極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギー政策を議論しよう。

2011年05月14日 | EMF安全保障





【2030年持続可能未来計画】

1.解析手順
 1)エネルギー技術評価
    ・ 二酸化炭素排出量(Carbon-dioxide equivalent emissions
    ・ 大気汚染死亡率(Air pollution mortality)
  ・水の消費量(Water consumption
  ・地球の環境容量(Footprint on the ground and total spacing required

  ・資源量(Resource abundance
  ・瞬間最大需要量(Ability to match peak demand
  ・野生生物、熱汚染、水質汚染の影響(Effects on wildlife, thermal pollution, water pollution

 

ファイル:Highlight Findings of the WA S0E 2007 report .gif

 2)最適エネルギー供給技術:資源、素材、需供バランス、価格、政策

2.発電/自動車の個別評価

 1)発電技術
  ・風力(Wind turbines
  ・太陽光(Solar photovoltaics
  ・地熱(Geothermal power plants
  ・潮力(Tidal turbines
  ・波力(Wave devices
  ・集光太陽熱(Concentrated solar power
  ・水力(Hydroelectric power plants
  ・原子力(Nuclear power plants
  ・二酸化炭素除外付石炭火力(Coal with carbon capture and sequestration
 2)自動車技術
  ・電気(Battery-Electric Vehicles
  ・水素燃料電池(Hydrogen Fuel Cell Vehicles
  ・玉蜀黍バイオエタノール(E85)(Corn ethanol
  ・セルロースバイオエタノール(E85)
Cellulosic ethanol





















以上の参考資料はMark Z. Jacobson スタンフォード大教授の‘A Plan for a Sustainable Future’
からなる。注釈を加えると、(1)水力がランキング下位に位置し、(2)風力発電がト
ップに位置し、予想通り、火力、原子力はランキング外になる。尚、火力には石油
液化天然ガスも含まれている。(3)ベストミックス技術に、300MW級のCPS(太陽熱)
が20%も組み込まれているのが特徴というか意外な結果に思った。これを受けわた
しなりの感想と議論を整理すると次のようになる。

1)風力依存50%だが日本国土においては現行システムは過疎地に建設
2)確かに、風速分布、太陽光分布を比較すると風力が有利であるが、巨大な建造
 物で低周波騒音の発生源となり、感覚的に好きでない
3)‘自己否定型風力発電システム’つまり、ダイナモの摺動部を非接触型にすと
 とか、コアンダ効果を利用した圧電素子型の風力発電などで小型分散するとかの
 積極的な開発研究を要す
4)太陽光発電は下表のごとく(『プロジェクト・ヘーリオスのはじまり』)政策
 的に創意工夫すればコスト面は問題ないが、生産過程での二酸化炭素排出量の抑
 制に関しては研究開発を必要とする
5)日本型ベストマッチングを想定するなら、風力30%、太陽光50%以上がわたし
 ザックリとした中間集約だ。
6)そして、この報告書の集約にもあるように‘up-front cost’が重要であることは
 言うを待たない

  表 総電力太陽光発電供給試算例



※設置費用に関しては、スケールメリットを除外(固定)。従って、仮に、1/2 として仮定
 すれば総電力費は1/2以上の逓減が期待できる。そのためのシステムとして、全国(世界)
 の施工主体のネットワーク化を政府主導で推進し、工法及び高度施工設備の共有化・レン
 タル化を推進すれば、原則的に人件費の差異のみとなり普及促進できる。10年後には、恐
 らく世界一のソフトエネルギー立国になる。と、言うことは裏返せば半導体をはじめとす
 る先端技術のトップ・ランナーをも意味し、この政策を世界に向け発信すれば、計画に関
 わったひとたちの名前が歴史上に刻まれることとなる。もしかして‘Rising Sun 17 と呼ば
 れる日が来るかもしれない。

 尚、この試算の耐久年数は10年として計算している。


 

※ E&ES article on ranking energy solutions to global warming, air pollution, and energy security
※ Op-ed New York Daily News, Nuclear vs. Renewables, March 20, 2011
Video of the worldwide modeled transport of radiation from the Fukushima Dai-ichi nuclear plant



5月12日(木)19時16分配信 読売新聞
津波の襲来確率、初の公表へ…地震調査委員会

5月14日(土)11時53分 産経新聞
60代男性、福島第1で作業中に死亡 被曝線量0.17ミリシーベルト 

                                   合掌

5月14日(土)2時4分 時事通信
免疫拒絶反応起きる場合も=マウスiPS細胞、移植で―米大学

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 即席ラーメンを極める。 | トップ | 馬毛島の‘Three Kingdoms ’ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

EMF安全保障」カテゴリの最新記事