極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

クレムリン、天安門そしてワシントン広場⑥

2022年07月29日 | 環境リスク本位制

  

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国時
代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)の兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひこにゃん」


1.エゴノキ 2.ハクウンボク 3.ヒイラギ 4.モクセイ
5.イボタニキ.

【樹木×短歌トレッキング:エゴノキ】

  息の緒に 思へる我れを山ぢさの 花にか君がうつろひぬらむ   
   
                    作者不詳 巻7-1360

エゴノキは日本全土に分布する落葉樹。5月から6月にかけて小枝の先に
短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつけ、秋には卵形の果
実が熟す。樹形は野趣に富むことから、雑木の庭の植栽材料としてよく利
用されるようになった。花や葉に変異のあるものが見られ、ホソバエゴノ
キ、テリハエゴノキなどの変種があるほか、萼がピンク色のベニガクエゴ
ノキや小花のヒメエゴノキなどは品種として扱われているが、古くから親
しまれてきた万葉植物の一つで、和名の由来は、果皮が有毒でえぐみがあ
ることによる。昔はこの果実をすりつぶして川に流す漁法が行われていた
といわれる。



【男子厨房に立ちて環境リスクを考える】
□ 7月27日の廃プラごみ排出量:0.6 kg

□ 7月29日の燃えるごみ排出量:4.3 kg




【再エネ革命渦論 016: アフターコロナ時代 286】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」

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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③水電解に
④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧なシステ
ムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体的に想定した
だろうか。その旗手として常に日本や世界の若者達の活躍があったのだ。
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技術的特異点のエンドレス・サーフィング
      再生可能エネルギー革命 ➢ 2030 ⑱
 変換効率30%超波長分割3接合コロイド量子ドット太陽電池
7月27日、東京大学の研究グループはコロイド量子ドット太陽電池(図1)
を用いた波長分割3接合太陽電池を作製し、赤外吸収太陽電池を用いた多接
合太陽電池として世界最高性能となる変換効率30%超を達成。


図1.量子ドット太陽電池の断面電子顕微鏡像 図2 波長分割3接合太陽電池構造

コロイド量子ドット太陽電池は、塗布製造できる低コストの赤外吸収太陽
電池。コロイド量子ドットを用いると、ウエットプロセス利用が可能なた
め、太陽電池基材の選択の自由度が高く、軽量で屈曲性のある太陽電池の
作製が可能です。また、Ⅲ-V族化合物2接合太陽電池 (InGaP/GaAs)薄膜
を基板からはがすリフトオフ技術の進展により、高価な基板の再利用が可
能になり、高効率を維持しつつ低コスト化が見通せるようになっており、
汎用性が高くなることが期待できる。
 今回の研究では、ZnOナノワイヤとPbSコロイド量子ドットを組み
合わせ、コロイド量子ドット太陽電池を作製。この組み合わせにより、太
陽光で生じたキャリア(電子または正孔)の輸送特性を維持しながら、光
吸収量の増加を実現。量子ドットの吸収領域制御を行った上で、ZnOナノ
ワイヤ集合体に充填することで、混合層を1 µm程度まで厚膜化し、赤外光
の捕集効率を高めて太陽電池の短絡電流密度として39.8 mA/cm2を達成した
(図3)。さらに、コロイド量子ドット太陽電池を、従来からあるⅢ-V族化
合物2接合太陽電池(InGaP/GaAs)に組み合わせ、新たに波長分割3接合太
陽電池(図2)を作製。InGaP/GaAsの2接合太陽電池の吸収端(870 nm程度)
よりも長波長の太陽光でも、2接合太陽電池の短絡電流密度よりも大きな
17.3 mA/cm2を発生させることが可能となった。その結果、InGaP/GaAs の
2接合太陽電池と組み合わせた波長分割3接合太陽電池の短絡電流密度は、
量子ドットボトムセルの光電流で律速されることがなくなり、変換効率と
して、2端子接続で30.6%を達成できた。ウエットプロセスで作製した赤外
吸収太陽電池を用いた多接合太陽電池で、30%超を達成したのは世界初。


図3.波長分割3接合太陽電池を構成する3つのセルの分光感度(太陽光ス
  ペクトルを灰色塗りつぶしで示した。注)太陽光フォトン流を電子数
  に換算)

