さんぽ道から

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北朝鮮考Ⅱ~

2017-11-21 10:10:37 | ダイアリー


米国が北朝鮮を 9年ぶりに テロ支援国家 に再指定した。
再指定とは 1988 年の大韓航空機爆破で指定されたのが 2008 年に「核開発をしていないことを海外機関に見てもらっても構いません」と約束したので解除された こと を受けてのことです。

米国は マレーシア空港での金正男の毒殺や、ホテルのポスターを持ち帰ろうとした米人大学生を 1年以上も拘束し 重い脳障害を負わせ死亡させたこと などを挙げて 北朝鮮をテロ支援国家に再指定した としましたが、核開発を続行したことでも理由になるのでは?

テロ支援国家指定によって、交易や金融取引への制約/制裁強化が図られますが、制裁は今までと大差なく、悪い国という象徴的なイメージ制裁色の強いものが 今回の指定のようです。

よかったのだろうか?

先日トランプ政権の元 要の一人で 白人至上主義色が強すぎるとの批判で 解任された S.バノン前首席戦略官が NHKのインタビューに出ていました。インタビューを読んで 印象に残ったのは、

・今もってトランプ大統領とは話し合っている
・トランプ大統領は色々な人に会って 質問形式で 話を聞いて 政策を出している
・北朝鮮は 昔も今も中国の 従属国である  でした。


そして 今回のテロ支援国再指定で 出てきた疑問は、
中国は 朝鮮半島の核武装には反対(北朝鮮の核開発は認めない)と発言しているのに、なぜ‘属国’に 核開発を許し続けてきたのだろうか? ということ…


中国の目標は 2050年に米国と同等以上の軍事力を持ち(先日の中国共産党大会での習主席発言)米国と 少なくとも 太平洋を分割支配すること(尖閣・沖縄・西日本は中国の東海省になる)のようですが、先ずは 南沙諸島の次になるのですが 台湾・フィリピン・朝鮮半島を領土化(欧米の研究機関誌)することのようです。

これが正とすると、

北朝鮮の核武装は 中国の計画では 朝鮮半島の領土化計画とつながるものなのでしょう。また 先日の米中首脳会談で、終始 和やかな会談だったということは、米国は北朝鮮をテロ支援国家に再指定することを中国に知らせていたでしょうから 北朝鮮に怒らせたい、暴発させたい という中国の計画通り の米国からの再指定 シナリオ ということでしょう。

今月 17日から中国習国家主席の特使が北朝鮮に入って 核・ミサイル開発について話し合いましたが、金正恩最高主導者が特使に会わず?成果なく?特使は引き返しました。これも 米国との打ち合わせ通り(特使の派遣失敗の場合は 米国はテロ支援国家の再指定をする) のシナリオ ということだったのでしょう。

今後も 中国の思惑(北朝鮮暴走 → 中国の北朝鮮への進軍か 勝手な中国による北朝鮮の信託統治化)通り ということなのでしょうか?

北朝鮮が 中国の思惑通りに反応しないことを、北朝鮮の暴走がないことを、祈ります…
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