Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

通常国会・・野党の抵抗戦術も政治活動の内だろうが

2024-03-03 14:36:09 | 国際・政治
昨 3/2、この元旦 2日に生じた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故に際し犠牲となった 海保関係各位 5名の公葬が執り行われた由。1日遅れとはなったが、能登半島地震こと北陸能登震災救援対応中に遭難されたこの方々に対し、改めての弔意を表したい。

次に 進行中の第 213通常国会。昨年来の与党主要派閥による政治資金問題対応もあって 滞り気味の印象もあったが、異例ともされる土曜審議などもあって 来年度予算の今月中、つまり今年度中成立を確実にしたのは曲がりなりにも評価したい。

何しろ、元日発生の 能登半島地震こと北陸能登震災に向けた、引き続きの救援と復興支援の為の予算も含まれ、早い適切な執行が強く望まれるからだ。野党側は第一勢力、立憲民主(以下「立民」と略記の場合有)などをメインに 長時間の演説などの所謂「フィリバスター戦術」などで政治資金問題質疑などへの抗議姿勢を示した様だ。

抗議や抵抗とか自体は正当な政治活動の内でもあろうが、余りの長時間は「貴重な国家予算の浪費」とみられても仕方あるまいて。以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「徹底抗戦の方針貫けなかった立憲民主、『腰砕け』の対応に・・反発招いた フィリバスター」

2024=令和 6年度予算は 3/2、異例となる「土曜国会」を経て衆院を通過し、今年度中の成立が確実となった。大きなヤマを越えた政府・与党は安堵(あんど)の声が広がった。立憲民主党は当初の徹底抗戦の方針を貫けず、「腰砕け」の対応となった。

「(今)年度内の成立が確実なものでないならば、被災自治体においても備えをしなければならない。石川県の 馳 浩(はせ・ひろし)知事から『安心して復興・復旧に取り組むことができる』という言葉もいただいた」

岸田首相は 3/2の衆院本会議で予算案が可決された後、首相官邸で記者団にほっとした表情で語った。予算案には 能登半島地震の復旧・復興のための予備費 1兆円が計上されており、予定通りの執行が確実となった。

首相は 予算案の年度内成立が確実となる 3/2までの衆院通過に強くこだわった。不測の事態で年度内成立ができず、(自民)党内の求心力が低下する事態を避けたい考えもあったとみられる。首相自らの衆院政治倫理審査会に出席するという 過去に例のない対応を取ったのは、首相の強い思いの表れだった。

立民は 予算案の 3/2までの衆院通過を阻もうと 3/1、小野寺五典(おのでら・いつのり)予算委員長(自民党)の解任決議案と、予算案の担当閣僚である 鈴木財務相の不信任決議案を衆院に提出するなどしたが、抵抗戦術は 1日だけで取りやめた。

きっかけは 小野寺氏の解任決議案が議題となった 3/1の衆院本会議で、立民の山井和則(やまのい・かずのり)衆院議員が行った 2時間 54分の趣旨弁明演説が不評だったことだ。

長時間にわたって演説するフィリバスター(議事妨害)に、日本維新の会と国民民主党は「昭和の政治だ」と反発。鈴木財務相の不信任決議案の採決でそろって反対に回ると、立民は 3/1深夜、予算案の 3/2採決で自民と大筋合意するなど、方針転換せざるを得なくなった。

主要野党で不信任決議案に賛成したのが 立民以外では共産党だけだったことから、自民内には「『立憲共産党』批判を恐れ、引いたのではないか」との見方が出ている。立民幹部は「予算案の年度内成立は確実となり、他の野党の信頼も損ねた。うちだけ損をした格好だ」と肩を落とした。

予算案の審議は 3/4から参院に舞台を移す。野党は 派閥の政治資金規制法違反事件を巡り 参考人招致や証人喚問をちらつかせ、追及を続ける構えだ。予讃案の年度内成立を期限ぎりぎりで確定させたものの、首相の苦境は続きそうだ。(引用ここまで)

与党自民主要派閥の政治資金問題追及に臨む 山井立憲民主衆議の、長過ぎる趣旨弁明演説・・即ち「フィリバスター」の出方もさる事ながら、この演説向けの資料が両手でも持ちかねるレベルの紙束だった事も象徴的だ。正に「昭和の手法」そのものではないか。これがタブレットや USBメモリーなどデジタル機器や媒体を使ったものだったら、演説時間を少しは短縮できたのではないか。

尤も、山井衆議やその取り巻きの立憲民主関係各位に そうした新しい機材を 国会質疑向けに使いこなす意思があるかどうかは別問題だが。使い難くしている規定も 或いはあるかも知れない。そうであるなら、そうした規定を率先して見直し 改良を図るのが野党側の責務の内とも思う者だが。

改めての主張だが、国会質疑に 山の如き紙資料を持参するのは徐々にでも良いからやめにする方向にすべきではないか。民業は勿論、行政や地方自治にもデジタル化の波は確実に押し寄せている。

政治だけがデジタル化の例外・聖域視される様なポンコツ思考は 決して国民的理解を得られぬと思うがどうか。今回画像は振り返り恐縮。先年 岐阜・長野両県境付近で目撃の、JR中央本線を名古屋から長野方面へと向かう 在来線特急列車「しなの」の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
コメント (4)
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