楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

言葉

2017年02月25日 05時01分47秒 | つれづれなるままに考えること
世界には沢山の言語がある。

一番広く普及しているのが英語。

二番目は何処の国の言葉かと言うと、中国語とスペイン語であった。

今はどうか知らないが、ボクが学生時代には、
二番目の言語の中国語は世界で話す人口が二番目に多い言葉で、
もう一つのスペイン語は、
世界で話す人が住む国の面積が二番目に大きい国の言葉であった。

これがボクが第二外国語を選ぶ基準であった。
将来、外国へ出て仕事をするようになった時、
役立つと思ったからである。


学生の多くは中国語を選び、ついでスペイン語、
医学や経済学を学ぶ人の多くはドイツ語を選び、
食やファッションを目指す人はフランス語を選んだ。

また別の基準では、
船で海外に進出し、世界を切り取った英国人が使う英語は、海賊が使う言葉、
言葉の発音が荘厳で、ラテン語に似たスペイン語は、神と語る言葉、
耳から入る感触が優しく悩ましい言葉のフランス語は、恋を語る言葉、
言葉の発音やイントネーションから、ドイツ語は、喧嘩をうる言葉、
そう言って、外国語を選択した人達を揶揄した。

中国語も聞いているととても優しく聞こえる。
楊貴妃と玄宗皇帝の恋物語(?)の「長恨歌」を漢文の先生が
中国語で読んでくれたが、実に綺麗な言葉に聞こえた。

ボクは第二外語にスペイン語を選んだ。
先生は日本で初めて「スペイン語和訳の辞書」作成された方と、
アルゼンチン出身の神父様であった。
スペインとアルゼンチンでは、発音が違う部分があったが、
神父様は日本語が解らず、スペイン語会話の授業であった。
お陰で卒業するころにはスペイン語会話は一通りでき、
そのお陰で、定年退職後スペインへ移住した人もいる。
物価が安くて、年金でも大名のような生活だと言っていた。

当時(60年前)「汚れなき悪戯」と言うスペイン映画があったが、
この時の「マルセリーノの歌」を聞くと、神と語る言葉とはよく言ったものと思えた。
マルセリーノの歌.


そうこうして、ボクは
英語、スペイン語、中国語、ドイツ語、フランス語、
これらの言葉で、「ありがとう」「こんにちは」「私はあなたを愛しています」「さようなら」、
それに「1,2,3・・・10までの数」と貨幣単位を学生時代に覚えた。

何時か世界へ出て使う時が有るかも知れない、そう思って。

学校を卒業して60年を超えるが、
「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」「数字と貨幣単位」は、
旅行を通じて、全部使うことが出来たので、
この時ばかりは覚えておいて良かったと、

一人勝手に満足している。


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真言宗 龍福寺

2017年02月22日 06時26分56秒 | 日記
真言宗智山派、薬王山東光院龍福寺が正式な名前で、
ご本尊は大日如来である。

(薬王山龍福寺の門)


この門前右手に枝垂れ桜が3月末には見事な賑わいを見せる。
左手には、御手洗不動堂があって、玉垣の中に白梅がある。
今はまだ咲き始めた所であるが、満開の時期に撮った写真で、
アサヒカメラだったか、コンテストに応募し、
見事佳作に入選したことがあった。

(現在の白梅)

(御手洗不動尊)


御手洗不動(みたらしふどう)は、龍福寺の裏手およそ10mほどの崖下に、
湧水で出来た泉にあったものを拾い出して、崖上の龍福寺門前の堂にお祀りした。
泉は今もあるが、江戸時代には、落語で有名な大山講の御参り前に禊をする場所であった。

さて、龍福寺の門前を入ると、すぐ左手と本堂前にある紅梅が花を付けている。
本堂までの参道左手に薬師堂があり、静かな佇まいに心打たれる。

(山門を入った左手と本堂前の紅梅)

(薬師堂)

(薬師堂の「薬師如来の扁額)


本堂に近づき一礼して手を合わせ、紅梅を楽しむ。

「この寺に伝わる「薬師縁起」には、
薬師堂に祀られている薬師如来(秘仏)が、
天長年間(824~834)に台座下の七々子崎(ななこさき)と呼ばれる
荒川の入り江で発見されたことや、当地小豆沢(あずさわ)の地名が、
平将門への貢物を積んだ船がここで沈み、
積み荷の小豆が流出したことに由来していることが書かれている。」(板橋区教育委員会)
小豆が流れ出て、芽が出て小豆の沢が出来た所から「小豆沢(あずさわ)」と名付けた。
と言う伝説だ。

(本堂前の紅梅)

(紅梅)


