楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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約束時間 (散歩に出て思うこと 30)

2004年06月09日 08時43分00秒 | つれづれなるままに考えること
(約束時間)
待ち合わせの約束時間に遅れないように、
いつも10分前には約束場所に到着するよう
心がけている。

最近では、便利な携帯電話があって、
遅れそうになると電話して了解を得ているようであるが、
それでもボクは10分前には到着するようにしている。

これを「10分前の精神」と勝手に命名している。

若い時代に約束をして、約束場所に約束時間に
現れない人がいた。
いつもの癖で、ボクは10分前には現場にいたが、
相手は時間通りに来なかった。
確かに何かの避けられない事情で、
約束が果たせない時もあるが、
そんな時は、何らかの手段で相手に連絡をする必要がある。
しかも、約束時間前に連絡を取る必要がある。

しかし、その時は何も連絡もなく時間が過ぎていった。
何か事情があるだろうと30分待ったが、本人は現れず、
連絡もなかったので、約束は反古にした。

その後、約束相手に苦情を言うと、何か訳のわからない
理由をくどくどと言ったが、聞く耳を持たず分かったといった。
以後お付き合いはしていない。

失う時間がもったいない!

以来、約束をするときは、約束時間を15分過ぎたら
約束はなかったことにしようと、一言必ずつけて約束をしている。
デートの時もそうだ。
どんな美人でも、一目ぼれした女性でも、
15分待ってこない相手を待つことはないし、
第一約束を守れない人と今後付き合う気も起きない。
今の時間は取り戻すことが出来ないからだ。

この世は約束事で成っている。

それでも平気で約束を破る人がいる。

人は生まれた時、裕福な家庭に生まれる人もあれば、
明日の食事にも困るような貧乏な家庭に生まれる人もある。
どんな環境であれ、羨ましがったり、蔑んだりすることは無い。
生まれてきた人には、平等に時間が与えられているからだ。

どんなに裕福でも、裕福さには限度があり、
その先には、放っておけば貧乏が待ち受けている。
どんなに貧乏でも嘆くことはない。その先に
それ以上の貧乏は待っていないからだ。

どちらが幸せであるかというと、どちらとも言えない。
裕福な人は裕福さを維持しようと努力すれよいし、
貧乏な人は裕福になろうと努力すればよいからである。

裕福な人から見れば、今日の一膳にありつくことは
当たり前のことであっても、貧乏な人にとっては、
一日にこにこして過ごせるとても幸せなことである。

裕福な人には、この幸せを感ずることが出来ず、
その意味では、不幸せである。

これは一例であるが、一事が万事だ。

この幸不幸を克服できるのが、時間である。
そして、人間が一生に使える時間には限度がある。

その時間を有効に利用して幸せを掴んでもらいたい。








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