図4.多接合太陽電池 (a)太陽光スペクトルの光電変換区分の例、(b)
  積層型3接合太陽電池、(c)波長分割3接合太陽電池(本研究で採用した
  タイプ)
 日本のカーボンニュートラルの実現には、再生可能エネルギーの主力で
ある太陽光発電の普及拡大が不可欠。本研究を発展させ、低コストで、軽
量化と高効率化を兼ね備えた太陽電池を実現できれば、従来の太陽電池の
設置環境に加え、狭小地や、車両や航空機などの乗り物への利用も期待で
きる。
【関連論文】
❏ 原題:Spectral Splitting Solar Cells Constructed with InGaP/GaAs Two-Junct-
      ion Subcells and Infrared PbS Quantum Dot/ZnO Nanowire Subcells ;InGaP/
     GaAs二接合サブセルと赤外線PbS量子ドット/ZnOナノワイヤサブセルで構築
    されたスペクトル分割太陽電池, ACS Energy Letters, july. 9, 2022, 
    DOI:10.1021/acsenergylett.2c01380
   補足情報事例:実験方法及び結果(図S4)

✔ 簡単に言うと、スマートでタフなハイブリッドでマルチジャンクション
 型太陽電池ということになるが、実用/商用に向け猛ダッシュを期待。

               
生体触媒で二酸化炭素からプラ原料を合成
7月27日、大阪公立大学の研究グループは、バイオマス由来化合物であるピ
ルビン酸に二酸化炭素を結合させ、脱炭酸リンゴ酸脱水素酵素とフマル酸
ヒドラターゼの2つの生体触媒を使って、不飽和ポリエステル樹脂の原料
であるフマル酸の合成に成功。フマル酸は、生分解性プラスチックである
ポリブチレンサクシネートの原料として石油由来で合成されているが、二
酸化炭素やバイオマス由来化合物での合成が実現。二酸化炭素削減を目指
して広く研究されている人工光合成では,二酸化炭素を一酸化炭素やメタ
ノール等,炭素1つの有用物質や燃料となりうる物質に還元するものが主
流。一方,天然光合成では,二酸化炭素は直接還元されず,有機化合物に
結合した後,ブドウ糖やデンプンに変わっていく。そこで,この天然光合
成の流れを模倣し,減らすべき二酸化炭素を原料として有機化合物に結合
させ,プラスチック製品等の耐久性のある素材に変えることができれば,
二酸化炭素削減へ貢献できる。一例として生分解性高分子ポリブチレンサ
クシネートはフマル酸を原料として作られているが,合成原料は石油由来
であり,二酸化炭素やバイオマス由来化合物から作る方法が望まれている。
研究グループは,脱炭酸リンゴ酸脱水素酵素(ME)を用いて二酸化炭素を
バイオマス由来化合物であるピルビン酸へと結合させ,L-リンゴ酸を生成。
その後,フマル酸ヒドラターゼ(FUM)を用いて,L-リンゴ酸に脱水反応を
連結させることでフマル酸の合成を実現。これにより,25時間の反応でピ
ルビン酸の約14%をフマル酸に変換が可能となった。

【関連論文】
❏ 原題:Biocatalytic fumarate synthesis from pyruvate and CO2 as a feedstock,
Reaction Chemistry & Engineering, Mika Takeuchi and Yutaka Amao,
https://doi.org/10.1039/D2RE00039C
追記:すでに人工光合成技術への応用として,光エネルギーを用いたフマ
ル酸合成研究を始めている。この技術が達成できれば,光エネルギーを用
いて二酸化炭素を原料とする高分子を合成する新たな人工光合成系
が誕生
する。注目だ。

 界面抵抗を2800分の1の全固体リチウム電池
   緩衝層導入で化学反応層形成を抑制

7月27日、東京工業大学と東京大学の研究グループは、全固体リチウム電池
において硫化物固体電解質と電極材料の界面に化学反応層が形成されると、
極めて高い界面抵抗が生じることを解明したと発表した。この界面に緩衝
層を導入すれば、界面抵抗は2800分の1に低減され、電池は安定動作するこ
とを実証。
【要点】
1.硫化物固体電解質と電極材料間における高い界面抵抗の起源が、化学
 反応層であることを解明 
2.厚み10 nm程度の固体電解質を界面に導入し、化学反応層の形成を抑制
 することにより、界面抵抗を1/2,800に低減することに成功 
3.高速充電や安定な電池動作など、全固体リチウム電池のさらなる高性
 能化に貢献 

