都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「アートフェア東京2009」 東京国際フォーラム/東京ビルTOKIA
東京国際フォーラム(千代田区丸の内3-5-1)/東京ビルTOKIA(千代田区丸の内2-7-3)
「アートフェア東京2009」
4/3-5

東京国際フォーラム、及び隣接の東京ビルTOKIAで開催中の国内最大のアートの見本市、「アートフェア東京2009」へ行ってきました。

フォーラム内、第一会場全景。初日、夜の参戦でしたが、人出はそれほどではありませんでした。

第一会場内。国内外を問わず、古美術からコンテンポラリーまでの画廊がひしめき合います。

まず目が向くのはやはり既知の画廊です。レントゲンでは内海聖史のドットが出迎えてくれます。

こちらは毎年ミニインスタレーション個展化しているミヅマのブース。山口藍のウォークイン型のオブジェが異彩を放ちます。

中はこのようになっていました。
そう長時間歩き回るわけでもないので、各画廊の作品を細かに見ることは出来ませんでしたが、それでも一目で惹かれる、また印象に残った作品はいくつかあります。以下に少しだけ挙げてみました。

泰明画廊(C09) 北川麻衣子:細密なタッチでルネサンスの名画を見るかのような物語を紡いでいます。
イムラアートギャラリー(F08) 安富洋貴:黒を背景に流れ出す蛇口の水を描いたペン画です。

いつき美術画廊(C06) 岩田壮平:先日の損保ジャパンにも展示がありました。日本画らしからぬ鮮烈な色彩が見る者を圧倒します。

GALLERY DELAIVE(F20) ロッカクアヤコ:無邪気な少女が遊び、また駆けるメルヘンチックな世界が壁面に壮大なスケールで描かれます。ライブペインティングも実施中でした。

ギャラリー戸村(B09) 高松和樹:版画から手彩色による絵具までを駆使して、白を基調とした木の年輪のような独特な面を作り上げます。作品の売れ行きも好調のようでした。

続いて第二会場へ移動。フォーラムを東京駅方向に出て、横断歩道を渡った真向かいのビルがTOKIAです。

こちらは一本のみの通路を挟んで左右にブースが並びます。ちなみに奥は行き止まりでした。

鎌倉県美の記憶がよみがえりました。MA2ギャラリーでの伊庭靖子です。ちなみに同画廊では2010年に彼女の個展を開催するそうです。
第二会場では無人島の風間サチコ、そして作家のお名前を忘れてしまいましたがhpgrpギャラリーのブース、それにYUKARI ARTの大畑伸太郎などが印象に残りました。
今回のアートフェアは過去最大規模の出展数とのことでしたが、率直なところ会場を一巡する限りにおいてはむしろ例年よりも活気に乏しいような気がしました。また第一、第二の二会場制も悪くはありませんが、どうしても第二会場の方が数に少なく見劣りしてしまう面は否めません。

なお国際フォーラム内のエキジビジョン・スペース(フォーラム1階、アートショップ内)にて、昨日よりレントゲンでも個展の始まった長塚秀人の展示が行われています。こちらも合わせてお見逃しなきようご注意下さい。

この土日の人出は如何なものでしょうか。5日の日曜、17時まで開催されています。
*会場内の撮影については各画廊の許可をいただいています。
「アートフェア東京2009」
4/3-5

東京国際フォーラム、及び隣接の東京ビルTOKIAで開催中の国内最大のアートの見本市、「アートフェア東京2009」へ行ってきました。

フォーラム内、第一会場全景。初日、夜の参戦でしたが、人出はそれほどではありませんでした。

第一会場内。国内外を問わず、古美術からコンテンポラリーまでの画廊がひしめき合います。

まず目が向くのはやはり既知の画廊です。レントゲンでは内海聖史のドットが出迎えてくれます。

こちらは毎年ミニインスタレーション個展化しているミヅマのブース。山口藍のウォークイン型のオブジェが異彩を放ちます。

中はこのようになっていました。
そう長時間歩き回るわけでもないので、各画廊の作品を細かに見ることは出来ませんでしたが、それでも一目で惹かれる、また印象に残った作品はいくつかあります。以下に少しだけ挙げてみました。

泰明画廊(C09) 北川麻衣子:細密なタッチでルネサンスの名画を見るかのような物語を紡いでいます。
イムラアートギャラリー(F08) 安富洋貴:黒を背景に流れ出す蛇口の水を描いたペン画です。

いつき美術画廊(C06) 岩田壮平:先日の損保ジャパンにも展示がありました。日本画らしからぬ鮮烈な色彩が見る者を圧倒します。

GALLERY DELAIVE(F20) ロッカクアヤコ:無邪気な少女が遊び、また駆けるメルヘンチックな世界が壁面に壮大なスケールで描かれます。ライブペインティングも実施中でした。

ギャラリー戸村(B09) 高松和樹:版画から手彩色による絵具までを駆使して、白を基調とした木の年輪のような独特な面を作り上げます。作品の売れ行きも好調のようでした。

続いて第二会場へ移動。フォーラムを東京駅方向に出て、横断歩道を渡った真向かいのビルがTOKIAです。

こちらは一本のみの通路を挟んで左右にブースが並びます。ちなみに奥は行き止まりでした。

鎌倉県美の記憶がよみがえりました。MA2ギャラリーでの伊庭靖子です。ちなみに同画廊では2010年に彼女の個展を開催するそうです。
第二会場では無人島の風間サチコ、そして作家のお名前を忘れてしまいましたがhpgrpギャラリーのブース、それにYUKARI ARTの大畑伸太郎などが印象に残りました。
今回のアートフェアは過去最大規模の出展数とのことでしたが、率直なところ会場を一巡する限りにおいてはむしろ例年よりも活気に乏しいような気がしました。また第一、第二の二会場制も悪くはありませんが、どうしても第二会場の方が数に少なく見劣りしてしまう面は否めません。

なお国際フォーラム内のエキジビジョン・スペース(フォーラム1階、アートショップ内)にて、昨日よりレントゲンでも個展の始まった長塚秀人の展示が行われています。こちらも合わせてお見逃しなきようご注意下さい。

この土日の人出は如何なものでしょうか。5日の日曜、17時まで開催されています。
*会場内の撮影については各画廊の許可をいただいています。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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大畑さんの展示に大はまりしました。
去年の101観てないので、今回が初遭遇です。
去年の個展観たかったです。
>大畑さんの展示に大はまりしました
本当にインパクト大ですよね!私も101で一目で惚れました。
再度の個展待ち遠しいです!
あのブースだけ異質なアングラな空気が漂っていましたね。
本人も「ういちゃってます」とおっしゃっていましたが、
新作の高速増殖炉「もんじゅ」といいホームレスのいる風景といい
私にはツボ入りまくりです。
鎌倉で見逃した伊庭靖子、加藤泉のオブジェなど、
第2会場の作品が印象に残りました。
作家さんいらっしゃいましたか。私が行った時も結構な人で賑わっていました。
>高速増殖炉「もんじゅ」といいホームレスのいる風景
新作が出ていたのがまた良かったですね。
個展を二度見た気分になりました。
>加藤泉のオブジェ
あの作品も圧巻でしたね!作家本人がわざわざあのようなくたびれた鉄の台を探して置いたのだそうです。寝そべる様にぎょっとしてしまいました。