Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

「おぼえといてね」

2013年01月28日 22時19分16秒 | Weblog
最近、ドイツ語の授業で、必死にカードを使って授業してます。
例えば、手作りカルタの表側が「動詞の原型」裏が「動詞の過去分詞」。
単語帳をばらばらにした感じのカードですが、これを覚えながら百人一首みたいに取り合ってもらっています。また、単語の「女声・男性・中性」もなかなか覚えられないので、それもカードゲームにしてみたり。
おかげさまで、みなさん楽しく覚えてくれますし、ゲームに負けた人は家で復習してくれたりしています。

実力には差がありますが、よく覚えている人には、なかなか埋まっていなかったちょっとした隙間を埋めるのにいい練習ですし、ザルだった人は、その網が一つ小さくなりつつあります。

今回ウィーンに行って、たまたますごくいい先生に当たったというのもありますが、実は、前から自分の中でひっかかっていた言葉がありました。

これを読んでいる方が、どこかで「先生」と呼ばれているのであれば、ちょっと気にしてみてください。

それは「おぼえといてね。」
もちろん自分もなにげに使っていましたが...

「おぼえといてね」
歌に関しては、何度も口にしたり、歌ったり、その情景を想像したり、またドイツ語ならその言葉そのものを理解したり、いろいろ方法はありますし、人によっても違うし、人によらずとも、全部やればいいと思っています。そのためにシュリッテさんでもドイツ語やってますし、あとは自分でできることだし。みんな大人だし。私は歌の歌詞を覚える方法を教えているのではなく、どうやって歌ったらいいかを教えているのですからと、思っています。

これが子どもだと話は別で、子どもだからすぐ覚えてくれるけど、すぐ覚えたいと思わせるまでがたいへんです。そこに行きつくまでの工夫はこれから考えます。(今年また子ども向きの仕事があるので)

でも、ことドイツ語に関しては、なんど説明しても覚えてもらえないのはなぜだろう?と疑問を持っていました。で、ウィーンで見つけました。覚えられる方法で授業をやってなかったなと(反省)。ウィーンの先生は、その場でいくつかでも覚えて帰るように、いつも仕向けていました。それをやってみようと思っています。学校の先生など、よく「ここは大事だから覚えとけよ。」なんて、言ってると思いますが、「そんなん言われても、覚えられへんねんて!」と叫びたい気持ち、今ならわかります。覚え方、例えば歴史ならごろ合わせの方法を教えてもらうとか、その場で何度も反復するとか、いろいろな方法があると思うので、「おぼえといて」の一言で済ませてしまわないようにしませんか?(と、自分に言ってます)
語学は覚えたら覚えただけ、理解度が増えるのですから!
マーカーで線引くくらいで教科書全部覚えられたら、先生いらんなぁと思います。

そうそう、ドイツ語の単語を早く覚えたい方に!
筆記体で書く練習してください。筆記体で書くと言うことは、途中でペンを止めることができません。ということは、書き始めた時に、単語の全景が見えていないと書けないということです。最初はたいへんですけど、毎日書いている間に、きれいな筆記体になってきますし、単語も覚えます。特に、新しい単語ではなく、知っているのに書けない、綴りや発音を間違える単語の確認に向いています。一つの方法として、試してみてください。

過去分詞、助動詞、命令形、動詞の活用、名刺の性に格、覚えることありすぎですね。
どうやってみなさんの頭の中に残してもらうか、今週もしっかり作戦練ります!
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