【概要】Li3PS4固体電解質とLiCoO2電極材料が接して界面を形成すると、
LiCoO2電極表面から約10 nm深さまでの構造変化や硫黄の拡散が生じること
が分かった。これが化学反応層であり、それが界面に存在すると、極めて
高い界面抵抗が生じ、電池動作しなかった。しかし、この界面へ緩衝層(
Li3PO4薄膜)を導入すると、化学反応層の生成を抑制し、原子レベルで秩
序だった界面の構造が維持できた。これが低い界面抵抗の実現につながり、
安定した充放電が可能となった。また、硫化物固体電解質と電極材料間の
界面について、界面抵抗の定量評価に初めて成功した。


図1.(a) 作製した薄膜型全固体Li電池の模式図。(b) Li3PS4硫化物固体電
解質とLiCoO2電極の界面に緩衝層としてLi3PO4酸化物固体電解質を導入した
場合の模式図。(c) Li3PO4緩衝層を導入しない場合のサイクリックボルタ
ンメトリー法による測定結果。鋭いピークは観察されず、充電・放電反応
が起きていない。(d) Li3PO4緩衝層(厚さ10 nm)を導入した場合の測定結
果。3.9 V vs. Li/Li+で充電・放電反応を示した。

図2.透過型電子顕微鏡法による界面の観察像:(a) Li3PS4とLiCoO2の間に
化学反応層が形成されている。(b) Li3PS4とLiCoO2の界面にLi3PO4緩衝層を
導入すると、Li3PO4とLiCoO2の界面が原子レベルで秩序立った構造が堅持さ
れている。LiCoO2内の明るい白丸は、Co原子が層状に分布している様子を
反映。
【関連論文】
❏ 原題:Immense Reduction in Interfacial Resistance between Sulfide Electrolyte
and Positive Electrode, Kazunori Nishio et al., ACS Applied Materials and Interfaces,
10.1021/acsami.2c05896

わたし(たち)が40年前、これからの世界の政治経済の共同幻想的基軸
の{
先端技術本位制」を想定した折----この後、
吉本隆明は、第3次産業
から新しい産業----第4次産業を「図画像処理産業」※(『ハイ・イメー
ジ論』1989年)----の誕生を予言していたものだが、わたしたちの周りに
次々と、俗ぽっく言うと「見える化」の産業プラットフォームが誕生して
いる。このようにリチウムイオン全固体型電池の研究開発(競合)が起き、
実感最中にいる。
※「図画像処理産業」は小生が『デジタル革命渦論』(環境工学研究所
WEEF)で呼称した。そのなかで、従来からの「産業革命史観」を一から
改編しているが、その資料はウェッブ上で閲覧できない(工事中)。
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第1巻 目次
映像の終りから ファッション論 像としての文学 映像都市論 多空間
論 地図論 人工都市論 像としての音階 連結論 走行論 形態論

解体と創造、連続と非連続の現場を透視し続ける批評の力技。確信の場所
より、様々なイメージの死と誕生のドラマが紡ぎ出される。「わたしの理
解の仕方では、もう現在の未知を既知にしてくれる方法も、そんな認識者
もどこにもいなくなった。…現在が既知だとおもっていたり、おもったり
した瞬間からかれの認識は死にはじめる」。批評とは、寄せては返す波に
も似た「現在」という未知を追跡すること、またそれに急き立てられなが
ら歩むことだ。臨死体験からファッション、ランドサット映像、コンピュ
ーター・グラフィックス、都市論、地図論、音楽論、文学形態論まで、こ
の著者だけが達しえた確信の場所で、さまざまなイメージの死と誕生のド
ラマが紡ぎ出される。解体と創造、連続と非連続の現場を透視し続ける批
評の力技(解説:芹沢俊介)。 

第2巻 目次
拡張論 幾何論 自然論 分散論 パラ・イメージ論 段階論 普遍喩論 視線論
表音転移論

価値・生命・言語・神といった古典的主題への迂回を経て、さらに現在へ
と向かう世界視線より見えてくるものは? 批評の冒険。「…要約してし
まえば、どんな緊急で突発的にみえる主題も、永続的な根本的な主題のす
がたをはらんでいるかとおもうと、どんな永続的な悠久の貌をした主題も、
かならず緊急で、突発的なすがたをはらんであらわれるということだ」。
批評の冒険は、価値・生命・言語・自然・神といった、一見古典的な主題
へと向かう。伝統への回帰でも、新しい弁神論の試みなのでもない。これ
もまた、現在を追いつめ、同じに現在によって追いつめられた、のっぴき
ならない思考の身振りであり、世界視線という方法の戦略的実践なのだ。
分離と解体を経て、いまや大きく拡張された場所から見えてくるものは何
か。待望の連作第2弾(解説:芹沢俊介 )。