本堂右手を見ると、手入れの行き届いた白梅が見える。
まだ咲き初めたばかりの白梅は、
満開になると木の枝が雪をかぶった様に真っ白になり、
毎年のことだがアマチュアカメラマンの格好の被写体になる。
この白梅の下に、黒白の猫が何かを狙って動かない。
しばらくすると何か小さな鳥の様なものが、さっと飛び出して行ったが、
猫は呆然とするだけで動くことも出来なかった。

(本堂右横の白梅)

(獲物を狙う猫)


「このお寺には、かって二十数基の板碑があって、板碑寺とも呼ばれていましたが、
先の大戦の空襲で、その多くが破損し、
現在では昭和58年度の板橋区の指定文化財となった、
建長七年(1255)の板碑など七基が残るだけです。
なお、本寺は豊島八十八か所霊場の第86番札所となっています。」(板橋区教育委員会)

(板碑)

(建長七年お板碑)

(地蔵尊)


板碑の後ろには、
龍福寺の代々住職のお墓があり、
その後ろに並ぶ六道の案内をすると言う地蔵尊が可愛い。




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病院でのボランティア

2017年02月18日 06時21分12秒 | つれづれなるままに考えること
病院で迷子になる患者さんを案内するボランティアを始めて、
ちょうど一年になる。

このボランティアも、相手が日本人だけならさほど問題はない。
しかし大学病院と言うこともあって、
一日の内、外国人が少なくも複数の方が来院される。

町のお医者さんが困って大学病院へ患者を送り込むようである。
中には大事に至る病気もあるようだが、
大体はあまり問題が無さそうだ。

どうして送り込まれてくるかと言うと、
街のお医者さんが言葉に困ってしまうようで、
それが原因で送り込まれるようだ。

どうしてそう思うかと言うと、
彼ら外国人が払う医療費がずいぶん少ないからである。

医学的に問題が無いと言うことは、
それはそれで結構なことだが、
ボランティアのボクが困るのは、
この人たちにも診療明細書が出ることだ。


ほとんどの人が診療明細書を見て、
「これは何だ」と言う。

「今日、ドクターがどんな治療をしたか、書いてあります。」
と答える。

診療明細書は、要求されれば患者全員に発行しなければならないことになっている。
必要か不必要かお訊ねして不要の場合は出さなくて良い。
どうしてこんな制度が出来たかと言うと、
ある不届きな医師が診療内容を水増しして請求したことが発覚して、
この制度が出来た。

どうして水増し請求などできるのかと言えば、
日本では全国民が全員健康保険に入っており、
病気で医者にかかると、医療費の大半を健康保険組合が負担するからである。
そのために健康なうちから日本国民は医療保険に加入している。

そんな訳で医者にかかると、一部を患者が払い、大部分を健康保険組合が払うので、
そこに眼を付けた悪徳医師が、患者からは少なく徴収して置いて、
保険組合には大手術を施した位の請求をすると言う事件起きた。

現にボクが現役時代に、
四十肩とか五十肩とか言って肩に痛みが出て、
腕が上に挙がらず、痛みが激しかったので、
近くの接骨院でマッサージを依頼したときのこと、
ボクは肩のマッサージ代をいくらか支払ったが、
会社の健康保険組合から問い合わせがあって、
「あなたは腕を折る怪我をなさいましたか?」
と言ってきた。

どうしてかと言うと、ボクが罹った接骨院から、
骨折の請求が来ていますと言うのだ。
こんな悪徳医師が少なくも居たから、
診療明細書を出さなければならなくなった。

こんな事を長々と外国人に説明できない。
第一説明できる英語力がボクにはない。

病院でボランティアをやって居て、
こんな質問をされた時が、最も困る。

まさか、日本人の悪徳医師が・・・・なんて、
日本人には説明できても、外国人には口が裂けても話せない。

郵便ポストは何処?とか、
銀行は何処?
自転車で来たのだが自転車置き場はどこですか?
コンビニは?
食事をしたいが出来るところを教えて?
薬局は何処にあるの?
入院患者を見舞いたいが、東の14階へ行くにはどこから?
タクシー乗り場は何処?
バス停は?  
地下駐車場へのエレベーターは何処?
ひどいのは、出口は何処ですか? etc.

せいぜい質問は、こんな所で勘弁してほしいものだ。

それでは皆さん、お大事になさって下さい。








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「都立浮間公園」の梅と「十度の宮」の河津桜

2017年02月17日 06時45分42秒 | 東京の庭園
(都立浮間公園)

都立浮間公園はJR埼京線の浮間舟渡駅の真ん前にある公園で、
駅名でも解るように、東京都北区浮間と板橋区舟渡の両側にまたがっている。

公園の中央にある池の中心線の右側が北区、左側が板橋区である。
もともとは荒川であったが、川が屈曲していて、絶えず氾濫を繰り返すので、
大正時代に埼玉県の朝霞あたりから放水路を造成して、荒川放水路と呼んでいたが、
今は一級河川荒川になっている。
もともとの荒川は新河岸川と名を変え、戸田の渡しまで湾曲していた新河岸川を、
ショートカットして曲線を切り取り、間に出来た池が浮間公園の池です。
新河岸川は、将軍が日光へ向かう御成り街道の岩淵宿にある、
岩淵水門から東京湾河口までを隅田川として流れる。

