あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

離間の計

2009年10月09日 22時55分35秒 | 特定亜細亜
 うーん。日台離間の計か。

 最近、様々な面で「離間の計」を見かける。

 今回のコレもそうだし。
 昨日エントリで紹介したウィニー開発者金子氏と、その弁護人を引き裂く目的の、NHKクソ記者による離間の計。
 それに、民主党内にいる前原のようななんちゃって保守も、結果的には保守層の分断を狙った離間の計になっている。
 世界各国で散発的に発生する、捕鯨関係や従軍売春婦の対日非難決議なんかも、日米や日豪等の離間の計だ。

 離間の計ってのは大変有効な戦術だと思う。

 一例を挙げると、例えば離間の計によって分断を謀られたと感じた日米は、多少の利害が存在しようとも、より絆を深めようとする。
 今離れられると死活問題である日本にとって、アメリカの離反は致命的なので、アメリカはより日本から譲歩を得やすくなる…とか。

 何事も正々堂々が清々しいと思うのだけど、離間の計によって動く事態もある。
 卑怯だが、重要な戦略なのだろう。

 一応念のため補足すると、俺が言う「離間の計」の定義は、嘘や誤魔化しの情報を与えて、結束している人々の間に不和の種を蒔くという戦略の事である。

 嘘や誤魔化しが大嫌いな日本人には、ばれなければ非常に有効なのだった。なんせ自分は嘘や誤魔化しを武器にできるのに、日本はそれを滅多にやってこないのだから。

 今回の日台離間の計の嘘は、以下の台湾紙の記事である。


 【日台】インドネシア人船員に刃物で脅され船長が閉じ込められた台湾籍漁船、日本側が入港を拒否[10/06]

 長いので3行で要約すると。

 刃物を持った凶悪なインドネシア人船員と善良な台湾人船長が船上で対立。
 助けを求めて日本に寄港したが、拒否された。
 台湾に戻る為に多大なタイムロス。日本人は最低だ。


 こんな感じだろうか。
 この記事に対し、日本政府入国管理当局が間髪をいれずコメントを発表。

 なんと、入港許可を出したのに、漁船オーナーが「入港したら俺の漁船が放置された状態になるじゃないか」と反対した為に、結局この漁船は日本に入港しなかったというのだ。

 日本人は世界一嘘を嫌う。
 俺はこの状況下で、日本政府の入局管理当局が「日本側は「漁群一六六号」に差し迫った危険は無いとして拒否した。(原文のまま)」とは思えない。

 よく読むと、(記事によれば)これほど酷い仕打ちを日本人に受けたにも関わらず、台湾人船長の娘は、
「もし日本に入港できないと早く知っていたら、漁船は日本に向かうために2日という時間を無駄に使うこともなかった。現在、父は台湾に向けて舵を切り、長い時間を航海している。しかし少なくとも10日はかかる。一日延びれば一日危険が増える。政府が速やかに艦艇の救援を派遣することを願う」

 と、日本政府入国管理当局のコメントが事実であったとしても違和感のないコメントをしているのだ。

 また離間策か…。もううんざりだ。
 離間策が成功すると、なんでかな。いつも得する側に中国がいるような気がする。