第3巻 目次
舞踊論 瞬間論 モジュラス論 エコノミー論 幼童論 消費論

パラダイム・シフトが起きた80年代から現在まで、世界原理の変容を様々
な場所より提示する諸論考。未知なる現在を超えて! さまざまな変奏と変
容を繰り返しながらも、著者のモチーフはいっそう明瞭になった。それを
新たな歴史哲学あるいは文明論の試みと称しても、過言ではないだろう。
「映像の終りから」に始まり、「消費論」でひとまず終結した批評の営為
は、われわれを、ありえた過去とありうべき未来をともに孕んだ現在とい
う未知の核心へといざない続けている。独創性と構想力を兼ね備えた円熟
期の代表作、ここに完結(解説:芹沢俊介)。
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 青色光エネルギーを効率的に受け渡す配位子開発に成功

7月27日、千葉大学の研究グループは、青色の可視光を効率的に吸収して付
近の金属にそのエネルギーを受け渡す、可視光活性型配位子を開発。本研
成果により、再生可能な光エネルギーを高い効率で化学反応に用いるこ
とがで
きるようになり、創薬や機能性分子合成における分子変換技術や、
金属の新し
い反応性の発見ができる。


図1.コ ンピュ ータ シミ ュ レーショ ンにてデザイ ンし た配位子 

【背景】 2010 年にノーベル化学賞を受賞したパラジウム触媒を用いたク
ロスカップリング反応(異なる 2つの化合物を結合させる反応)は、 医
薬品、生理活性分子、農薬、機能性分子などを作るうえで欠かせない最重
要技術。近年、LED や光触媒の発展に伴い、化学反応の開発では「可視光」
の持つ大きなエネルギーを化学反応のエネルギーに転用する試みが広く行
われている。特に、青色発光は紫外光に比べて装置⾯でも取り扱いが容易
であることや、青色光のもつエネルギーが分子変換のエネルギーに適して
いることから、光反応によく用いられている。上述のパラジウムの反応に
関しても同様に、従来の「熱」を反応のエネルギー源とする方法から「光」、
特に「可視光」をエネルギー源とする方法論にシフト。しかし、パラジウ
ムに「可視光」を照射する反応を用いた「配位子」は従来の「熱」をエネ
ルギー源とする方法での開発ばかりであり、光反応でデザインされた配位
子はほとんどない。
【成果】 そこで、DFT計算----密度汎関数理論(Density Functional Theory)。
電子密度やエネルギーなどの分子や原子の物性計算できる。TD-DFT( 時
間依存密度汎関数法: Time-Dependent DFT)計算を行うことで分⼦の吸収
波長等の予測が可能となる----によりてコンピュータシミュレーションを
行い分子や反応のデザインし(図1)、ジフェニルアントラセンと呼ばれ
る可視光を吸収するユニット及びホスフィン※を組み合わせた配位子が、
効率的に可視光のエネルギーをパラジウムに受け渡すと予測され、デザイ
ンした分子を実際に合成し、パラジウムと結合させて可視光の照射を行っ
た結果、配位子の光の吸収波長や、パラジウムとの錯体を形成させた後の
物性は計算値と良い一致を示した。そこで、合成した配位子を用いて、様
々な分子変換を試みる。
※ホスフィン:リン原子を含む分子のこと。リン原⼦が⾦属に配位するこ
とが可能。

■ 可視光照射による分⼦変換方法の開発
つぎに、同研究グループは、自身らの合成した配位子をパラジウムに作用
させ
可視光を照射することで、医薬品開発や原薬、材料合成等に有用反応
の開発を
行った。その結果、様々な分子と分子を結合させることに成功し
た(図2)。これら
の反応は、従来の「熱」をエネルギー源とするパラジウ
ムの反応とは全く異なる
メカニズムで進行、「光」をエネルギー源とする
ことで「熱」エネルギーでは困難な
分子変換に成功。さらに、本配位子は
従来用いられている配位子よりも効率的
に可視光のエネルギーを反応エネ
ルギーへと応用することが可能であるという
ことも明らかになる。


図2.開発に成功した反応例
【関連論文】
❏原題:A visible-light activated secondary phosphine oxide ligand enabling Pdca-
talyzed radical cross-couplings, Takahito Kuribara, Masaya Nakajima, Tetsuhiro
Nemoto, Nature Communications DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-022-31613-9
 


