楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

東京ブギウギ

2023年07月29日 04時33分41秒 | つれづれなるままに考えること
太平洋戦争が終わった時、
ボクは9歳だった。


食糧難で配給の食糧では、餓死する人がいた。
食べ物を闇市で手に入れるなんて、
曲がったことが出来ない、
裁判官や検事、警察の偉い方などなどは、
餓死寸前に
皇居前の広場で切腹自殺・・・
何人もいたのが新聞に載った。

子供のボクの記憶に残るのは、
配給になる食糧と言えば、大豆、砂糖・・・
これが三食のご飯となる。

大豆は炒って醤油をかけて味を付け、ボリボリ食べた。
大豆はまだよい方で、
キューバからの支援でキューバ糖なるものが配給された。
どこから手に入れたのか、
母が大鍋に一握りの小豆にたっぷり水を入れ、
そこへキューバ糖を入れる砂糖水。

母は、「ゼンザイよ」と言って食べさせたが、
丼に小豆は1個入っていればOK。
小豆の味がするだけの砂糖水をがぶがぶ飲んで、
学校に出かけた。

家族は全部で8人、
大なべの偽ゼンザイも瞬く間になくなった。
父は朝食は会社で提供されるから、
と言って何も食べずに会社に出かけた。

その頃表題の「東京ブギウギ」を笠置シズ子さんが歌って、
国民の気持ちを明るくさせてくれた。
1947年と言うから昭和22年のことだ。

笠置シヅ子 東京ブギウギ

この歌で、世の中随分明るくなった気がする。

ご飯の代用食のお芋の朝食になってから、
会社で朝食が出ると言って、
朝食を食べなかった父が食べるようになった。

母が耳打ちしたことによれば、
会社で朝食が出ておらず、
父は子供たちに少しでも多く食べさせようと、
自分は朝食抜きにしたと言う。

子を思う父の気持ちにハッとした・・・
生涯忘れられない。




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毎月の誕生日

2023年07月27日 05時21分01秒 | つれづれなるままに考えること
自分の中で、
「90歳までは生きたい」との願いは、
随分前からある。

その為に毎日を大事にしているし、
神様にもお願いしている。

どうしてかと言うと、
二人の叔父さんが90歳で旅立ったからだ。
それが農家で仕事中に、
麦を育てるために畑を、
牛に鋤を引かせて息子と耕している最中に、
午後3時になったので、

「お~い、お茶にするぞ!」と倅に呼び掛けて、
本人はお茶を入れて、土手を背に仰向けに横になった。

その後、牛を畑の端に繋いで、
倅が父親の傍に来ると、
お盆に二つお茶を入れた湯呑があり、
陽の当たる土手を背に、
叔父さんは眠るように亡くなっていた。

もう一人のおじさんは、
公務員で年金でのんびり生活していた。
三人の子供たちも結婚して独立、
何不自由なく暮らしていた。
ただ一つ気を付けなければいけないのが、
高血圧で、お酒を飲んだり、
力仕事は避けていたが、
ある晩、食後にトイレへ行くと言って、
トイレに入ったままの亭主を、
叔母さんはテレビに見入っていて忘れてしまった。
時間が過ぎて、気が付いてお手洗いに行くと、
叔父さんはトイレに座ったまま亡くなっていた。

ボク自身はそんな死に方が気に入っていて、
いつからか「90歳まで生きる」がボクの希望になった。

その日までに残るに日数は何日あるのだろうと、
昨日、月の誕生日であったので数えてみたのだ・・・

・・・すると・・・
たった913日しか残っていないではないか。
やり残していること、言い残しておくことなどなど、
それこそ終活ノートに書き留めて、
計画的に実行しておく必要に迫られていることを、
ひしひしと感じさせられた。

が、まだノートは買ってない、
何処で売っているのかも知らないのですが・・・・




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8月5日花火大会

2023年07月25日 04時58分48秒 | つれづれなるままに考えること
二か月も前にA席、S席他を売り出した。

新婚の孫夫婦が見たいと言っているのか、
親が花火を見せたいのか、

「S席を買いますが如何?」と娘がジジババに訊いてきた。

夜だし、もう良い年令だし、どうしようか迷っている内に、

「S席が取れたよ!」と娘から連絡がある。


夜七時から八時半までの1.5時間で金5千円也。

迷っている暇はない、これで全席売れてしまったという。

その花火大会。


コロナの第9波が8月の帰省や夏祭りなど、
人の密集する行事が、
3年の自粛生活から解放されたことも手伝って、
混雑することは分かっている。

花火大会には行きたいが、
混雑と足場が不案内と言うこともあって、
自分の足腰が不安で、迷惑をかけそうで、
お断りした。

代金はすでに払ってあるが、
キャンセル料で取って置いて下さい、
と伝えた。

体の衰えは如何ともし難い、情けない話であるが・・・

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1円玉

2023年07月22日 04時40分40秒 | つれづれなるままに考えること
先日、100円ショップで植木鉢と土と、
花を囲う柵と言うか棚を買った。
全部で330円也。

風船カズラを植えるためである。

(植えた風船カズラ)


小銭入れからお金を取り出す時に、
1円玉が躍り出てしまった。

コロコロッとカーブを描いて床を転がったところまでは見ていたが、
支払いが、先と、お金を渡して、
「今、1円玉が転がってしまった、どこへ行ったのかな?」
と呟いたら、
店員さんが、商品棚を引き出して、
さんざん探してくれたが、見当たらない。

「良いですよ、見つかったら儲けにしてください」と帰った。

その帰り道、年齢(とし)で、かかとが痛く、
電柱の脇の日陰に立ち止まった。

さっきの一円玉、
いつ出て来るのかなぁ・・・





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ザクロ

2023年07月20日 04時54分50秒 | 日記
ザクロが稔ってきた。

食べられるほどに熟すと、
実が割れ、中に赤い種が並んで見える。

(ザクロ)

今では誰も見向きもしないのは、
食べても決して美味しく感じないから、
もう一つは、言い伝えからだと思われます。


それが鬼の口の中の歯に見えるので、
下記の俗説からかもしれません。

ネットから引用。
「釈迦が、子供を食う鬼神「可梨帝母」に柘榴の実を与え、人肉を食べないように約束させた。以後、可梨帝母は鬼子母神として子育ての神になった。柘榴が人肉の味に似ているという俗説も、この伝説より生まれた。」

コメント (2)
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