである。本気になれば、日本人と同等の働きをする事も、可能は可能。

　要は中国人の使い方なのだ。彼らを侮らず、そして決して放置せずに監視をしなければならない。
　上記投稿の企業は、監視するコストをケチったが故の結末なのだ。監視するコストを考えたら国内の方が安いのであれば、国内設計を薦める。そうなって初めて、中国のその企業は、マトモに本領を発揮する事を考えるであろう。

　どうも、ネット以外は中国人を持ち上げすぎだが、ネットでは中国人を下げすぎだと思う。なんか、プロパガンダ臭くて嫌なんだが…。でも。

　そう。プロパガンダなのであれば、「中国製はダメダメなのよ～」を強烈に宣伝する意味なのであれば、なんつーか日本のネットっつーのは大したもんだと思うんだよね。
　うーん。どっちかと言えば、世界各国でも、同じように中国人サゲのプロパガンダは盛んだし、要するに「日本のネット以外の情報機関（マスコミとか）」だけが、世界中で空気が読めてない感じなのかな。ネットが大したもんという訳でなく、日本のマスコミがゴミ過ぎるというか。

　でも、個人的に、俺はそこまで中国を悪し様に言いたくはないんだよな。
　先日あった、アメリカのトヨタバッシング→その後こっそり持ち上げてアリバイ作成みたいな無様なマネは醜悪だと思うし、現在の中国叩きは、当時のアメリカのジャパン・パッシングに近いと思うしな。
　でも、ジャパン・パッシングと違うのは、中国企業の問題は、理不尽ではなく事実をベースとしている点なんだけど。それでも、事実にせよ、その部分的な事実を誇張しているように思えるのだ。

　叩くのであれば！俺は等身大の中国を叩くべきだと思う。
　叩くなとは言わない。上記の問題があった一例をあげて、中国企業と関わる全ての日本企業は滅ぶかもしれんという話の流れが気に入らないのだ。



漫画 危ない!中国 (宝島SUGOI文庫)

こんなにＮＨＫが好きなのに

　うーん。俺ホントにＮＨＫが好きなんだけどなぁ。
　連日のＮＨＫ叩きに自分でウンザリだ。

　【ＮＨＫ】無縁社会を乗り越えろ！
　http://npn.co.jp/article/detail/10240554/

　とりあえず、この記事を全文読むと、この「無縁社会特集」という番組の趣旨が伺える。ＮＨＫは何を伝えたいのかと推測すると。

　・この番組に登場するような人間は人間的に問題がある。
　・現在こんなグズい人間がいる事を知ってもらいたい。（問題提起）

　こんな感じではないかと思う。
　こんな趣旨に賛同し、取材を受けるなんて奇特な人は、依頼された時に受け取るわずかな謝礼と引き換えに、パンダになる事を了承するのだろうと思うのだけど…。

　流石クソったれＮＨＫだ。捏造乙。
　被取材者側が情報発信者であったならば、愉快な程に速攻で捏造がバレバレでんがな。
　【ガジェット通信】NHKスペシャル『無縁社会』に出たニコニコ生放送ユーザーが語る“演出への違和感”
　http://getnews.jp/archives/99251

　これが事実なら（ご本人がある程度自身の情報を公開しているのでかなりの確度でこっちが事実）ＮＨＫの番組構成は完全に嘘八百である。単に取材対象者がたまたま泣き寝入りしなかっただけ。裏をかえせば今までなら泣き寝入りが大半だったわけだな。傲慢不遜とはこのことだよ。

　ＮＨＫの考える無縁社会は、本当に存在するのだろうか。
　ちなみに無縁社会なる造語を造り出したのは、当のＮＨＫである。

　確かに、日本は自殺者が多く、年間3万人孤独死している。
　しかし、この問題は核家族化によって高齢な単身者世帯が増えている事と、個人情報保護法等によるプライバシー保護の異常な厳格化が背景にあるのではないのか。要するに現在の単身高齢者の問題をムリヤリネットに依存する若者にすりあわせ、悪意ある編集を行った上で、いたずらに不安を煽っているだけのように思える。

　もう一度言う。ＮＨＫが創造した無縁社会とは、本当に存在するのか。

　無縁社会を問題視するのであれば、老人ホームのような高齢者を孤立させない工夫の紹介や、それらのサービスを知らないご老人をターゲットにした取材、それらセフティーネットにすらかからない孤立の危険性が高い人々にスポットライトを当て、問題提起するのが筋ではないか。

　捏造してまでネットと若者を叩きまくるその姿勢は醜悪でしかないぞ。
　そんなにネットとリテラシー層が憎いのかね。ＮＨＫ。

　この番組を見た、所謂ネットにアレルギーがあるような人は、ネットばっかりしている自分の子供とかに、危機感を元々持っているモノよりさらに増幅するだろうね。
　まったく。どういう意図でもって、番組製作をしてるのかね。

　正直、特定の層をターゲットに叩こうとしているようにしか見えない。
　その特定の層が、常に「日本人の若者」に向かっているような気がしてならんのよ。

　例えば、以前紹介したフランスでＮＨＫブランドで放送してる鬼畜日本人捏造ドキュメンタリーも、将来の日本人に対する嫌悪感の種を植えてるわけだし、やはりターゲットは日本人の若者…のような気がする。

　穿ち過ぎかねぇ。



NHKにようこそ! (角川文庫)