(青の点線部分がもともとあった荒川の流れ)

(洪水が多いので切り取って出来た池の地図)

(浮間公園の池、カモ、カモメなど野鳥が羽を休める)

(板橋側にある風車のある光景)

(池の手前にある紅白の梅)

(池の手前にある紅梅)

(池の手前にある白梅)

(風車)


浮間公園の中を抜けて、西へ向かうと通称「十度の宮」と呼ばれる「氷川神社」がある。
この神社の隣に生えている河津桜が今日の目当てだ。
北区の「日の基保育園」の桜は咲いたが、板橋区の氷川神社の隣の桜も咲いたであろう。
荒川に近いく風通しが良いので、保育園よりは気温が低いからどうなのだろう。
近づいて見ると桜は、まだ蕾が固く日当たりの良い所の一部は咲いていた。


(氷川神社の鳥居)

(神社の拝殿)

(その手前の十度の宮の祠)

(十度の宮の説明板)

(桜の蕾)

(桜の蕾2)

(日当たりに咲いた河津桜の一部)

(日当たりに咲いた河津桜その2)


桜の見ごろは、本日(2/17)予想される春一番が吹いた後が楽しみだ。

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トランプ

2017年02月15日 06時01分04秒 | つれづれなるままに考えること
トランプと言えば、現アメリカ大統領の事を指す。

中には、ボクのようにひねくれ者がいて、
カードゲームのトランプ?
を思い出す人がいるに違いない。

小さい時、兄弟で「ババ抜き」をしていて、
姉たちが弟のボクに「ババ」が行くようからかって、
悔しがる様を見て面白がった頃を思い出す。

ゲームは他に「七並べ」とか、ポーカーとか、51並べとか、
いろいろあったが、姉たちには勝つことが出来なかった。

話はアメリカ大統領であるが、ついこの間、
アフリカ、中東の七カ国の国民のアメリカ入国を即時禁止する大統領令を出して話題となった。
テロ対策だと言う。

アメリカのワシントン州が、この大統領令を指し止めにするよう
地裁に提訴して差し止めになった。

大統領はこの差し止めは無効と高裁に上告した。
高裁は双方の意見を聞くことにしたが、
地裁の通りにするよう、差し戻しになった。
当面大統領令は差し止められている。
だから七カ国の国民は、今のところ、アメリカ入国が禁止されていない。


他の国だからボクが口を挟むいわれは無いが、
そもそもアメリカと言う国は、インディアンの原住民が住んでいた所へ、
スペイン人のコロンブスが入り込んで、インディアンを退け、
インディアンから奪い取った国である。

それをまた海賊のイギリス人が金(きん)が沢山あると言うことで、
沢山入り込んできた。
金を求めて西部へ西部へとやって来た。
インディアンは弓矢で応戦したが、
イギリス人たちは鉄砲で応戦して領土を召し上げた。

インディアンから言わせれば彼ら白人共がテロリストであったのだ。
ニュージーランドも、オーストラリアもアボリジニの原住民がいたのを、
イギリス人が奪い取って自分のものにした。
弓矢と鉄砲では勝ち目がない。

日本にも同じように黒船艦隊が押し寄せた。
日本も弓と槍、刀で応戦したが勝ち目はない。
インディアンと違う所は、日本人はすぐに勉強して、
届かぬまでも鉄砲、大砲をすぐ自前で造ったことだ。
そして彼らの自由にさせなかったことだ。

テロリストである白人はインディアンからアメリカ領土を奪い取った。
そしてアフリカも征服した彼らが黒人奴隷をこき使ってのし上がって来た。
その黒人も、人権が平等になってから、まだ300年経っていない。
自分の身は自分で守る、と言うアメリカの開拓精神があって、
銃など自由に持つことが出来る。

そのアメリカの張本人が、今度は立場を変え、
アフリカと中東のテロリストたちに脅かされるから、
自営手段として、その国の人たち全員(アメリカ国籍を持っている人でさえ)
入国を拒否すると言うのは、少し違うのではないだろうか。

今水面下でイスラム教徒が、米大統領に復習しようとのたくらみがあると、
どこかの週刊誌が記事にしている。

暗殺事件やテロ事件が起きないとも限らない。
考えるだけでも恐ろしい事だ。
トランプ大統領はそんなことを計算に入れないでいるだろうが。
強いアメリカだから、そんなことに脅えてはいない。

世界貿易センタービルが破壊されたような事件が起きないことを、
願うばかりである。




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