楽しげな パラグライダー 見上げるは シャコバサボテン 昼下がる伊吹
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【非接触給電システム】
いま、電気自動車が熱い。しかし、充電が面倒だと
いう欠点をもつが、将来はその心配もいらないとい
う。それは、非接触給電システムがあるからだ。年
配のひとなら、「トロリーバス」といえば分かり良
いと思うが、給電が非接触というのがみそ。
非接触給電システムは、コネクタやパンタグラフな
どの物理的な接触をせずに車など移動体へ電気エネ
ルギーを供給するシステム。昭和飛行機工業が、平
成17~18年度で実施したNEDO省エネ・先導研究フ
ェーズで、マイクロバス用の非接触給電装置(IPS)
を開発し、引き続き平成19~20年度の実用化開発フェ
ーズで“多くの市場で実用レベルで使用できる非接
触給電装置を開発”するプロジェクトを展開。非接
触給電システムの原理は、電源供給側の1次コアと
受電側の2次コアをエアギャップを介して磁気結合さ
せることにより電磁誘導作用で1次コア(電源供給側
)が高周波交流電流によって電磁エネルギーを発生
させ、それを2次コア(受電側)が電気エネルギーに
変換して電力供給を実現するシステムだ。分かり辛
いかな ^^;。
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特許:P2008-87733A
「非接触給電装置」
【特徴】
走行距離に応じて電池容量が低下→停留所やターミ
ナルなどで停車する度に、非接触給電により充電→
バッテリーサイズの小型化→車体重量の軽量化→走
行距離を長くする→CO2の削減にも貢献。結合係数
が高い平面のコイルを照準→車の停止させるまで電
気を送らずに通信だけを行い→停止後に運転手が電
力スイッチを押すことで電力を送る通信システムを
構築(特許申請中)。電気ケーブルの縞模様の撚り
を入れることにより、ケーブルの抵抗を低減→海外
社製と同じ30kWの給電装置比較、86%であるのに対
し、開発品は92%を達成したという。コイルとコイ
ルの間を100mmとすることにより(海外社製は50mm)
走行に支障が起きないばかりか、給電時も特別な仕
組みを作らなくてもよいシステムだという。
図 電磁漏洩等価回路
厚さを薄くする→車の下に設置→小型化で低コスト
(周波数の設定や中心部をくりぬく径の決定=形状
係数は検討中)。コイル内のリッツケーブル(細い
ケーブル)に工夫→従来の海外社製より細くし本数
を増やして表面積を増やす→高周波電流の抵抗を小
さくする。線の束ね方の工夫→同じ方向に流れる電
流を互いに打ち消し合う現象を抑制→効率を高める。
通信アンテナの設置場所→コイルの中心→逆に安定
受信できる→車の下にある給電場所を探す方法→地
面に埋設されている電源供給側のアンテナと、車の
下にある受電側のアンテナ同士が一番近い場所→真
上が一番出力電圧が高い→運転席でランプ点灯する。
【ビジネスの将来性】
ひとえに電気自動車の市場にかかっているが、現行
の電気機関車にも応用できるので有望だ(パンタグ
ラフ消え、現行レールが二本が三本(給電側の埋設
配線)→文質彬彬型社会の施設整備に役立つ。また、
通信システムも含め、ソーラセルと「スマートグリ
ッド」を通して、このシステムは組み込めるのでそ
ちらの貢献が大きいと思われる。反面、燃料電池型
(→水素燃料型)自動車の実用化との競合になるが
当面は電気自動車の普及が2020年までは先行するの
で、昭和飛行機工業株式会社の株は買いだろう。
特許:P2009-66475A
「接着剤の塗布装置」
同社はこの他にハニカムコア(ハニカム素材→建築
材用芯材、車両用芯材、家具材用中芯、整流用、緩
衝用、航空機宇宙、自動車向けのハニカム加工をビ
ジネスとしており、ハニカムコア製法にインクジェ
ット印刷機にて加工する方法の提案などしていて、
ネオコンバーテック(ネオコン)技術の応用展開を
企画考案するわたし(たち)の動きに同調するユニ
ークな企業だと評価したい。
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JHFC
【エネファーム】
そんなことを考えていると、あの米国がCO2の削減
目標値を発表した(「米ホワイトハウスは25日、米
国が温室効果ガスの排出量を2020年までに05年比で
17%削減するとの目標を発表」)。後は、中国とイ
ンド、ブラジルだ。日本の産業NOPは、「国境なきグ
リーンワークス旅団」(仮)を組織し日本の技術を
世界に貢献させよう。そのためのモデルは日本国内
で至急確立し、グリーン寄付徴募法を成立させ(免
税措置)、「金だけでなく汗も」の実践だ ^^;。
燃料電池の技術進歩が早まってきた。かって、モバ
イルパソコン用のバイオ・エタノールを燃料の電池
としてマイクロ燃料電池の研究調査おこなってきた
ものとっては歓迎すべき状況であるはあるが、大が
かりな分野として、家庭用と自動車用の実用化にス
ポットが当たっている。特に注目すべきは、家庭用
で都市ガス(天然ガス)を燃料とするものの普及が
実現しそうである。但し、バイオマスという観点か
らは、CO2の排出量の削減への貢献については疑問
が残り、水素ガス(非炭素化合物)以外はバイオマ
ス由来度測定による履歴が明確なものしか使えない
ように義務つける必要がある。家庭用といえどもそ
の例外規定は禁止する必要がある。
非カルノーサイクル系の燃料電池の弱点は(1)高
価(2)寿命が短い(3千時間)といことにつきる。
理想をいえば、水素発生細胞を使った光合成やそれ
を人工模造したシステムから得た水素ガスを原料と
するのが一番いいのだが、前者は生産性が悪く、後
者は非貴金属触媒系模索中で実用化とは程遠い(→
関連基礎研究費が今回の事業仕分けで削減されない
ことを祈る)。
サッポロビールの場合
バイオマス由来度測定
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シャコバサボテンとは、サボテン科シュルンベルゲ
ラ属に属するサボテンの一種の多年草である。冬場
(クリスマスの時期)に開花することから「クリス
マスカクタス」とも称される。ブラジルのリオデジ
ャネイロ州の高山を原産とするサボテンの一種であ
り、葉は多肉質で縁にぎざぎざがある小判型の形状
をした葉柄が接続されており、その先の花をつける。
葉の縁が丸みを帯びているものを「カニバシャボテ
ン」という。開花期は10月頃から1月頃にかけてであ
り、花は7cm ほどになる。南米原産の 「シャコバサ
ボテン」。花言葉は「美しい眺め」。
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