今日の院内での患者産向け講演会で「血圧変動(サージ)」について
お話ししました。
これからの理想的な血圧測定として、日常生活の中での血圧変動を知ることが
新しい治療法につながる可能性があるので、リストウオッチ式の血圧計が
あればいいな… という話になる予定でした。
一応、リストウオッチ式の血圧計について検索すると…
「オムロン HCR-6900T-M」
https://www.healthcare.omron.co.jp/sp/hcr-6900t/
なんと、普通の血圧計と同じカフ式で、「医療機器認証」を取得していました
2019年12月に発売されたということですが、あまり話題になっていなかったような?
(ただ、個人的に知らなかっただけ??)
スマホと連動して、血圧のデーターを記録しておくのだそうです。
これで今までの大きな「携帯型自動血圧計」よりも手軽に使えそうです。
さらに、長期間にわたって血圧記録がかのうです。
どんな血圧変動が患者さんに見られるでしょうか?
ただ、高価であることや、いくつかの気になる点もあることがわかりました。
使うためには手首サイズが適応範囲内でなければならない、電池交換や
ベルト交換は自分でできずにオムロンのサービスセンターに依頼しなければならない、
血圧は自動では測定できず、測定ボタンを押さなければならない、起立時や
歩行時には測れない、スマホが必要、などの問題点があります。
さらに、耐用期間があまり長くないというのも気になります。
これからさらに改良が進められて、もっと使いやすいモデルが出てくると
思いますが、ウェアラブル血圧計の導入で高血圧の治療が劇的に変わる
可能性がありそうです