極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エーデルワイスと楽市楽座

2009年08月18日 | 政策論



海上の帝国の夢 消え去るも 残り咲くはエーデルワイス


 二千花『エーデルワイス』

ユーラシア大陸の中緯度山岳地帯に広く分布するほか、
南米アンデス山脈にも自生している。ヨーロッパアル
プスやピレネーに自生するエーデルワイスLeontopodium
alpinum
はミュージカルサウンド・オブ・ミュージック
の挿入歌になった高山植物として知られている。原語
は独語のEdelweiß(エーデルヴァイス)で、「高貴な白」
との意味。オーストリア共和国、スイス連邦の国花と
して有名。薄く雪をかぶったような白い花を咲かせる。
花のように見えるのは花序の周囲を飾る苞葉と呼ばれ
る葉で、その表面に白い綿毛が密生しているため雪を
かぶっているように見える。日本には北海道から中部
山岳地帯にかけて5種と2変種が分布する。主に高山
帯に自生する(低山から亜高山帯に分布する種類もあ
る)。花期は6月から8月。


 ジョン&ジュリー『エーデルワイス』

エーデルワイスを身近で見たことがないが、誕生花だ
というのでイメージを掴むためネットサーフ。そんな
折、第二ポエニ戦争のハンニバルのアルプス越えを思
い浮かべ、西地中海の覇者、古代海上帝国カルタゴの
盛衰を考えることに。優れた文化を構築した、穏健な
フェニキア系都市国家民族がギリシャ、ローマと覇を
競うにはポルトガルと同様に寡少の人口に弱点があっ
たのではと腑に落としつつ「覇権の空しさ」の反問を
エーデルワイスに託し歌う。アルプスの名花「エーデ
ルワイス」。花言葉は「忍耐」。

カルタゴの遺跡


 

こんな事を書いていると、沖縄と九州で地震が時をお
かず発生している。先日の東海静岡、その前の関東、
北海道、その前の福井等の地震を群発地震とおくと相
当大きな地震の前触れととれる。警戒注意体制をとる。
取り敢えず、室内の点検を行い緊急避難路の確認を行
ない、要介護3の母親の脱出手順を彼女と確認する。
次は、一時避難の準備確認を今晩から明日にかけて行
うことに。


ファイル:Quake epicenters 1963-98.png



成長戦略としての『新楽市楽座論』

【高齢者医療制度】

 長寿医療制度(厚労省)


嘗てのブログ(『南天と公会計制度改革』)でもふれ
たので屋上屋を重ねないが、「大数の法則」から外す
(75歳で区切る)保険の基本の逸脱以外に、「年齢
階級別1人当たり医療費(年額)」(A)だけでなく
「年齢階級別総医療費(年額)」(A×人口)のデー
タも入れて検討すべきだし、加齢と医療費の数理解析
(その要因と依存性の解析)とその実態と医療費用の
削減予測解析などのデータもそろえるべきだ。

年齢階級別1人当たり医療費、自己負担額及び保険料の比較(年額)のグラフ


その上で、敢えてタブーに触れるような気持がするが
ターミナルケア」(終末医療)や「尊厳死」という
考えを拡張して、あるいは「尊厳死と終末医療」を問
う国民運動(乃至は教育運動)が重要なのではと考え
る。不思議なものだ、自分の終末を考え、「どうした
状態が自分にとってふさわしいQOL、つまり、生涯
の質」なのか自問するなんて。「死は突然やってくる
から死なのだ」という声が聞こえそうだ。




【環境政策】

環境リスク本位制下(例えば、『バーベナとウェル商
』)をまともに政府が取り上げるからには、相当、
本腰を入れなければならいない。自民党与党からは民
主党の環境政策は、経済成長を疎外し、国民生活を窮
乏?に陥れるとの批判がされている。前述の地震対策
ではないが、政府は「事前対策」と「事後対策」の模
擬予測の費用便益分析を実施すべきだろう。



なるほど、競争力を殺ぐということであれば、国際組
織下で忍耐強く協議すれば良いことだし、クーラーの
省エネのように先行することで競争力が上がるなら協
議する必要もない。環境税(炭素税・目的税・間接税)
を積極的に導入し環境推進すればいいことだ。新たな
産業とともに雇用の創出も期待される。


 Paul Krugman

問題は財政規律だが、景気対策や防災のように先行投
資型である以上インフレ的側面は避けられない(貨幣
経済と信用恐慌の回避行動の不可避的な経済現象)。
要は適度なインフレということ、これは何もポール・
クルーグマンだけの十八番ではない。その意味におい
て、米国ほどではないが、日本は調整インフレ用原資
の「赤字国債」を保有しており、『環境国債』もその
拡張概念とすれば、円安傾向側面からも環境推進商品
の競争力も上がるというものだ。これは、調子に乗り
過ぎているかな ^^;。兎も角も、わたしは経済政策で
はリフレ派なのだ
(『花水木とリフレ派宣言』)。


                         

コメント
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