あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

コンビニが変わる

2009年06月23日 22時07分25秒 | 国内の事件
【産経】セブンへの排除命令、コンビニ経営に打撃 事業モデル転換迫る

 まあ何と言うかね…。産経はさすがに、「産業経済」を冠する新聞だと思った記事内容だ。もんのすげー企業よりの記事。
 前、せっかくちゃんと、本質を報道してるって褒めたのに。

 【拙ブログ】鬼畜セブン本社VSコンビニ店長連合、決着

 もうね。何回も何回も書いているんだが。
 このセブンイレブンVSコンビニ店長戦争については、構造をよく考えりゃ誰でもセブンイレブン本社の搾取構造に気がつく類のシロモノなのだ。
 産経新聞の記事をちゃんと読めば、確かにこの点(本社の搾取構造)についても言及しているんだが、アリバイ程度にさらっと書かれているだけで、話がよく見えず、とある方向への印象操作ばかりが目立つ内容となっている。

 その方向性とは。

 『店舗側の我侭による定価販売戦略の見直しを余儀なくされる本社』

 である。こりゃ印象操作というよりもっと積極的に話をそらしているだけに過ぎないだろ。
 本当に定価販売戦略を推進したいのであれば、純利益からロイヤリティを取ればいい。
「純利益からロイヤリティを取るようにするから、定価で販売し、賞味期限が切れた段階で廃棄するように」

 と言えばいいのだ。
 これなら、「廃棄を出さない経営」が、本社と店舗、双方の利益になる。そして、値下げ販売で仕事帰りのお父さんも大喜び。

 そうなれば、店舗側は間違いなく定価販売に同意するだろう。「一円廃棄」という店舗側の裏技が考案される段階で、間違いなく本社による搾取構造なのだから。

 産経新聞記者の以下の台詞が、産経新聞のクズっぷりをよく表しているとしか思えないだろう。

ここから生み出される厚い利益を本部と加盟店で分け合うことで、成長を続けてきたといえる。

 定価販売から生み出される厚い利益を全部本社が吸い上げている状態で、よく言うよな。何度でも言うが、本気で定価販売を守りたいのであれば、その搾取構造を改めろ。
 ぬぁ~にが「見切り値下げは顧客が販売終了時期を狙って買いにくるようになってしまう為、収益源に繋がる」だ。減るのは本社のロイヤリティだけだろうが。
 「売れ残り」という、商売する者にとって「最大」のリスクを店舗だけに負わせて、本社は上がりだけをせしめるというのが既に鬼畜の所業。
 既存の法律に適合できないビジネスモデルと言うことは、その時点で既にマルチ商法となんら変わらない。いや、MLMは特定商取引法を守っているだけ、コンビニよりマシとすら言える。


 そのへんの詳しい事情は、拙ブログの関連エントリを見ていただきたい。

 【拙ブログ】コンビニ店長の反乱

 ついでに図もつけといちゃおう。

 


 さすがに大企業寄りだな産経新聞。こんなところは俺、お前が大嫌いだよ。ちなみに、こーゆーのの話題は朝日新聞が強かったりする。
 だからなぁ…。たとえ印象操作の総本家・朝日新聞でも、俺はあった方がいいんじゃないかなーと思っているんだよな。右翼と補完関係にあるから。
 似たような意味で、本当にしっかりしてくれよ民主党!(ルビ・中道左派政党)てめーらが本気度丸出しの売国奴だからこそ、こんな奴らがのさばるんだ。


 ところで、この廃棄推奨の効果はこれだけではない。
 実際、廃棄弁当はホームレスに配られていたり、妙なルートに横流しされている。ホームレスがぬくぬくと生活できてしまうのは、歪みだ。

 廃棄弁当激減は、おそらくホームレスの減少に繋がるだろう。
 なんだ。本当にいい事尽くめだな。欲の皮がつっぱったセブンイレブンの為、どんなけ庶民が苦杯を嘗めているのか、よくわかると言う物だ。

 ぷぷっ。ノーレジ袋だってぷぷっ。廃棄推奨コンビニがエコとか。あほか。