 ブルーライトがOLEDs劣化を促進することを実証
7月28日、トーヨーカラーが開発した高耐性ブルーライトカット剤は、長年
培った合成技術による独自の構造により、優れたブルーライトカット性能
を有する新しい素材。少量添加でブルーライトカット機能を付与でき、ま
た要望に応じてブルーライトのカット域を一定範囲で任意に制御すること
も可能です。耐光性・耐熱性が非常に高く、長期的に劣化しないため耐久
財用途に向くほか、350℃もの高温に耐える製品もラインナップしており、
これまで使用できなかった加工プロセスや過酷な使用条件でもご使用でき
る。有機ELディスプレイ(OLEDs)はその画質の高さからハイエンドモデ
ルのスマートフォンやテレビなどで採用が進んでいる、特に青色素子の耐
久性が低く時間の経過とともに画質が劣化、液晶ディスプレイと比較し製
品寿命が短いとされているが、その劣化要因の素子が繰り返し発光するこ
とや紫外線が要因とされている。実用に耐えうる適切なブルーライトカッ
ト剤がなかった。 


この程、山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンタと共同で、
ブルーライトが有機EL素子に与える影響を実証。この結果をもとに同社の
ブルーライトカット剤で現行構成と比較して電圧上昇を約60%抑制できた。
有機ELディスプレイの寿命を延ばすことが期待できるほか、より過酷な使
用環境での耐久性が求められる車載用途や屋外のサイネージなどへの展開
も可能になり、さらに、円偏光板----有機ELディスプレイに使用され、デ
ィスプレイに入った外光反射を打ち消す役割を担う----がなくても劣化が
十分に抑制できることが実証できた。フォルダブル/ローラブル端末で注
目されているCoE(Color Filter on Encapsulation)構造----円偏光板に代替す
る反射防止技術----の長寿命化に寄与するものと期待されている。

2027年,中小型AMOLED市場は3兆9,701億円

7月25日、富士キメラ総研は2022年以降のTV、PCモニター、ノートPCなど
の需要減少を受けて、パネルメーカーや材料メーカーでは不採算分野から
の撤退、事業・拠点の再編が加速するとともに、技術開発の焦点がLCDか
らAMOLEDやマイクロLEDにシフトが進む、ディスプレイデバイスの世界市
場について調査した。その結果を「2022 ディスプレイ関連市場の現状と
将来展望」にまとめた。


【要点】
1.大型AMOLED 8,063億円
2.中小型AMOLED 3兆9,701億円
3.QDインク 311億円
4.TFT基板用PIワニス 248億円

調査ではQDインク市場に注目。QD材料を樹脂に分散してインクジェットプ
ロセスに適用させた材料を対象とした。Samsung DisplayQD-CFにインク
ジェットプロセスを採用したQD-OLEDの量産を 2021年に開始したことで市
場が立ち上がった。2022年時点では,ソニーとSamsung El.の55インチ,
65インチのTVやDellの34インチモニターなどに採用されており,Samsung
DisplayがQD-OLEDの生産を増やしていることから,市場は大幅に拡大する
とみる。

✔太陽電池もみても分かるとおり、過去の経緯(いきさつ)はどうでも良
い。高品位=高付加価値なものは必ず勝つ。それにしても、日の丸白もの
家電メーカは......。



新型コロナ第7波----自分がかかっても慌てない「自宅療養の備えと心得」
2022.2.27 メディカルノート



1.解熱剤を買っておく(アセトアミノフェン)
 ※NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)を使用することも問題ない。
2.抗原検査キットを用意しておく
3.食料・飲料の備蓄
4.自宅療養中に以下の症状があれば、医療機関の受診は救急車を考える
①顔色が悪く青ざめている、②いつもと違う、様子がおかしい、③呼吸数
が多くなった:1分に20回を超える、④横になれない、座らないと息ができ
ない、⑤肩で息をしている、⑥ゼーゼーしている、⑦パルスオキシメータ
の数値(SpO2)90以下

【ウイルス解体新書 135】

序 章 ウイルスとは何か
第1節 多種多様なコロナウイルス
第2節 生存戦略にたけたウイルス
第3節 ゲノム構造
第4節 複写、複製、翻訳、遺伝学
第5節 宿主範囲、組織向性およびウイルス増殖 
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
第2節
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
第5節 感染パンデミック監視体制

