さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

人が善過ぎるのも問題でしょ?

2013-12-10 18:30:01 | ダイアリー
韓国が防空識別圏を拡大(日本の防空識別圏を重なるものと)したことに対し、政府は、昨日、公海の上空の自由な飛行を妨げるものではないし、中国の拡張に対抗したもので、日本としては問題なしとした。

本当に問題なし?

これで中国の防空識別圏拡大に文句がつけられなくなった(隣国の防空識別圏と重なることに対して日本は相手国次第で是非を変えるという矛盾を抱えることになる)といえまいか?

韓国は、中国の唐突な防空識別設定に対抗したものとしているが、中韓、米中、米韓の事前の打ち合わせに基づいたものとはいえまいか?

中韓は、今年 6月の首脳会談で、国家間の対立と 対日強行姿勢 は中韓共同であたることした後、10月にも首脳会談を行って、その間柄は、中国に(韓国主導の)朝鮮半島の平和統一が望ましい(北朝鮮は半島統一を自主的統一と呼んでいる)と言わしめたほど。

中国(軍)はハワイまでは中国圏と かつて米軍とに会談で漏らしたというから、歴史的に見て朝鮮半島は何回も中国に占領されていることから、朝鮮半島の動向は手のひらの上のようなものでから、中国にとって、東進の障害は日本のみ。
韓国経済は年年歳歳中国への依存度を上げ今や中国向けは輸出の30%近くまでに至っている。韓国にとって輸出入ナンバーワンの顧客である中国の発展は自国経済の最重要相手国。このような背景が 中韓の接近をもたらしたのでしょう。

米中関係は、米国の海外紛争に掛ける資金や兵士の負担軽減指向から、自ずから、力から会話重視、国体・価値観や人権問題よりも 相手国を対等な関係に持ち上げることも 厭わない姿勢に変わってきた。米国は、中国の防空識別圏の拡大を、認めないとは言うものの、撤回せよとは言わずに 暗黙の了解を与えている。米中裏ではしっかりとつながっている。

米韓関係は、バイデン副大統領が韓国で、米国の反対側に賭けるのはよくないと発言して、韓国の中国寄りの姿勢をけん制したといわれたが、7 時間後、米韓両国は、この発言は中韓の関係を指したものではない(米国側の通訳のまちがい)とした。韓国の防空識別圏は、オバマ・朴間の親密関係からも分かるように、事前に、バイデン氏の離米前に、米韓で練られ、来日時にバイデン氏から(韓国の拡張に反対しないようにと)の説得があったはず? バイデン氏は中国との会談でも、韓国の防空識別圏拡張は 間接的に 中国の拡張を日本に認めさせるもので、中国の当初の目的には利するとしたはずと説明していたはず。米韓は対日政策でつながっている。

中国と韓国の防空識別圏の拡大と 米中韓の密接な関係で オバマ大統領は アジアの平和と安定を模索しているのでしょう。

菅官房長官の 韓国の防空識別圏拡大に問題なしの 発言は、米中韓連合には 従わざるを得ない との意味が込められているのでしょう。 中韓には 日本はどうにでもなるとの自信を与えた 菅官房長官の発言でした。

どうだろう…
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