さんぽ道から

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ヘーゲル氏辞任がもたらすものは…

2014-11-26 07:20:14 | ダイアリー

米国の国防長官が辞任した。 ヘーゲル国防長官は 2013年 2月に就任したから、任期半ばということは、オバマ大統領との安全保障政策の対立で 辞めさせられたということだろう。

今後、アメリカの 対イスラム過激派、対イラン、対露、対中、対北朝鮮、対エボラ熱政策は どう変わるのだろうか? 我が国がよって立つアメリカの対外政策が変わるのであれば、変わり方によっては 日本は方向修正で 忙しくなる…

共和党のヘーゲル氏を民主党政権たるオバマ氏がその閣僚に指名した 狙いは イラン・アフガンからの兵力の引き上げを、共和党からの反対をかわすためのものであったというから、イラン・アフガンからの兵力の引き上げがほぼ済んだことでヘーゲル氏の役割は終えたということでしょう。 また 中間選挙で共和党が勝利したことで、ヘーゲル氏が オバマ氏の 対話型外交・安全保障政策に 強く異議を 力の誇示外交を 主張して 首になったということだろう。

対話か 力か の政策の良否判定は難しいが トップの意向で決められるのだろうから ヘーゲル氏は 負けるのが分かって 首になるのが分かって オバマ大統領にたてをついたのだろう。

先日 南シナ海で中国の軍事基地建設が写真報道されていた。 英国の研究機関から発表されたものだが アメリカはゆうに前から知っていたはず。 APEC時の米中会談でも 中国による南シナ海支配は 話題にはなっていただろうから アジア重視 中国重視 のオバマ外交は 中国による海洋進出は 黙認ということなのでしょう。

日本の米国頼みの安全保障は、南シナ海を中国が占有することにでもなったら日本の交易は半減してしまうので これを機に 方向転換を図るべきかも。あるいは 米共和党に使節を送って オバマ&中国に対し 共同戦線を張る時にきたのかも知れません…
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