第6節 エマージェンシーウイルスの系譜
第7節 新型コロナウイルス
第8節 感染リスク
第9節 感染予防・検査・治療
第10節 ウイルスとともに生きる
第11節 新種ウイルスの出現
11-1 サル痘とは何か
11-2 狂犬病ウイルス
ワクチン接種を受けずに発病した場合は、確実に死亡へ至る。確立した治
療法はなく、予後は絶望的である狂犬病は、狂犬病ウイルスことリッサウ
イルス
により引き起こされる。たった5つの遺伝子しか持たない非常に単
純な構造のリッサウイルスが、一体どのようにして免疫システムを圧倒し
人を死に至らしめるのかについて解説されている。
⮞2022.7.27 GigaziNE 「狂犬病ウイルス」が人を殺す驚異のメカニズム



第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第1節 各国の動向と対策の特徴
第7節 新型コロナウイルス
7-2 変異ウイルス
7-2-1 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウ
7-2-2 オミクロン株
1.新型コロナ 感染急拡大 2022.7.14 11:17 NHK
1-1 強い感染力裏付け「N501Y」結合の立体構造
1-2 「BA.5」従来のオミクロン株に比べ病原性高めか 動物実験結果 
  2022.7.14.NHK
1-3.オミクロン株「BA.5」急増 感染力は? ピークはいつ? 2022.7.13 
  NHK
1-4.新型コロナ オミクロン株系統「BA.5」都内で確認 検疫除き初 
 2022年5月24日 NHK
1-5 BA.5 はデルタの約5.85倍"最強"の感染力 接種からの時間経過
 も関係か 2022.7.26 AERA dot 


第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
1-1 新規ワクチン(予防接種)が誕生
1-1-1 新型コロナウイルスを中和するアルパカ抗体
1-2 ワクチン及び治療薬新規開発の加速
第8節 感染リスク
第9節 感染予防・検査・治療
第10節 ウイルスとともに生きる

第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
1-1 新規ワクチン(予防接種)が誕生
1-1-1 新型コロナウイルスを中和するアルパカ抗体
1-2 ワクチン及び治療薬新規開発の加速
1-2-1 再生医療用細胞レシピをロボットとAIが自律的に試行錯誤
1-2-3 汎変異株(pan-variant)ワクチン開発(2022.7.25)
1-2-3-1 新型コロナどの変異株にも効くワクチンを開発中

風蕭々と碧い時代


Imagine Jhon Lennon



アルバム『テレサ・テン カヴァー・ベスト・セレクション』より 
曲名:香港  1989年  唄 :鄧麗君テレサ・テン Teresa Teng
作詞:荒木とよひさ  作曲:三木たかし 歌謡曲

星屑を池上に蒔いたこの街のどこかに
想い出も悲しみさえもいまは眠っている
この広い池球の上で暮らしてる人達
誰もみんな帰るところをもっているはす
あゝ人はまぽろしの夢を追いかけて
生きているだけならぱ儚すぎる
何故にわたしは生まれてきたの
何故に心が淋しがるの

銀色の翼をひろげまだ知らぬ異国へと
いつの日か旅立つならぱそばに愛する人
時が過ぎ時代が変り若き
日をふりむ吉
心だけが帰るところはきっとこの街
あゝ人は夢ごとの過去を懐しみ
かえがたい優しさに気付くけれど
何処へわたしはたどり着くの

何処へ心を運れてゆくの
あゝ人はまぽろしの夢を追いかけて
生きているだけならば拶すぎる
何故にわたしは生まれてきたの
何故に心が淋しがるの

● 今夜の寸評:クレムリン、天安門そしてワシントン広場 ⑥

くそ忙しいとはこういうことなのだと思った。
町内の行事が突然中止なり、濃厚接触の恐れもあるというので、抗原検査
キットを彼女が駆けずりまわり探しやっと手にいれ検査し、二人とも「陰
性」でホットしている矢先、近所で車上荒らしが起きたり、消毒ツールや
解熱薬などを揃え、行動制限を行うなりして予定も立たない。それにして
自公政権の二度目の失態(同情心もあるものの)。そこにきて、"ヨシ
フ三兄弟国"と”お騒がせトランプ”の陰する米国。

 
Source The Jerusalem Post
環境リスク本位制時代:宇宙ごみ考①
中国のロケットが数日後落下してくるって、何処に!?

ブログ対象記事が山積み状態。この続きは、後日掲載する。

コメント
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