今、新潟では、年間8000台以上の救急車を受け入れる救急拠点を整備するという
ニュースが駆け巡っています。
現在、一番救急車を受け入れている新潟市民病院で年間6000台、二番目の
新潟大学医師学総合病院で年間3000台ですから、規模の大きさが伺われます。
医師も150人配置するという大きな病院になります。
救急以外の外来機能もこなすためにはもっと多くの医師が必要かもしれません。
今回の医療拠点は民間病院を再編するというのですが、経営母体の違いや
スタッフの待遇の違い、診療スタイルの違いもあり、再編にはかなりの
労力が必要です。
堂前洋一郎見医師会長は、自信がある口ぶりですし、公募の締め切り、決定が
短期間に行われるので、ある程度の話し合いがされているものと思います。
個人的な想像では、西区の3病院(ないしは4病院)の再編と思われますが、
「断らない救急医療」を実践するのは大変な覚悟が必要だと思います。
医師だけでなく全スタッフの意思統一が必要です。
また、新潟市民病院や新潟大学医師学総合病院のような重症を扱う
「三次救急」まで引き受けるとなると、スタッフの数だけでなく
熟練のエキスパートの人材が必要です。
新潟市内の病院の再編成の計画が進んでいましたが、「救急拠点の整備」という
ことで一気に進むのでしょうか?
いつも患者さんをお願いしているクリニックの院長として期待しています